ホーム > オリジナル製品 > KitMillシリーズ
  • KitMillシリーズ
     
  • CNCと3Dプリンタのちがい
  • KitMillシリーズ
    性能比較
  • CAMソフト
    ウェア比較
  • 加工に必要な
    5つのもの
  • KitMillシリーズの特長

はじめに

KitMillは、その名の通り組み立てキット式のデスクトップ型CNCフライスです。このページではCNCフライスとは何かをご説明し、その上でKitMillにはどのような特長があるのかをご説明したいと思います。

CNCフライスとは

一言でいえば、「コンピュータによって制御できるようにしたフライス盤」のことです。単に「CNC」と呼ぶ場合は、CNCフライスのことを指すことが多いです。

CNCとは、Computer Numerical Controlの頭文字をとったもので、直訳すれば「コンピュータによる数値制御」となります。
そのCNC用のコンピューターは、業務用ですと数百万円もする非常に高価なものですが、KitMillは一般的なパソコンを用いることで低コストを実現しています。

フライス盤をコンピューターによって制御するということはどういうことかについて、当社のmini-CNC PRXを例に説明いたします。(PRXは製造を終了した機種ですが、わかりやすい説明のために利用しています。)

小型フライス盤 フライス盤をCNC
画像はCNC化する前のフライスです。 フライスはエンドミルなどの切削工具を回転させて、切削加工を行います。
普通は手でハンドルを回してXYZ軸にまっすぐ材料を切削するものなので、フライス単体では製作できるものには限界があります。
このフライスをCNC化してみましょう。ハンドルにステッピングモーターを取り付けて数値制御できるようにします。すると、フライスを自動的に動かすことができ、手ではできなかったような複雑な形状も難なく切削することができます。その上、目を離していても自動的にイメージが形となっていきます。

接続イメージ

KitMillにはTRA100/150というコントローラーが付属しています。これはPCから送られてきたデータをモーターの動きに変換し駆動させる役割を担っています。

KitMillを使った工作手順

設計

製作する部品を設計します。
設計には、CADソフトウェア(通常、CADと略されます)を使用します。
2DCADの場合はDXFファイルを、3DCADの場合はSTLファイルを出力します。
※CADは当社で取り扱っておりませんので、用途に合わせたものを別途ご用意ください。



NCプログラム作成

NCプログラムは、KitMillをどのように動かすかが記述されたファイルです。CAMソフトウェア(通常、CAMと略されます)を使用して、CADデータを元に、NCプログラムを作成します。
※CAMはキットに含まれておりませんので、用途に合わせたものを別途ご用意ください。こちらのページからご購入いただけます。各ソフトウェアの比較はこちら



切削

NCプログラムを付属の制御用ソフトウェア(USBCNCV3)に読み込ませて部品を削り出します。



完成

バリをとって完成です。

実例として、朱肉入れ表札の加工手順を公開しています。参考にしていただければと思います。

組み立てキットについて

当社では創業以来、組み立ての楽しみを味わいながら機械の仕組みを学んでいただくという教育的意図に基づき、製品を組み立てキット式にして提供させていただいております。数十点もの部品を自分で組み立てた機械は、その後の保守や調整も自分で行うことができます。その上CNCフライスは部品をつくる機械ですから、自分のCNCフライスの改良パーツを自分のCNCフライスでつくり、オリジナリティの高い機械へと成長させていくことができます。

ご購入の検討にあたっては、ご自身が組み立てをすることについて不安をお感じになることもあると思います。その場合は下記リンクをご覧ください。具体的な組み立て方法や手順が確認できますので参考にしていただければと思います。(マニュアルはご購入されたお客様のみが閲覧可能でございますが機種によっては公開しています。)

KitMill BT100/200組立マニュアル(  28.7MB)

▲当社ではどの機種におきましても、お客様が迷うことのないよう丁寧でわかりやすいマニュアル作りを心掛けています。

▲これはKitMill RZ420が梱包されたダンボール箱の中身です。お客様が組み立てやすいように、そして、輸送中の破損がないように工夫しています。

KitMillの歴史

私たちはデスクトップ型CNCフライスの開発と販売を2003年から取り組んでいます。どの機種におきましても、長い間に蓄積された技術とお客様のご要望を結集させています。詳しくはKitMillの歴史をご覧ください。

