タイミングベルト駆動の簡易ステージです。

ストローク:45mm
使用リニアガイド:THK製RSR7
使用タイミングプーリー:MXL(ピッチ2.032mm)、歯数20、ピッチ円直径Φ12.94mm

ステッピングモーターは当社にて下記を装着しました。

・OKI ステッピングモータ KHP42J2501

ステージ本体、及び、モーターが正常に動作することを確認しました。この動画はそのテスト運転のようすです。

以降はArduinoやLerdge-Xで制御する場合のご説明です。ご使用の際の参考にしてください。ご説明は下記を前提としています。

・ArduinoとCNCシールドは、こちら(Amazon)から購入したものを使用しています。
・そのArduinoには、最新版のGrblをアップロードしています。
・Lerdge-X(3Dプリンタコントロールボード)はこちら(AliExpress)から購入したものを使用しています。
・Lerdge-Xのメーカーサイトはこちらです。


■1mmあたりのステップ数(pls/mm)について

タイミングプーリーの歯数が20、ピッチ円直径がΦ12.94mmとなっておりますので、
360度÷1.8度×16÷12.94×π=78.71650972pls/minとなります。(マイクロステップの設定を1/16とした場合)

Arduinoでしたら$100にこの数値を入力してください。
Lerdge-Xの場合は下記の写真の通り、STEPVALUEの画面で設定してください。


■配線について

配線は簡単です。モーターのケーブルの先端に4PのQIコネクタを付けておきましたので、それをArduinoのCNCシールドに差し込むだけです。
Lerdge-Xの場合は、QIコネクタのままでも差し込むことができるのですが、本来はXHコネクタになります。QIコネクタのままだと接触不良を起こすかもしれませんので付け替えをおすすめします。




なお、このステージには、オムロンのEE-SV3というフォトマイクロセンサが付いていますので、原点センサ(リミットセンサ)としてご利用いただけます。(コネクタは付属しません)


■電源について

24Vの電源については下記をおすすめします。容量は余裕があったほうがいいです。

・キーエンス スイッチングパワーサプライ MS-H75
・TDKラムダ スイッチング電源 ZWS150PAF-24/J

多少汚れがありますが、状態は良好です。