Sample Collection / KitMill 繊細でなめらかな質感を持った、木製カトラリー。

KitMillで両面加工を施し、木製カトラリーを製作しました。切削加工は素材そのものを削り出していくため、素材の特性をそのまま活かすことが可能です。木材であれば美しい木目や優しい肌触りを活かした作品を製作することができます。

立体形状の製作に欠かせない両面加工

今回のカトラリーのような立体物を木材から削り出す場合は、両面加工を行う必要があります。両面加工の表面・裏面の加工手順は以下のとおりです。

STEP1. 材料と捨て板の同じ位置に基準ピン用の穴を加工します。表面の加工をし終えたら材料を外し、捨て板に基準ピンを打ち込みます。

STEP2. 捨て板に打ち込んだ基準ピンと、表面の基準ピン用の穴の位置が重なるように材料を固定します。

  • 材料の固定は両面テープまたはクランプで行います。

STEP3. 材料がしっかり固定されていることを確認したら、裏面の加工を始めていきます。

木材の切削に使ったエンドミル

KitMillはエンドミルの付け替えにより粗加工から仕上げ加工まで行えるため、繊細でなめらかな質感の仕上がりを実現することができます。

超硬スクエアエンドミル 230SFR-4X3X8

カトラリーの粗加工に使用しました。

汎用超硬ボールエンドミル WXL-EBD-R 2×8×4

カトラリーの仕上げ加工に使用しました。

関連記事

Maker’s Guide / KitMillの使い方 両面加工でつくる、最速のホイール

両面加工を駆使し、最速を実現するホイールとギアの一体化パーツの製作方法をご紹介します。

【Fusion】「KitMill」用NCプログラムの作成方法

「Fusion」には本格的なCAM機能が搭載されていています。こちらでは「KitMill」で使用できる、2.5次元と3次元の加工用NCプログラムの作成方法をご紹介します。

【技術解説】「KitMill」の使い方

自分で組み立てられるキット式のデスクトップ型CNCフライス「KitMill」シリーズの使い方。こちらでは見本として「KitMill CL100」を用いて、アルミ板を切削加工する場合の流れをご紹介します。

関連商品

税込 458,000 円〜
458,000 JPY
税込 59,800
59,800 JPY
税込 1,580 円~
1,580 JPY
税込 2,160
2,160 JPY