ダンベル試験片 JIS K7139 A1 t4

JIS K7139 にもとづいた、タイプA1、厚さ4mmのダンベル試験片です。型はダンベル試験片の金型[INARI P35用]を使用して成形しました。

ダンベル試験片の金型[INARI P35用]の仕様

材質
A7075
成形容量
11cc

「INARI P35」を使用して、その場でスピーディに試験片を製作できます。新素材の試作と試験を繰り返す開発の現場に最適です。成形を行う際は Φ15、Φ20 の加熱シリンダーをご使用ください。なお Φ10 は最大成形容量が 8cc のため使用できませんのでご注意ください。また、本金型にはスプルーブッシュが付属しています。

販売価格:税込 59,800

「ダンベル試験片の金型[INARI P35用]」は下記のオプション販売ページからご購入いただけます。

多彩な材料でダンベル試験片の成形が可能

「INARI P35」はフィラー入り材料やエンジニアリングプラスチックなど幅広い材料で成形できます。「ダンベル試験片の金型[INARI P35用]」と合わせて使用すれば、多彩な材料のダンベル試験片をすぐに試作でき、よりスピーディーな研究開発を可能にします。例として4つのダンベル試験片について、材料の特性と成形条件をご紹介いたします。

  • 画像左から PS、PA66、PP/セルロース繊維40%、PP/⻑繊維炭素繊維40%

PS

様々な場面で使用される汎用性の高い材料です。複雑な形状でも安定した仕上がりが見込め、塗装や印刷がしやすいという特長があります。

シリンダー径
Φ20
成形圧力
0.6MPa
成形温度
240°C
金型温度
60°C

PA66

一般的なプラスチックよりも高温の加熱が必要になるエンジニアリングプラスチックです。最高 320°C まで加熱が可能な「INARI P35」ならこのような材料も卓上で成形でき、試作の幅が広がります。

シリンダー径
Φ20
成形圧力
0.4MPa
成形温度
290°C
金型温度
80°C

PP/セルロース繊維40%

ポリプロピレン(PP)に植物由来のセルロース繊維を 40% 配合したサステナブル素材です。流動性がやや低く成形には高い圧力が必要になりますが、「INARI P35」で射出成形すれば滑らかな表面も実現できます。

シリンダー径
Φ15
成形圧力
0.4MPa
成形温度
210°C
金型温度
60°C

PP/⻑繊維炭素繊維40%

ポリプロピレン(PP)に炭素繊維を 40% 配合した繊維強化プラスチックです。「INARI」シリーズはプランジャー方式の射出成形機のため、炭素繊維やガラス繊維などの長繊維をせん断せず長さを保持したまま成形が可能です。

シリンダー径
Φ20
成形圧力
0.5MPa
成形温度
230°C
金型温度
60°C

ほかにも様々な材料で成形が可能です。下記ページから当社で成形実績のある材料の一覧をご確認いただけます。

「INARI P35」と 180t 電動射出成形機によるダンベル試験片の比較

「INARI P35」で成形したダンベル試験片は、180t 電動射出成形機で成形したダンベル試験片との比較試験を行った結果、ほぼ同等の品質であることを確認しました。このため、新素材の物性評価や研究開発の現場における品質テストなどで安心してご活用いただけます。試験片評価の結果は下記の表をご参照ください。

「空圧式 INARI P35」と 180t 電動射出成形機の試験片評価結果
成形材料 再生PP エンジニアリングプラスチック
成形機種 空圧式
INARI P35
180t
電動射出成形機
空圧式
INARI P35
180t
電動射出成形機
密度(g/cm3) 0.92 0.92 1.99 1.96
収縮率(x/1000) 16.1 16.5 7.6 10.3
引張特性 最大応力(MPa) 24.4 24.5 91.1 90.9
破壊伸度(%) 17.8 18.8 3.7 3.6
曲げ特性 最大応力(MPa) 32.9 34.6 7.71 8.30
曲げ弾性率(GPa) 1.31 1.37 130.1 142.6