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日本電産シンポ 2相ステッピングモータドライバ(ユニポーラ) NSP1-2202PMC

商品コード
51148
商品の概要と仕様
ステップ角を1/500まで分割できる2相ステッピングモータードライバ。
こんなに細かくステップ角を分割できるドライバはたいへん珍しいです。

駆動方式:ユニポーラ(チョッピング方式)
電源電圧:DC24V
サイズ:約78×91mm
分割数(DIPスイッチ:1~5番):1/1~1/500(32段階)

ステップ角の分割数は基板にあるDIPスイッチで設定します。
下記はDIPスイッチと分割数の対応表です。
表の見方は、写真の4枚目にある通り、スイッチの5番を上位、1番を下位とし、DIPスイッチのレバーが上のとき「0」、レバーが下のとき「1」としています。

・00000:1
・00001:2/3
・00010:1/2
・00011:2/5
・00100:1/3
・00101:1/4
・00110:1/5
・00111:1/6
・01000:1/8
・01001:1/10
・01010:1/12
・01011:2/25
・01100:1/16
・01101:1/20
・01110:1/24
・01111:1/25
・10000:1/30
・10001:1/32
・10010:1/40
・10011:1/48
・10100:1/50
・10101:1/60
・10110:1/64
・10111:1/80
・11000:1/100
・11001:1/125
・11010:1/150
・11011:1/160
・11100:1/200
・11101:1/250
・11110:1/400
・11111:1/500

たとえばDIPスイッチを10100(1/50)と設定すれば、2相ステッピングモーターの基本ステップ角は1.8度ですので、1.8÷50=0.036度となり、1パルスあたりのステップ角は0.036度となります。
この場合、ステッピングモーターを1回転させるためには、360度÷0.036度=10000で、10000パルス必要になります。
リード10mmのボールねじを駆動すれば、10mm÷10000パルス=0.001mmとなり、1μm単位での制御が可能になります。

多くの2相ステッピングモータードライバは分割数が1/4、1/8、1/16というようになっており、このように綺麗な数字に割り切れないので、このドライバは貴重だと思います。
また、これだけステップ角を細かく分割できるので、モータを滑らかに低振動で回転させることが可能です。

実際に下記の二つモータを使用し回転させてみましたが、大変滑らかに低振動で回転しました。
日本電産サーボ 両軸2相ステッピングモータ KH56JM2U077
日本電産サーボ 2相ステッピングモータ KH56JM2U067

DIPスイッチの6番は、パルス入力方式の設定で、DIPスイッチのレバーを上にするとCW/CCW方式、下にするとPLS/DIR方式となります。
DIPスイッチの7、8番の役割はわかりませんでした。

モーターやパルス信号の接続は、こちらの図を参考にしてください。

動作確認の動画がご覧になれます。


商品の状態
モータを接続して正常に動作することを確認しました。

当社での動作確認は下記の2通りの方法で行いました。ご使用の際の参考にしてください。
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1.コントローラ:SG8030J(オリエンタルモーター)
こちらの回路では、オリエンタルモーター製のコントローラを用いています。
このコントローラの使い方についてはこちらをご覧ください。

2.信号発生器(Walfront)
こちらの回路では、Amazonで販売している低価格な信号発生器を用いています。
この信号発生器はステッピングモータの駆動信号用として作られたもので、スイッチが2つあり、回転を止めたり、回転方向を変えることができます。
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動作させるにあたり必要なコネクタは全て揃っています。
コネクタには電線がついており、長さは短いもので15cm(コネクタ含めない)ほどです。
このコネクタを新しいものに変えたい場合は、下記をご利用ください。メーカーはすべてモレックスです。

・51191-0200(2極、電源用)
・51191-0600(6極、モーター用)
・51191-0800(8極、信号用)
・50802-8100(ピン)

ドライバにはキズや汚れがありますが、目立ったものはありません。
在庫数
売り切れ