案内

CNCと3Dプリンタのちがい

3Dプリンタは、材料を積み上げていくことでカタチをつくる「積層方式」ですが、それに対してCNCは、材料を削り取っていくことでカタチをつくる「切削方式」になります。その材料は、3Dプリンタの場合、樹脂のみに限られることが多いのですが、CNCは、木材や樹脂はもちろんアルミなども扱うことができます。

CNCは素材の特性を活かすことができる

CNCは材料そのものを削っていくため、その材料の持つ特性、たとえば、強度や耐摩耗性、耐熱性、質感などをそのまま活かすことができます。木材であれば、木目調を活かした味のある部品を作ることができますし、真鍮であれば、摩耗に強くてしかも金色に輝く美しい部品をつくることができます。そのうえ、CNCは表面をなめらかに仕上げることができます。3Dプリンタのように段差が残りません。それは造形物が小さければ小さいほど顕著に表れます。

MATHRAX様の作品「Language」 この作品は多くの部分がCNCによってつくられています。CNCはこのような木目調を活かしたぬくもりのある作品をつくることができます。

LEES様の作品「レザークラフト型絞り用木型」 革素材に名入れするための押印です(写真下)。強い圧力が掛かるためアルミが用いられています。CNCなら素材の強度をそのまま活かすことができます。また、文字を精密に削り出せることもメリットです。

Makke!様の作品「千鳥格子の焼きごて」 焼きごてには熱をよく伝える真鍮が使用されています。CNCなら素材の特性をそのまま活かすことができます。

CNCで加工された製品で、もっとも身近なものはアップルのMacBook PRO・Macbook Air・Mac Mini・iPhone、MicrosoftのSurface Laptopです。これらの筐体はすべてアルミをCNCで加工しています。CNCでなければあの質感はきっと得られなかったことでしょう。

▲「Microsoft Surface Laptop」マイクロソフトのスタイリッシュなノートPC「Surface Laptop」。この動画からは、この製品がどれほどのこだわりを持ってつくられているのかが伝わってきます。ボディにはアルミが採用され、削り出しによって高い質感が演出されています。

CNCがあれば「動くもの」を作ることができる

CNCを利用することによる最大のメリットは「動くもの」が作れるということです。動くものは、3Dプリンタだけで作ることは困難で、CNCがあってこそ実現できるんです。なぜかと言いますと、動くものには必ず「機構部品」が必要になるからなんですね。機構部品とは、歯車やリンク、あるいは、それを支えるフレームなどの部品のことで、動きをつくるには必ず必要となるものですが、それらの部品は、正確な寸法を必要としたり、強度の高い金属製の部品を必要とします。それら機構部品は、CNCでなければ製作が困難です。

CNCは一般に3Dプリンタと比較して加工精度が高く、また材料そのものを削っていくため、その材料の持つ強度などの特性をそのまま保持することができます。だからこそCNCには機構部品が作れるんですね。

島風技研様の作品「超高速クローラロボット『キューボ』」 このロボットは動きが激しく3Dプリンターで製作した部品ではすぐに壊れてしまうため、ほとんどの部品がCNCによってつくられています。ベルトまでCNCでつくられています。

したーじゅ様の作品「機械式腕時計 part2

上山孔司様の作品「トゥールビヨン3.1

この2つの時計の作品はいずれも、極めて小さな部品ばかりで、かつ、高い精度が求められるためCNCでなければつくることができません。

CNCと3Dプリンタを併用すれば、スゴイものが作れる!

なんだか3Dプリンタを否定するようなことばかりを書いているように思ったかも知れませんが、そうではないんです。むしろ、CNCと3Dプリンタを併用することで、スゴイものが作れます。たとえばロボットや工作機械、義手、ラジコン、いま流行りのドローンだって作ることができます!

