中央精機の5相ステッピングモーター付きのゴニオ(傾斜)ステージです。

移動方向:傾斜1方向
回転中心(ステージ上面より):86mm(R97mm)
移動量:±5°
ステージ面:40mm×40mm
分解能:0.000591°
送りネジリード:0.5mm
移動ガイド:V溝とクロスローラ
使用モータ:PMM33BH2-C2(オリエンタルモーター)
ドライバ:SD5107P3(オリエンタルモーター)
定価:155,000円(ドライバ含まず)

ドライバは2パルス入力方式専用になっており、1パルス入力方式には対応していません。詳しくはドライバの取扱説明書をご覧ください。(会員登録が必要)

本体についての詳細はこちらのカタログをご覧ください。

24Vの電源については下記をおすすめします。

・キーエンス スイッチング電源 MS-H75
・TDKラムダ スイッチング電源 ZWS150PAF-24/J

実際にドライバを接続して、モーターが正常に動作することを確認しました。
また、本体側面にはリミットセンサ2個と原点センサ1個(ホールIC)が装着されていますが、これらのセンサも全て正常に動作することを確認しています。

ちなみにこの動画では10°往復させていますが、パルス数に換算すると、分解能が0.000591°なので、10°÷0.000591×2=33841plsとなります。(ハーフステップで駆動させた場合)

●接続例

下記の図の上側の回路は、SG8030Jを使用しています。SG8030Jは、スイッチを押している間だけ運転させたり、あらかじめ設定したデータを外部信号で選択して位置決め運転させるといったことが簡単にできます。この回路の場合は、スイッチを押している間だけ運転させる例です。「位置決め運転方式」の設定を「順送り位置決め(tyP-S)」にした上で、CWスキャンをONさせると、CW方向に回転、CCWスキャンをONさせると、CCW方向に回転します。

下側の回路は、当社のパルス変換ICを使用しています。手動パルサ(ハンドル)に連動してステージが動くので、顕微鏡の拡大映像をモニタで確認しながら対象物の観察や検査をしたいときに便利です。手動パルサはこちら(Amazon)から購入できます。





●商品の状態

ほとんど使用していない為きれいです。精度も保たれています。ドライバには多少汚れがあります。
付属品は、ドライバの電源用コネクタ、モーター用コネクタ、入出力信号コネクタ、ピンです。
また、ステージのモーター及びセンサの線はコネクタに繋がっていますが、これに適合する相手のコネクタ(HR10A-10P-12S73)を1つ付属します。小さなコネクタですので接続が面倒な場合は、切断して直接つなげても問題ないと思います。
動かすにあたり必要なものは全て揃っています。