サーボモータードライバなどの外部ドライバを、パソコンを使って制御するためのインターフェイス基板。パソコンのパラレルポートに接続することで、「Mach」「TurboCNC」をはじめとするCNCソフトウェアでの制御が可能に。低価格ながらも4軸駆動に対応し、外部出力を3点搭載。別途スイッチで非常停止にも対応。外部ドライバと接続することで、高性能な位置決め装置やCNCを手軽に制作することができる。
外形寸法
製品構成
コントローラー本体
パラレルケーブル
ACアダプタ
配線済みコネクタセット
その他、ご用意いただくものについてはこちらをご覧ください。
仕様
ケースサイズ
ケースサイズ
W:125.6mm
D:88mm
H:36.5mm
電源装置
電源装置
入力:
AC100V 0.25A以下
出力:
DC12V
入力端子
入力端子
機能:
原点センサー、またはリミットセンサー
センサー接続可能数:
4個 [ X、Y、Z、A ]
出力端子
出力端子
出力方式:
原点センサー、またはリミットセンサー
出力軸数:
4個 [ X、Y、Z、A ]
出力定格 step/dir:
5V
出力定格 他:
12V 100mA以下
ピンアサイン表
パソコンへ接続
割付表
パソコンのパラレルポートとはパラレルケーブル(ストレート全結線・オスDsub 25P - オスDsub 25P)で接続します。
(長さ2.0m以内を推奨)
PIN No. | LPT | IN/OUT | 信号名 |
---|---|---|---|
1 | STB | OUT | AUX1 (スピンドル) |
2 | D0 | OUT | X-STEP |
3 | D1 | OUT | X-DIR |
4 | D2 | OUT | Y-STEP |
5 | D3 | OUT | Y-DIR |
6 | D4 | OUT | Z-STEP |
7 | D5 | OUT | Z-DIR |
8 | D6 | OUT | A-STEP |
9 | D7 | OUT | A-DIR |
10 | ACK | IN | LS-A |
11 | BUSY | IN | LS-X |
12 | PEND | IN | LS-Y |
13 | SLCT | IN | LS-Z |
14 | FEED | OUT | AUX2 |
15 | ERR | IN | EMG (注1) |
16 | INIT | OUT | AUX3 |
17 | SELIN | OUT | M-ENB |
18-25 | GND | - | - |
CN番号:CN1
(注1)Hi:異常 / Lo:正常
下記の条件で異常と判断します。(設定変更可能)
- 基板の電源がOFF
ドライバ用出力&緊急停止入力
割付表
PIN No. | 信号名 |
---|---|
1 | X-Step(+) |
2 | X-Step(-) |
3 | X-Dir(+) |
4 | X-Dir(-) |
5 | - |
6 | GND |
7 | Y-Step(+) |
8 | Y-Step(-) |
9 | Y-Dir(+) |
10 | Y-Dir(-) |
11 | - |
12 | GND |
13 | Z-Step(+) |
14 | Z-Step(-) |
15 | Z-Dir(+) |
16 | Z-Dir(-) |
17 | - |
18 | GND |
19 | A-Step(+) |
20 | A-Step(-) |
21 | A-Dir(+) |
22 | A-Dir(-) |
23 | - |
24 | GND |
25 | EMG |
26 | GND |
補助入出力
割付表
PIN No. | 信号名 |
---|---|
1 | 12V |
2 | 12V |
3 | A-Lim |
4 | X-Lim |
5 | GND |
6 | GND |
7 | 12V |
8 | 12V |
9 | Y-Lim |
10 | Z-Lim |
11 | GND |
12 | GND |
13 | - |
14 | - |
15 | 12V |
16 | AUX1(スピンドル) |
17 | 12V |
18 | AUX2 |
19 | 12V |
20 | AUX3 |
CN番号:CN3
最大駆動電流:100mA
よくあるご質問
「SERVO LINKER」と、◯◯◯というモーターとドライバのセットは接続できますか?
大変お手数ですが、接続の可否についてはお客様ご自身でご確認をお願い致します。
当社で組み合わせたことがないものについては保証などをしかねるため、ご理解ください。
「SERVO LINKER」の出力信号の仕様は下記のとおりです。
下記の(1)~(3)すべての項目に対応したサーボのドライバーであれば接続が可能です。
(1) パルス方式:1パルス方式( パルス列+符号、指令+方向など )
(2) 出力方式:ラインドライバ AM26LS31C を用いた差動出力
(3) 出力レベル:5V
画像は取扱説明書の一部です。
赤線部に、上記(1)~(3)の項目の記述がありますので、「SERVO LINKER」と接続可能だと考えられます。
以下、資料として接続例をご紹介します。
※「SERVO DRIVER」 の"PULSE"や"DIR"の表記は、メーカーによって以下のように記述が異なります。
PULSE → PULS、STEP、指令パルス、指令など
DIR → DIR、SIGN、符号、方向など
「SERVO LINKER」と、◯◯◯というモーターとドライバのセットの接続方法を教えてください。
大変お手数ですが、接続の可否についてはお客様ご自身でご確認をお願い致します。
当社で組み合わせたことがないものについては保証などをしかねるため、ご理解ください。
接続方法については各メーカーの取扱説明書をご参照ください。
必要なもの
CNCソフトウェア
CNC運転を行うために必要です。CNCソフトウェアについてはこちらをご覧ください。
本製品をご注文される前に、ご使用になるCNCソフトウェアがお手持ちのパソコンで動作するかどうか、十分にご確認ください。
購入後ご覧いただけるオンラインマニュアルでは、CNCソフトウェアについて基本的な機能を解説しています。ただし、CNCソフトウェアは当社で制作したものではないため、詳細な機能に関するサポートはできません。詳細な機能に関しては、製作元にお問い合わせください。
パソコン
使用するCNCソフトウェアによって、ご用意いただくパソコンの仕様が異なります。
■ 「Mach3」の場合
・デスクトップ型パソコンであること。
・パラレルポートが搭載されていること。パラレルポートがない場合には、パラレルポート増設カードで代用可能です。
・CPU動作周波数:1Ghz
・メモリ容量:500MB
以下の使用方法では動作しません。
・ノートパソコンを使用している。
・パラレルポートがないため、USB→パラレル変換ケーブルを使用している。
■ 「USBCNC」の場合
・USB2.0ポートが搭載されていること。(デスクトップ型、ノート型を問わず動作可能です)
・CPU動作周波数:1.4Ghz
・メモリ容量:1GB
キットの組み立てに必要な工具類
+ドライバ
No.2のものが必要です。
半田ごて・半田
配線作業の際に必要になります。