サステナブル素材を使った成形サンプル

「INARI」なら新素材の成形も気軽に試すことが出来ます。サステナブル素材を使用して簡易ペンを成形しました。それぞれの質感や成形条件をご紹介します。

紹介する素材

  • LIMEX
  • PBS(ポリブチレンサクシネート)
  • セルブレン商品ページへ
  • ライスレジン

LIMEX

石灰石を原料とした無機物を50%以上含む樹脂。伸縮率が低いため、厚みのある部分でもヒケが少なく、安定した成形が行えます。しっとりとした手触りで、ひんやりとした冷たさがわずかに伝わる陶器のような素材です。

成形条件

ペレットの予備乾燥
無し
シリンダー温度
230℃
型温度
80℃

PBS(ポリブチレンサクシネート)

サトウキビから作られる生分解性樹脂。3Dプリンターでよく使われるPLA(生分解性プラスチック)と似た素材です。加熱するとロウのようにさらさらと流れ出すほど柔らかくなり、少ない力で成形することができます。成形品は半透明の乳白色で、触れると固めのゴムのような心地よい弾力が伝わります。細かなディテールは表現しにくいものの、淡くやさしげな印象を与えることのできる素材です。

成形条件

ペレットの予備乾燥
無し
シリンダー温度
180℃
型温度
40℃

セルブレン

ポリプロピレン(PP)に植物由来のセルロース繊維を40%配合した樹脂。流動性が低く、成形には強めの圧力が必要になります。生成り色の優しい色合いをしていますが、加熱時間が長いと茶色く変色してしまうため注意が必要です。成形品の表面には、混ぜ込まれた植物由来の繊維がうっすらと浮かび上がります。さらさらとした木肌のような手触りを楽しめる素材です。

成形条件

ペレットの予備乾燥
無し
シリンダー温度
230℃
型温度
80℃

ライスレジン

ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)にお米由来の成分を70%配合した樹脂。流動性は低く、成形には強めの圧力が必要になります。加熱時間が長いと茶色く変色し、加熱温度が高すぎるとぼそぼそした質感になってしまうため注意が必要です。加熱時には炊きたてのお米を想わせる香ばしい香りが広がります。成形品の表面には、お米由来の粉末が模様のように白く浮かびます。木材を思わせるような素朴な触感を持つ素材です。

成形条件

ペレットの予備乾燥
80℃/4時間
シリンダー温度
200℃
型温度
100℃

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簡易ペンの金型 設計データ

商品コード:100118
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