▲このクルマは、大きく分けて外装部品と機構部品に分かれています。外装部品とは見た目をカッコよく演出するための部品を指し、機構部品とはタイヤの駆動部分やそれを支えるフレームのことを指します。このような外装部品と機構部品を併せ持つクルマは、3DプリンタとCNCの両方があって、はじめて実現可能となるのです。

仙頭邦章様/高橋義樹様の作品「ティラノサウルス」 この作品も、頭部は3Dプリンタで、機構部品はCNCでというように、それぞれの特長を活かしてつくられています。

BRAVE ROBOTICS「1/12 scale Transform Robot Version7.2」 このトランスフォームロボットも、外装部品は3Dプリンタ、機構部品はCNCというように、両方があるからこそ実現できる作品です。ひと昔前までは、このようないくつもの製法が混在するものは大手メーカーでしか作れませんでしたが、CNCと3Dプリンタの併用によってこんなにスゴイものが個人で作れちゃうんです。もう夢のようですね!

近年、3Dプリンタユーザーの工作の幅が広がるにつれて、CNCの人気がどんどん高まってきていることを私たちは日々実感しています。3DプリンタとCNCを組み合わせて使うことにより、ものづくりの可能性は格段に広がります。ぜひみなさんもCNCを使ってみてくださいね。

KitMillシリーズ性能比較

各機種の特徴

KitMill BT100/200

最もコンパクトな機種です。
モータ出力も大きすぎないため非常に扱いやすく、
機体も軽量のためCNC加工を手軽に楽しむことができます。
入門用や教育用として最適な機種です。

BT100 : 138,000円(税込)
BT200 : 178,000円(税込)

KitMill Qt100

最も静音性に優れた機種です。
アパートの一室で使いやすい加工機を目指しました。
騒音やそれに伴う活動時間の制約を緩和し、
創作活動をしやすくする一台です。
オプションの防音ボックスを使用することにより、
さらに騒音を抑えることができます。

Qt100 : 198,000円(税込)

KitMill SR200/420

デスクトップタイプのKitMillの中で最も加工範囲の広い機種です。
より大きなパーツの加工や、多数個取りができ、
CNCマシンであることのメリットを最大限に発揮できます。
部屋に置いても違和感のないよう、ネジやモーターの露出を少なくし、
ボディカラーには、爽やかで煌びやかなスノーホワイトを採用しました。
ロボット製作者に愛されて続けている機種です。

SR200 : 268,000円(税込)
SR420 : 328,000円(税込)

KitMill RZ300/420 NEW!

広い加工範囲と高い切削性能を両立させた機種です。
鋳鉄製ベーステーブルやアルミ押出材フレームの採用により、
安定したアルミ加工を実現しています。
また、スピンドルの高出力化や切りくず対策用の集塵ユニットなど、
最も多くのオプション類をご用意しました。

RZ300 : 358,000円(税込)
RZ420 : 428,000円(税込)

KitMill MOC900

木材加工専用に開発された機種です。
楽器からこだわりの家具まで、
木材のぬくもりを活かした作品を製作できます。
広大な加工範囲を活用すれば、
人が乗り込むような作品づくりも可能です。

MOC900 : 598,000円(税込)

KitMill AST200

最も切削性能が高い機種です。
シリーズ中、唯一鋼材の加工が可能で、
軽金属や樹脂に関しても安定して、
より速く加工することができます。
また、シリーズ中最大のZ軸ストロークにより、
高さのある部品の加工にも最適です。

AST200 : 638,000円(税込)

その他の機種

KitMill CIP100

基板加工専用に開発された機種です。
基板加工に特化した機構の搭載や
専用CAMソフトによって、より簡単に
質の高い基板を製作することができます。

CIP100 : 228,000円(税込)

CAMソフトウェア比較

当社のCAMソフトウェアは以下のように3つに分類できます。それぞれについて比較します。選定の参考にしてください。

2DCADのデータを使用するもの

2DCADで作成したDXFファイルなどを読み込んでNCプログラムを作成します。DXFはほとんどの2DCADが出力できるファイル形式です。一般的には2DCAMと呼ばれるものです。
基本的には部品の切り抜きを行いますが、2.5次元的な形状をサポートするものもあります。

Cut2D

切り抜き加工だけでなく、ポケット加工もサポートしています。切り抜きの際には、部品をタブで保持できるため、両面テープを大量に貼り付ける必要がありません。切削シミュレータが組み込まれているため、NCプログラムの確認と修正とをスピーディに行うことができます。ロボットの部品製作におすすめです。
VCarve

2Dデータと3Dデータの両方に対応しています。基本的にはCut2Dと同様の操作感となっており、Cut2Dではできない刻印や表札も製作することができます。木工やロボットの部品製作など、多くの要望にお応えできるソフトです。

