クロスローラーガイドを使用した高精度なX軸ステージです。
高分解能な5相ステッピングモーターが搭載されています。

移動量:70mm
ステージ面サイズ:80mm×130mm
送りねじ:ボールねじ Φ8mm リード1mm
ステージ高さ:46mm
分解能:1μm/パルス(Full)、0.5μm/パルス(Half)
モーター:オリエンタルモーター製C7214-9015(高分解能タイプ・ステップ角0.36°)
コネクタ向き仕様:横向き(型番末尾の「Y」は横向きを示します。)
定価:275,000円

本製品は、下記の製品に対してセンサの位置が勝手違いのタイプとなります。
・駿河精機 自動X軸ステージ KS102-70Y

・モーターの基本ステップ角が一般的なモーターの半分の0.36°となっており、より細やかな位置決めが可能です。
・モーター後部にハンドルが付いているため、手回しによる微調整が可能です。
・2台積み重ねることにより、簡単にXYステージにすることができます。(ステージ面と底面の取り付け穴ピッチが共通なので、追加工の必要はありません。ネジ止めだけで簡単にXYにできます。) XYステージにしたときのイメージはこちらのページでご確認いただけます。
・コンパクトなボディの中に、CWリミット、CCWリミット、原点、近接原点の計4つのセンサが内蔵されています。

詳細はメーカーの製品ページをご覧ください。
内部回路については、上記リンクの「電気仕様」のタブをクリックして頂けますとご覧になれます。

ドライバは付属しませんが、組み合わせ可能なドライバをご用意しております。あわせてご検討ください。

・メレック 5相ステッピングモータドライバ DB-5410
・オリエンタルモーター 5相ステッピングモータードライバ SD5107P3
・オリエンタルモーター 5相ステッピングモータードライバ UDK5107NW2
・オリエンタルモーター 5相ステッピングモータードライバ RKD507-A
・オリエンタルモーター 5相ステッピングモータードライバ UDX5107N

●接続例

下記の図の一番上の回路は、コントローラにArduino+CNCシールド(Amazonで現時点で2,630円)、ドライバにRKD507-Aを使用しています。
こちらのページでは、同シリーズの製品をXYステージにしてArduinoで動かしています。ぜひご覧ください。

中央の回路は、コントローラにSG8030J、ドライバにDB-5410を使用しています。SG8030Jは、スイッチを押している間だけ運転させたり、あらかじめ設定したデータを外部信号で選択して位置決め運転させるといったことが簡単にできます。この回路の場合は、スイッチを押している間だけ運転させる例です。「位置決め運転方式」の設定を「順送り位置決め(tyP-S)」にした上で、CWスキャンをONさせると、CW方向に回転、CCWスキャンをONさせると、CCW方向に回転します。

一番下の回路は、コントローラに当社のパルス変換IC、ドライバにDB-5410を使用しています。手動パルサ(ハンドル)に連動してステージが動くので、顕微鏡の拡大映像をモニタで確認しながら対象物の観察や検査をしたいときに便利です。手動パルサはこちら(Amazon)から購入できます。

※本商品にケーブル付きのコネクタを付属します。電線色と信号名の対応は下記回路図の通りとなっております。



●商品の状態

本体側面に「K102-60」と記されていますが、これは製造上の番号と思われるもので、型番は「KS102-70Y」となります。
底面にキズが多数ありますが(写真参照)、それ以外はキレイで精度も保たれています。
実際にドライバ(DB-5410)に接続し、正確な位置決め運転ができること、及び、内蔵センサ(CWリミット、CCWリミット、原点、近接原点の4つのセンサ)が正常に動作することを確認しています。
ドライバは付属しません。
コネクタ付きケーブルを1本付属します。電線色と信号名の対応は上記回路図の通りとなっております。