2020.09.12

アルマイト加工の方法

2020.09.12

アルマイトとは

希硫酸内でアルミを陽極として水の電気分解を行い、アルミ表面に酸化皮膜(アルミナ)を生成させる処理のことです。アルマイト処理を行うことで、耐食性、耐摩耗性が向上します。
また、酸化皮膜は微細孔をもつので、そこに染料を吸着させることで定着性の高い染色処理が可能です。

用意するもの

  • 電解液商品ページへ
  • 染料商品ページへ
  • 封孔剤(酢酸ニッケル)(商品ページへ
  • 電源装置
  • ブースターケーブル
  • プラスチックまたはガラス製容器 3個(容量10L程度)
  • 投げ込み式ヒーター
  • アルミ線(表面処理が施されていないもの)
  • 鉛板
  • (ホーローまたはステンレス製)
  • ガスコンロ(鍋が対応していればIH式でも可)
  • 保護メガネ
  • ゴム手袋
  • 温度計

「アルマイトキット 彩」には、アルマイト処理に必要な道具が揃っています。
別売りの染料を使うことで、色鮮やかなカラーアルマイトを行うことも可能です。(製品ページへ

※アルマイトでは希硫酸などの薬品を取扱います。やけどや失明の原因となるので、保護メガネやゴム手袋を着用して作業を行ってください。

1. 染色槽の準備

1-1|水槽に水(8L程度)を注ぎます。水槽は染色するアルミ材が収まるサイズのものをご用意ください。材質はガラス製、樹脂製のものがオススメです。また、水は精製水が最適ですが水道水をお使いいただいても問題はありません。

1-2|水に染料を溶かします。当社で取り扱っている染料の場合、水8Lに対して容器1本分が目安です。染料はお好みの色合いに合わせて調整してください。

1-3|染色液をヒーターで温めます。50度前後になるように調整してください。

2. 陽極酸化槽の準備

2-1|水槽に鉛板を取り付けます。水槽は染色するアルミ材が収まるサイズのものをご用意ください。材質はガラス製、樹脂製のものがオススメです。

2-2|鉛板を取り付けた水槽に電解液(8L程度)を注ぎます。当社取り扱いの電解液は希硫酸のため、ゴム手袋を着用し、取り扱いには十分ご注意ください。

3. 洗浄槽の準備

水槽に水(8L程度)を注ぎます。水槽は染色するアルミ材が収まるサイズのものをご用意ください。材質はガラス製、樹脂製のものがオススメです。また、水は精製水が最適ですが水道水をお使いいただいても問題はありません。

4. 封孔槽の準備

4-1|鍋に水を注ぎます。鍋は染色するアルミ材が収まるサイズのものをご用意ください。材質はホーロー製かステンレス製のものをご使用ください。また、水は精製水が最適ですが水道水をお使いいただいても問題はありません。

4-2|鍋に封孔剤を入れます。当社取り扱いの封孔剤を使用する場合は水18Lに対して容器1本分が目安です。

5. アルミ材の準備

5-1|染色するアルミ材を中性洗剤で洗浄し、皮脂などの油汚れを落とします。油汚れが残っていると染色時に色むらの原因となります。

5-2|アルミ材にアルミ線を取り付けます。アルミ線と接している部分はアルマイトがかからないため、目立たない部分に取り付けることをオススメします。

5-3|アルミ線をアルミ棒に巻きつけます。

6. 陽極酸化

6-1|アルミ材を陽極酸化槽の中に入れます。

6-2|アルミ棒を+に、鉛板を−にしてブースターケーブルを取り付けます。

6-3|電解液の中で12Vの電圧を30分程度流し、酸化被膜を生成させます。

7. 染色

7-1|洗浄槽で電解液をすすぎ落とします。

7-2|染色槽の中にアルミ材を投入し、アルミ材が水槽の壁面や底に付かないように固定した状態で30分置いておきます。当社で取り扱っている染料の色見本はこちらからご覧いただけます。

7-3|染めている間に次の工程で使う封孔槽を温めておきます。

8. 封孔処理

8-1|洗浄槽で染料をすすぎ落とします。

8-2|封孔槽で15分間煮沸します。作業の際は酸性の臭気が発生するため、必ず換気を行ってください。

洗浄槽で封孔液を落とし、アルミ線を取り外して完成です。

<廃液処理について>

電解液、封孔液、染色液は劇毒物ではありませんので、下記の手順にてご家庭で処分することができます。

■ 電解液
水で4倍以上に薄めて排水口に流してください。重曹を少しずつ入れて中和させておくとより安全です。
(※重曹を一度に大量に入れると発泡、発熱する危険性がありますのでご注意ください)

■ 封孔液
水で4倍以上に薄めて排水口に流してください。

■ 染色液
市販の塩素系漂白剤で脱色してから排水口に流してください。

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