比較表

名称 Cut2D
Cut2D
VCarve
VCarve
販売価格
(税込)
18,800円 (Desktop)
53,800円 (Pro)
42,800円 (Desktop)
84,800円 (Pro)
切り抜き加工
タブ加工
ポケット加工
彫刻
(表札、刻印の加工)
×
図形の描画
切削シミュレータ
読み込み可能な
2Dベクタファイル
DXF, DWG, EPS, AI, PDF, SKP DXF, DWG, EPS, AI, PDF, SKP
読み込み可能な
画像ファイル
BMP, JPG, GIF, TIF, PNG BMP, JPG, GIF, TIF, PNG
読み込み可能な
CAMファイル
CRV, PVC, V3D, V3M CRV, PVC, V3D, V3M
対応OS Windows XP(SP3), Vista, 7, 8, 8.1, 10 Windows XP(SP3), Vista, 7, 8, 8.1, 10
送付品 ディスクパッケージ ディスクパッケージ
オンライン
マニュアル

(Cut2Dのオンラインマニュアルが閲覧可能)
体験版制限 サンプルファイルでしかNCプログラムを出力できない サンプルファイルでしかNCプログラムを出力できない
製作元 Vectric Vectric

3DCADのデータを使用するもの

3DCADで作成したSTLファイルなどを読み込んでNCプログラムを作成します。STLはほとんどの3DCADが出力できるファイル形式です。一般的には3DCAMと呼ばれます。
2DCAMではできなかった3次元的な加工を行うことができます。

Cut3D

7つの工程を段階を追って進めていく操作方法になっています。各工程ごとに設定結果を確認でき、わかりやすい操作画面となっています。3DCAMを始めて使用される場合は、Cut3Dで感覚を掴んでからMeshCAMを使用してみるのがよいと思います。
VCarve

3D加工に関してはCut3Dと同様の加工を行うことができます(設定の工程は異なります)。2DCAMの機能もあるため、3Dモデルに対してポケット加工や切り抜き加工を行うことができます。機能が多い分、Cut3Dよりも操作が複雑です。3DCAMとして使用するというよりは、レリーフを作成するために3DCAMの機能が加えられたような印象があります。
MeshCAM V6

パラレル仕上げ、等高線仕上げ、ペンシル仕上げに対応しており、加工面を綺麗に仕上げることができます。等高線仕上げ、ペンシル仕上げはCut3Dではサポートしていない加工方法です。これにより、3Dモデルの側面をCut3Dよりも綺麗に仕上げられます。低価格ながら質の高いソフトです。
Fusion360

2Dと3Dどちらにも対応している無償のソフトウェア※です。CAD/CAMを統一でき、データの受け渡しの手間がなくスムーズに作業が行えます。比較ソフトウェアの中でも最も多くのCAM機能持っています。そのため、設定する項目が多く難易度としては高めになります。老舗CADメーカーAutodesk社の提供しているソフトウェアなので安心して使う事ができます。
※個人、スタートアップ、教育関係者は無償で使用することができます。詳しくはこちらをご確認ください。

比較表

名称 Cut3D
Cut3D
VCarve
VCarve
MeshCAM V6
MeshCAM V6
Fusion360
MeshCAM V6
販売価格
(税込)
39,800円 42,800円 (Desktop)
84,800円 (Pro)
26,800円 スタートアップ、個人、教育関係者は無償
(詳しくはこちら)
パラレル仕上げ
等高線仕上げ × ×
ペンシル仕上げ × ×
タブ加工
多面加工
(上下面のみ対応)
スキャロップ加工 × × ×
負荷制御加工 × × ×
モデルの分割
A軸 × ×
(同時4軸加工には非対応。設定した角度ごとに3軸加工を繰り返して加工します。)

