「テクニカルショウヨコハマ2025」に出展します。
株式会社オリジナルマインドは、2025年2月5日(水)〜7日(金)に、パシフィコ横浜にて開催される「テクニカルショウヨコハマ2025(第46回工業技術見本市)」に出展します。
目次
- 「テクニカルショウヨコハマ」とは
- 当社ブースの展示内容
展示コンセプト
展示予定の製品と加工サンプル
空圧式射出成形機 INARI P35
手動射出成形機 INARI M06/M12
卓上CNCフライス KitMill AST200
卓上CNCフライス KitMill CL100
開発中の製品の参考展示
【試作機】ペレタイザー(樹脂ペレット製造機) - 製品カタログ
- 開催概要
- 入場方法
「テクニカルショウヨコハマ」とは
「テクニカルショウヨコハマ」は横浜を舞台に、神奈川県内外から素材、部品、研究開発、製造、IT、さらに環境問題に関するハード・ソフトが一堂に集結する、首都圏最大級の工業技術・製品の総合見本市です。新技術・新製品の発表の場としてはもちろん、新規顧客獲得や商談、情報収集、技術交流の機会として広く活用されています。
第46回目となる本展では「技術を創る 未来を創る」をテーマに、「ニュービジネス/環境・エネルギー」、「DX・AI・IoT」、「加工技術」、「機器・装置・製品・ロボット」、「研究開発」、「ビジネス支援」の6ゾーンに分けて展示が行われます。計810社・団体が出展を予定しており、ものづくりの最前線に触れる絶好の機会となっています。
当社ブースの展示内容
展示コンセプト
企業内での開発と試作のスピードは、そのまま企業の競争力に直結します。世の中にまだない革新的な製品を生み出すためには、多くの試作が欠かせません。しかし、アイデアをカタチにする過程にはいくつもの障壁があり、日の目を見ることなく消えてしまったアイデアも少なくないはずです。
私たちが提供する「KitMill」と「INARI」は、卓上で使えるほどコンパクトな工作機械です。卓上CNCフライス「KitMill」で金型を加工し、卓上射出成形機「INARI」で成形すれば、その日のうちにプロトタイプの試作が完成します。この手軽さにより、小さなアイデアをすぐさまカタチにすることができ、失敗を恐れることなく、その場で何度でも納得いくまで試作を繰り返すことができます。
こうして技術者の開発スピードを向上させ、開発ノウハウを蓄積することは、企業にとってかけがえのない財産となります。「KitMill」と「INARI」、2つのコンパクトな工作機械によって、製品開発における開発期間の短縮に貢献し、ものづくりへの挑戦を後押しします。
展示予定の製品と加工サンプル
「INARI P35」はエアシリンダを駆動源とする卓上サイズの空圧式射出成形機です。簡単なハンドル操作とスイッチ1つで、誰でも高品質な成形が可能。約2トンの加圧能力と最大320°Cの加熱温度を実現し、ポリカーボネートを含むエンジニアプラスチックの成形にも対応します。研究開発における試作用途から、新素材の成形テスト、プロダクトの少量生産まで、ものづくりのあらゆる可能性を拡張していきます。
「テクニカルショウヨコハマ2025」では、「INARI P35」を実際に使用した成形実演を実施いたします。実演にて成形した成形品は、サンプルとしてお持ち帰りいただけます。
「INARI P35」の加工サンプル
ダンベル試験片の金型は「INARI P35」、「INARI M12」のオプション品として販売しております。
ダンベル試験片の金型[INARI P35用]
ダンベル試験片の金型[INARI M12用]
「INARI M06/M12」は、卓上で静かに成形と向き合うことができる、コンパクトサイズの手動射出成形機です。従来の大掛かりな射出成形機の構造を一から見直し、徹底的にシンプルな構造にすることでメンテナンス性を高めつつ、低コストを実現しました。手動式ながら、インサート成形や二色成形など様々な成形に対応。ダンベル試験片の成形も可能で、新素材の成形テストにもご使用いただけます。
また、廃プラスチックを材料にして成形ができ、リサイクルの過程を体験できることから教育用途でも注目を集めています。教育現場でより気軽にご利用いただけるよう、「INARI M06/M12」を使ったワークショップを開催できるセットの レンタルサービス も行っております。
「テクニカルショウヨコハマ2025」では、「INARI M06」を実際に使用した成形実演を実施いたします。実演にて成形した成形品は、サンプルとしてお持ち帰りいただけます。
「INARI M06/M12」の加工サンプル
「KitMill AST200」は、卓上サイズでありながら鉄まで削れる切削加工機です。誤差範囲 ±0.02mm 以下の加工精度で、製品開発にも安心してご利用いただけます。鋳鉄製フレームを採用したことで、鋼材に対しても安定した切削ができます。さらに、オプション品の「クーラントケース」と併用することで、金型のようなより高い品質を求められる加工も可能となります。
「INARI」シリーズと「KitMill AST200」を使用すれば、射出成形による試作を即日行えます。また、成形後すぐに手にとって確認できるので、精度の高い検証と改良のサイクルをスピーディーに回すことが可能です。
「テクニカルショウヨコハマ2025」では、「KitMill AST200」と下記でご紹介する「クーラントケース」を使用して、「INARI」用の金型の加工を実演いたします。
