エンドミルを保護し、より美しい切削面を実現

▲ クーラント供給による加工例。滑らかで美しい仕上がりが可能になる。

▲ 加工後のエンドミルの摩耗度比較（クーラント供給なし）

▲ 加工後のエンドミルの摩耗度比較（クーラント供給あり）

加工機を覆う透明ケースが、クーラント（切削油）の飛散を防止しながら、加工状況の視認性を確保する。
クーラントの供給には、切削面の品質向上と合わせて、エンドミルの摩耗や材料の溶着を軽減する効果もある。

「KitMill」各機種に対応した3タイプ展開

「KitMill」の機種に合わせて卓上型と2種の据置型、計3タイプを開発。
各機種の性能やサイズを考慮し、加工機とクーラントケースとの最適な組み合わせを提供する。

卓上タイプ

対応機種 ：「KitMill BS100/200」「KitMill CL100」
「KitMill」シリーズの中でもコンパクトな機種向けに開発された、卓上サイズのクーラントケース。
折りたたみ式の前面ドアを採用するなど、設置場所を問わないコンパクトな設計で、最適なクーラント加工を実現する。

据置タイプ｜KitMill CL200/420

対応機種 ：「KitMill CL200/420」
「KitMill」シリーズの中でも中型の機種向けに開発された、据え置きタイプのクーラントケース。
前面ドアは両開き式を採用。強度とシンプルさを兼ね備えた自立式のケースで、設備のモジュール化にも最適。

据置タイプ｜KitMill RZ300/420, AST200

対応機種 ：「KitMill RZ300/420」「KitMill AST200」
「KitMill」シリーズの中でも大型の機種向けに開発された、据置タイプのクーラントケース。
「据置タイプ｜KitMill CL200/420」と比べてフレームが1.5倍太く、足部分には高さ調節用のアジャスターを完備。重量のある機種でもより安定した加工を実現する。

安定性に優れた構造

それぞれの対応機種に応じて、タイプごとに十分な強度のフレームを採用。重量のある「KitMill」を乗せても安定した加工を実現する。

「据置タイプ｜KitMill RZ300/420、AST200」はアジャスターを完備。設置面の凹凸に対し、機械を水平に保つことで安定した加工を実現する。

機械部品を保護するスプラッシュガード

「KitMill」シリーズの中でも、「KitMill BS100/200」「KitMill CL100/200/420」「KitMill RZ300/420」は門型構造を採用しており、加工面と機械部品の位置が近くなる。
スプラッシュガードの使用によって、エンドミルが巻き上げるクーラントが機械部品へ付着するのを抑制することができる。

切りくずの掃除や排出に優れた機能的な設計

傾斜状の下部プレートは、切りくずとクーラントが一箇所に集まるように考慮された設計。ケース内の掃除や、切りくずの排出も手早く簡単に行うことができる。