(同時5軸加工には非対応。設定した角度ごとに3軸加工を繰り返して加工します。)
B軸 × × ×
(同時5軸加工には非対応。設定した角度ごとに3軸加工を繰り返して加工します。)
切削シミュレータ ×
(経路の確認のみ可能)
読み込み可能な
2Dファイル
DXF DXF
DXF DWG, DXF
読み込み可能な
3Dファイル
STL, V3M, 3DS, ASC, PRJ, X, LWO, TXT, SBP, WRI, OBJ STL, V3M, 3DM, SKP, 3DS, ASC, PRJ, X, LWO, WRL, OBJ
STL 詳しくはこちら
読み込み可能な
画像ファイル
× BMP, JPG, GIF, TIF, PNG
BMP, JPG, PNG, TIF ×
読み込み可能な
CAMファイル
V3D, V3M CRV, PVC, V3D, V3M
MCF Cam360
(Fusion360の形式)
対応OS Windows XP(SP3), Vista, 7, 8, 8.1, 10 Windows XP(SP3), Vista, 7, 8, 8.1, 10 Windows Vista, 7, 8, 10 Windows -64bit 7(SP1) 8.1 10
Mac OS
詳しくはこちら
送付品 ディスクパッケージ ディスクパッケージ メールにてライセンスを送付 なし
オンライン
マニュアル
(当社製)

(Cut2Dのオンラインマニュアルが閲覧可能)
なし なし
(使用例)
体験版制限 サンプルファイルでしかNCプログラムを出力できない サンプルファイルでしかNCプログラムを出力できない 日数制限 日数制限
製作元 Vectric Vectric GRZ Software Autodesk

CADデータを使用しないもの

PhotoVCarve

画像を元に、リトフェイン加工のNCプログラムを出力します。切削する深さでグラデーションを表現しており、裏から光を当てると透過度の違いにより読み込んだ画像(白黒)が現れます。
Gearotic Motion

平歯車、かさ歯車、ガンギ車など、非常に多くの種類の歯車が設計でき、CADデータを出力します。
また、NCプログラムの出力も可能で、単純に切り抜くだけなら別途CAMを購入する必要はありません。
Mach3 Addons for Mill

NCプログラムを対話式で作成します。穴あけや円の切削など簡単な形状しかできませんが、NCプログラムをテキストエディタで作成するより簡単です。
本製品はMach3のアドオンです。使用するにはMach3のライセンスも必要になります。
また、Mach3はKitMillでは使用できません。

CNC加工をはじめるのに必要な5つのもの

1.加工機本体

本体付属
・制御基板(TRA100/150)
・制御ソフト(USBCNC)
・USBケーブル

KitMillシリーズの各製品にはそれぞれ得意分野や特長があります。静音性ならKitMill Qt100、鉄を削りたいならKitMill AST200のように用途に合わせた製品を選択ください。

2.CADソフト

図面を描いて部品を設計するソフトです。平面図を書く2DCADと立体的なモデリングができる3DCADがあります。用途に合わせたものをご用意ください。

3.CAMソフト

CADデータを元にNCプログラムを作製するソフトです。NCプログラムとはKitMillをどのように動かすかを記述されたファイルです。

4.PC

動作環境
・CPU:1.4GHz
・メモリ:1GB
・対応OS:XP、7、8
※Win10はメーカーの試験で7台中2台動作不良

CNCの名前の通り、コンピューターによってKitMillを動作させます。必要なのはUSBポートと動作環境を満たしたPCです。

5.エンドミル・素材

目的に合わせたエンドミルと素材が必要です。素材の特性によってさまざまな部品を作りだすことができます。

KitMillおすすめ小物コーナー

KitMillシリーズをご購入される際におすすめの小物をまとめました。ぜひお役立て下さい。

機械組立用

Pb クロスハンドル
Pb レインボー六角レンチ T型六角レンチ

切削工具類

超硬スクエアエンドミル 4種入りお買い得セット 汎用超硬スクエアエンドミル 樹脂加工用エンドミル 基板加工カッター 土佐昌典VC
超硬スクエアエンドミル 4種入りお買い得セット 汎用超硬スクエアエンドミル 樹脂加工用エンドミル 基板加工カッター
土佐昌典VC

バリ取り工具

ニコルソンやすり ノガ・ラピットバー スポンジ研磨剤 3M
ニコルソンやすり ノガ・ラピットバー スポンジ研磨剤 3M

切削用材料

価格と品質に自信あり!!