「KitMIll」での切削時にクーラント(切削油)を供給して、加工精度を高める専用ケースです。切削面の精度が成形品の品質に直結する金型加工においては、特に効果的です。切りくずの飛散を抑え、ケース内の掃除も手早く簡単に行うことができるので、研究開発に没頭できる快適な環境づくりにも貢献します。
「KitMill AST200」の加工サンプル
以下のサンプルに加え、「KitMill AST200」で製作した「INARI」用の金型各種を展示予定です。
「KitMill CL100」は、「KitMill」シリーズの中でも、優れたコストパフォーマンスを発揮するミニマル仕様のモデルです。小型機ながら広域の加工範囲をカバーする「CL100」のほか、さらに加工範囲を広げた「CL200」「CL420」の3機種を展開。オプションを取り付けることで基板加工機としても利用できるなど、多様な機能をコンパクトに集約しています。小型で小スペースに設置できるため、オフィスの卓上で手軽に切削加工を行いたい場合にオススメの1台です。
開発中の製品の参考展示
発売予定時期:2025年 夏
「卓上で極める射出成形」をコンセプトに、私たちは卓上サイズの射出成形機「INARI」シリーズを展開してきました。「INARI」は、プレスシャフトで材料を押し出すシンプルな構造で、小型化と手軽さを実現し、試作や開発シーンで幅広く活躍しています。しかし「INARI」は、一般的な射出成形機に搭載されるスクリューが無いため、着色やフィラーの配合といった材料の調製ができませんでした。
そこで、樹脂材料の自由なカスタマイズを実現するために「ペレタイザー」を開発しました。ベースの樹脂ペレットとともに、着色剤やフィラーを本機に投入すれば、新たなペレットを生み出せます。また、一般的なペレットの製造プロセスを根本から見直し、独自の方法を用いたことで、デスクに置けるコンパクトサイズを実現しました。ただ小さいだけではありません。ペレット化までのプロセスが短いため、少量の材料から試作できる上、材料に加わる熱を最小限に抑えられます。「INARI」と「ペレタイザー」が、試作と開発の新たな可能性を切り拓きます。
「テクニカルショウヨコハマ2025」では、ペレタイザーの試作機を展示いたします。なお、本ページに掲載している「ペレタイザー(樹脂ペレット製造機)」の製品画像と仕様につきましては、開発段階のものになります。そのため、発売までに変更される場合がございます。あらかじめご了承ください。
製品仕様
対応材料
対応材料
PP、PS、PE、ABS、PMMA、その他フィラー配合材など
加熱温度上限
加熱温度上限
320℃
最大生産速度
最大生産速度
1時間当たり650g (PSの場合)
電源
電源
AC100V 50Hz / 60Hz
消費電力
消費電力
700W
外形寸法
外形寸法
W:250mm / D:480mm / H:660mm
重量
重量
25kg
用途事例
1. ペレットの調色
色付きのペレットは一般的に、顔料とペレットを大型の混練機で混ぜることでつくられています。しかし、この方法では色合いの調整のたびに大量のペレットが生産されてしまい、少量の材料で十分な試作シーンでは不向きです。
当社の「ペレタイザー」なら、卓上でわずか 100g からペレットの調色が行えます。この事例では、白と赤の顔料の比率を少しずつ変え、様々な色合いのペレットを作成しました。少量かつ短時間で柔軟な調色ができるため、こだわりの色を引き出すことができます。
2. 配合材の混合
近年、廃プラスチックが環境に及ぼす悪影響の認知が高まるにつれ、より環境に優しいバイオプラスチックの利用が広がっています。こうした新材料の開発現場では、前例のない素材をプラスチックに混ぜる必要がありますが、設備の故障リスクを伴うことから、気軽な試作ができません。
このような背景をもとに、「ペレタイザー」を使って、PE に木粉を 15% 混合したペレットをつくりました。作成したペレットは、卓上射出成形機「INARI」を使ってダンベル試験片にすることで、材料の特性評価までスムーズに行えます。
3. プラスチック製品のリサイクル
細かく砕いたプラスチックを「ペレタイザー」に投入すれば、新たなペレットとして再生することができます。この事例では、 使い捨てのプラスチックフォークを破砕し、バージン材と混ぜ合わせて、ペレット化しました。さらに、「INARI」を使えば、 新しいフォークの成形まで可能です。「ペレタイザー」は、廃プラスチックのリサイクルはもちろん、貴重な材料の再利用や、3Dプリンターから発生するサポート材の再利用などにもお使いいただけます。
製品カタログ
展示製品のカタログをダウンロードいただけます。その他製品、サービスのパンフレットについては「製品カタログ一覧」をご覧ください。
「INARI」シリーズの概要と使い方、よくある質問をご覧いただけます。
「KitMill」シリーズ全製品の仕様をご覧いただけます。
現在開発中の「ペレタイザー」の仕様をご覧いただけます。
開催概要
イベント名 | テクニカルショウヨコハマ2025(第46回工業技術見本市) |
開催期間 | 2025年2月5日(水)〜7日(金) 10:00〜17:00 |
会場 | パシフィコ横浜 展示ホールA・B・C |
ブース番号 | E27-F07 |
入場方法
入場には事前入場登録が必要になります。公式ページから 事前入場登録 してご来場ください。
お問い合わせ先
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