Sample Collection / KitMill 自分オリジナルの、統一感のある工作ツール。

KitMillで自分オリジナルの統一感ある工作ツールをつくりました。それらに囲まれるだけで創作意欲はぐっと高まり、ますます工作に没頭することができます。

ひと手間加えることで佇まいが格上げされる、面取り加工。

面取りは怪我を防ぐために行うものですが、今回はそれだけではなく、見た目の美しさを高めるために施しました。特にアルマイトで染めた後の面取りは、市販のツールでは決して味わえない”高級感”を演出することができます。面取りには「軽金属向け彫刻カッター」を使用しました。

オリジナリティを決定づけるアルマイト

パーツごとにカラーを替えてアルマイトを施し、その組み合わせによってオリジナリティを高めました。カラーの選定と染色で、無機質なツールに「自分らしさ」を彩ります。

カバーの製作にはMAGEMAGEが便利

製作した工作ツールのカバーとなる部分には、折り曲げ機「MAGEMAGE」を多用しました。「キズ防止シート」も併用することで、キズをつけることなく綺麗に曲げることができました。

大きな薄板加工や強度の高い厚板の削り出しも1台でカバーするKitMill RZ420

今回のような工作ツールをつくるには、広い面を持った板材と強度の高い厚板の切削加工が必要になります。「KitMill RZ420」は広い加工テーブルと高い切削性能を兼ね備えているため、この一台があればものづくりの守備範囲がぐんと広がります。

サンプル製作に使用したもの

材料

曲げ加工の要不要や必要な強度によって、以下の材料を使い分けました。

アルミ薄板(A5052)

粘りと中程度の強度がある素材のため、折り曲げ加工が必要なパーツに使いました。

アルミ薄板(A5052)T=0.5~2mm

ジュラルミン薄板(A2017)

切削性が良く軽量で高強度がある素材のため、折り曲げ加工が不要なパーツに使いました。

ジュラルミン薄板(A2017)T=1.5~3mm

ジュラルミン(A2017)

構造用材として使用されている素材のため、折り曲げ加工が不要でより強度の必要なパーツに使いました。

ジュラルミン(A2017)T=5~50mm

エンドミル

板厚や加工目的に応じて、以下のエンドミルを使い分けました。

汎用エンドミル(4倍刃長タイプ)OSG製

厚板の外径切り出しと大穴を開ける際に使いました。

汎用エンドミル(4倍刃長タイプ)OSG製 WXL-4D-DE-4

汎用エンドミル(ロングネックタイプ)OSG製

厚板に小穴を開ける際に使いました。

汎用エンドミル(ロングネックタイプ)OSG製 WXL-LN-EDS-2×12

汎用超硬スクエアエンドミル

薄板の切り出しに使いました。

汎用超硬スクエアエンドミル OM-SE2SM-2-6

軽金属向け彫刻カッター

面取り加工に使いました。

軽金属向け彫刻カッター 半月LM60°

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