ジュラルミン板材 POM板材 生基板 捨て板
ジュラルミン板材 POM板材 生基板 捨て板

他関連物

KitMill 材料固定用
両面テープ

1.販売価格のうち原材料に充てている割合が高い

KitMillは工作機械ですから、一番に求められるのは何と言っても加工性能です。加工性能が良くなければ、それ以外のことがいくら充実していようとも、あまり意味がありません。加工性能を高めるには、私たちの設計が優れたものでなければならないことは当然ですが、それ以前に重要なことは、お客様から頂く商品代金のうち、できるだけその多くを原材料(KitMillを構成している部品や素材)に割り当てることです。

たとえばペットボトル飲料であれば、一番に求められるのは飲料そのもの(中身)の美味しさだと思いますが、一般的に中身に割り当てられている金額は、販売価格の数パーセントと言われています。つまり100円の飲料なら、肝心な中身はたった数円ということになります。これは、中身の他に容器代や流通経費、販売手数料にどうしても多くの費用がかかってしまうからです。もしも中身の為にもっと多くを割り当てることができたなら、どんなに美味しい飲料になるでしょうか。

「どうしたら原材料により多くの費用をかけることができるか」。私たちは、それを徹底的に考えた結果、まずお客様像を明確にし、そのお客様が重要視しないサービスはできるだけ省くことで、原材料にかける割合を高めることにしました。お客様に対してあれもこれもと親切にすることは、一見とても良いことのように見えるのですが、企業というのはお客様から頂くお金だけで成り立っています。私たちはこれを、お客様に満足をお届けするために有効に使わなくてはなりません。そこで私たちは、「お客様が重要視しないことは思い切って省いてしまったほうが、結果的に満足を得ていただけるのではないか」と考えたのです。

CNCフライスを使うお客様とは一体どのような人たちでしょうか。CNCフライスは、手加工では出来ない形状の部品や強度の高い部品が作れたり、素材の特性を生かしたものや表面のなめらかなものが作れるというように、高度なものづくりが可能な機械です。ですがその反面、使いこなすには一定の加工の知識と経験、そして技術が必要です。つまり、高度なものづくりのためにCNCフライスを求められるお客様は、必然的に技術力が高い人たちではないかと考えました。

そして私たちは、そのお客様像に合わせて下記のようなサービス設計を考えました。

■ 本体を組み立てキット式で提供する

これは、「組み立ての楽しみや、仕組みを知る楽しみも提供したい」という思いはもちろんあるのですが、最たる理由は、完成品として販売する場合、価格を現在の2倍以上にするか、価格を据え置いて、原材料に割り当てるお金を現在の半分以下に削減するしかないためです。組み立てにそんなにコストが掛かるのはおかしいと思われがちですが、メーカーとしては、人材の配備だけでは収まりきれない数々の課題があります。

完成品でのご提供となりますと、お客様にとって製品はブラックボックスになります。お客様が仕組みや原理を知った上でご使用になる場合と、ブラックボックスとしてご使用になる場合では、メーカーである私たちに求められる体制はかなり変わってきます。ブラックボックスとなれば、これまで以上に厚いサポート体制と修理体制を整える必要がありますし、特に、安全対策に関しては今よりも多くのコストを掛けざるを得ないでしょう。また、お客様の手元に届いたときに精度がしっかり保持されていなければなりませんから、組み立ての専門スタッフによる念入りな調整と、運搬時にそれが狂わない厳重な梱包が必要になります。機種によっては専門業者による現地への設置と調整が必要になるでしょう。

このような理由で私たちは組み立てキットで製品をご提供しているのですが、お客様によっては、組み立てをすることが面倒と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし私たちは、肝心の加工性能を犠牲にするよりは、組み立てキット式にしたほうがお客様に満足いただけるのではないかと考えています。

■ 代理店販売はせず直販に限定する

一般的に代理店の手数料は20~30%ではないかと思います。したがって、私たちがもし代理店を通して製品を販売する場合、代理店には20~30%ほど価格を下げた状態でご提供しなければなりません。これに対応するには、原材料に割り当てるお金をその分削減するか、販売価格を上げて代理店の手数料を最初から含めておくしかありません。

学校や企業のお客様にとっては、代理店を通したほうが手続きも支払いもスムーズということもあるでしょう。しかし私たちは、お客様から頂いたお金のうち、20~30%ものお金を代理店に割り当てるよりは、原材料に割り当てたほうが、お客様に満足いただけるのではないかと考えています。

■ 技術的サポートをメールに限定する

パソコンを例に取りますと、これは電気製品の中でも使い方の難しい部類に入るものだと思います。でもパソコンの取り扱いに慣れた技術者ならば、使い方についてメーカーに電話をかけて問い合わせる人はあまりいないのではないでしょうか。これと同じく、私たちは、「KitMillを使ってくださるお客様は、一定水準の知識と技術をお持ちである」という考えから、技術的サポートをメールに限定させていただいております。

なお、自己解決の手助けとなるよう、「よくある質問と答え」の内容を充実させたり、お問い合わせ頂いた場合には、翌営業日以内にお返事をすることをお約束しており、初期不良や故障にも迅速に対応いたしております。

私たちには現在、サポート専門のスタッフがおりません。メールを受けた者が仕事の合間にご対応させていただいております。もし電話でのサポート対応までご用意するとなりますと、専門のスタッフが必要になり新たなコストが発生し、どうしても原材料への割り当てるお金が減ってしまいます。私たちは、そのことによって肝心の加工性能を犠牲にするよりは、メールサポート限定にしたほうが、お客様に満足いただけるのではないかと考えています。

▲KitMill RZ420梱包用ダンボール箱の中身。お客様が組み立てやすいように、そして、輸送中の破損がないように工夫しています。

2.所有するよろこびがある

お客様にとってKitMillを所有することは、何かを削るための手段に過ぎません。しかしだからと言って、私たちは「必要とされる機能や性能だけ備わっていればそれでよい」とは考えていません。

私たちは、お客様がKitMillを所有することで、創造意欲が高まったり、技術者としてのプライドが感じられたりというように、所有するよろこびを提供することも、大切な役目だと思っています。そのために私たちは、以下の3つに取り組んでいます。

■ かっこよくて美しいデザイン

私たちは、お客様から「KitMillはかっこよくて美しい」と思ってもらえるようにデザインに配慮しています。それはどういう意図かというと、たとえば料理をするときに、調理器具やキッチンがデザインに配慮されたものだったらどうでしょうか。料理の出来栄えにまで影響するといったことはないでしょうか。それだけではなく、料理することの楽しさや、いっしょに食べる人との会話まで変わってくるのではないでしょうか。

私たちは、お客様がKitMillと向き合うことで創作意欲が高まり、作るモノまでかっこよくて美しくなるような、創造意識を刺激するデザインを心がけています。

■ 構造的に役に立っている部品だけで美しさを表現する

かっこよくて美しいデザインとは具体的にどのようなものでしょうか。私たちはそこにひとつの哲学を持っています。それは、構造的に役に立っている部品だけで美しさを表現するということです。

KitMillには、装飾だけを目的につくられた部品はひとつもありません。 どれかひとつ部品を取り除いただけで、成り立たないほど無駄のないシンプルな構造になっています。これは、限られたコストの中で、最大限に機能美と外観美を発揮させるためです。

お客様がつくるものもきっと、機能美や外観美を求めていらっしゃることでしょう。私たちは、その気持ちに恥じないKitMillでありたいと思っています。

■ KitMillのブランドイメージに誇りをもつ

みなさんは「工作機械」と聞くと、どんなイメージを思い浮かべますでしょうか。騒音が大きかったり、油臭いといった、いわゆる3K職場(キツイ、汚い、危険)を思い浮かべる方も多いかと思います。実際、日本の映画やドラマで描かれるものづくりの現場はそういった3K職場であることが多いですし、ひどいときは銀行員に土下座しているようなシーンまで見かけます。

しかし私たちは、お客様が「KitMill」と聞いたときには、「スタイリッシュ」とか「クリエイティブ」といったイメージを持ってもらえたらと願っています。それは、お客様に所有するよろこびを提供したいという思いがあるからですが、さらには、技術者としての誇りにつながったり、使用者ご自身が周りの人たちから憧れられるような、そんな存在としてのKitMillでありたいと考えているからです。

そのために私たちは、WEBサイトのデザインからプロモーションビデオの映像、広告のデザインに至るまで、こだわりをもって制作に取り組んでいます。今までものづくりの世界では、そのような活動はあまり重要視されてこなかったように思います。私たちは、その活動の繰り返しがいつか、工作機械をスタイリッシュでクリエイティビティに溢れた存在に変え、さらには、技術者が多くの人から尊敬され憧れられる存在になることにも繋がって、ものづくり産業全体の発展にも貢献できると信じています。

▲KitMill AST200。「所有するよろこび」をかなえるために「凛々しく、美しいデザイン」となるよう、全体的に適度な丸みを帯びたデザインに仕上げています。

3.買い替えサポートサービス

KitMillを買い替える際、お客様の愛機を当社で下取りすることが可能です。下取りさせていただいた愛機は、新たなクリエイター、もしくは、全国のFABスペースに適正価格にてご提供させていただきます。詳しくは買い替えサポートサービスをご覧ください。

4.長く使うことができる

私たちはお客様に製品を長くお使いいただくため、販売終了後(製造打ち切り後)も保守部品を長期にわたって保有しています。保有期間については機種ごとに設定してあります。 詳しくは保守部品保有期間をご覧ください。

5.第三者への譲渡が可能

お客様がKitMillを使わなくなり、どなたかに譲渡したいといった場合でも当社なら安心です。譲渡された方に「マニュアル閲覧権」を購入していただくことで、マニュアルをご覧になったり、保守部品を購入することができるようになります。詳しくはマニュアル閲覧権をご覧ください。

6.作品発表の場、作品販売の場が利用できる

当社では、作品公開の場(メカトロライフ)や、作品販売の場(メカトロマーケットプレイス)をご提供しています。KitMillから生まれた作品が多く掲載されておりますので、参考にしていただければと思います。また、何かいい作品ができましたら、公開したり、あるいは、販売することもできますので、どうぞご利用ください。(KitMillユーザーでなくてもご利用いただけます。)

7.消耗品や保守部品のほとんどが即日発送

安心して製品をお使いいただくため、消耗品や保守部品のほとんどが即日発送できる体制を整えております。それぞれの納期につきましては、商品をカートに入れていただきますと発送予定日が表示されますのでご確認ください。

8.Made in Japanへのこだわり

KitMillに使用している部品は、そのほとんどが Made in Japan となっています。ごく一部の部品は海外で生産しているのですが、それはあまり性能や外観に関係ない部分だけに限定しています。私たちの製品は、一度に生産する台数があまり多くないため、管理コストも含めて考えると、海外で生産するとかえって割高になってしまうためです。それに何より Made in Japan は安心です。とくに鋳物ではその質に歴然たる差が出ます。やはり日本人のつくるものは、質が高く見た目も美しいです。私たちはこれからも Made in Japan にこだわり続けます。

▲KitMill RZ420の鋳鉄製ベースフレーム。Made in Japan。良質な鋳物を実現するため、鋳鉄が固まる過程や加工を施した際に発生する変形やゆがみへの対処、型を崩さず外見に影響しない湯口の位置など、さまざまな工夫が施されています。

9.丁寧でわかりやすいマニュアル

どの機種におきましても、お客様が迷うことのないよう丁寧でわかりやすいマニュアル作りを心掛けています。マニュアルはご購入されたお客様のみが閲覧可能でございますが、一部公開しているマニュアルがございます。購入前に「どんなマニュアルなのか知りたい」という場合は、下記リンクよりご確認ください。

KitMill BT100/200組立マニュアル(  28.7MB)

10.ユーザー層が幅広い

KitMillは「切削機」という汎用性から、様々なジャンルの幅広いお客様ご利用いただいております。詳しくはKitMillユーザーリンク集をご覧ください。

したーじゅ様の作品「機械式腕時計」

上山孔司様の作品「トゥールビヨン3.1」

11.開発・販売の取り組みは2003年から

私たちはデスクトップ型CNCフライスの開発と販売を2003年から取り組んでいます。どの機種におきましても、長い間に蓄積された技術とお客様のご要望を結集させています。詳しくはKitMillの歴史をご覧ください。

12.購入前に全国のFABスペースで実機を確認できる

当社製品は全国のFABスペースに設置されていますので、購入前に実機を確認することができます。詳しくは当社製品をご利用できるFABスペースをご覧ください。
イベントでも実機をご確認いただくことができます。詳しくはイベント情報をご覧ください。

▲FabCafe MTRLで開催されたワークショップ

▲Maker Faire Tokyo 2016出展のようす