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ステッピングモータ用コントローラの使い方
  • SG8030D
     

概要

今回はオリエンタルモーター製のコントローラ(SG8030D)を使って、初めての方でもステッピングモータを簡単に制御できる方法をご紹介したいと思います。

このコントローラ(SG8030D)を活用することでドアの開閉やテーブルの回転といった制御がボタン一つで可能になりますので、ぜひ皆さんもこのコントローラを使用してステッピングモータを使いこなしてみてください。

配線図

まずは上記の配線図を参考にコントローラとドライバの各端子台を結線し、電源を接続します。
※配線図は表面接続ソケットを使用した場合のものになります。裏面接続ソケットの場合はコントローラの端子配置が異なりますのでご注意ください。

設定方法

配線が完了したらコントローラのパネルから「動作パターンの設定」を行います。登録しておくと任意のタイミングでモータがプログラム通りの動作を実行します。

コントローラに電源を入れると、パネルに「no-1」と表示されます。動作パターンの設定はプログラムモードで行いますので、「MODE」キーを押して画面に「P.no-1」と表示させてください。表示部の一番左側の桁が現在のモードを表しており、pは「プログラムモード」、tは「テストモード」を意味します。

「1」の表示が点滅していますので「SET」キーを押してください。これで「P.no-1(プログラムナンバー1)」に動作プログラムを登録する準備ができました。それでは動作パルス数と運転パルス速度を設定していきましょう。

動作パルス数の設定を行います。「↑」、「↓」キーを使ってお好みの動作パルス数に合わせてから「SET」キーを押して確定します。

例)ステッピングモータを1回転(360°)させて停止させたい場合
動作パルス数(位置決めデータ)=360°(1回転)÷ステップ角(0.72°)
動作パルス数(位置決めデータ)=500
※ステップ角度はステッピングモータにより異なります。2相ステッピングモータであれば1.8°、5相ステッピングモータであれば0.72°であることが多いです。
たとえば、ステップ角度が0.72°のステッピングモーターで、ピッチ(ねじの山と山の距離)が5mmのボールネジを1回転させれば、5mm動くことになります。

次に運転パルス速度(1秒間に入力される動作パルス数)の設定を行います。
先ほどと同様に「↑」、「↓」キーでお好みの運転パルス速度に合わせます。左端の桁に「-」が表示されているときは反時計方向に回転することを意味します。運転パルス速度が決まったら「SET」キーを押して確定してください。これで「P.no-1」に動作プログラムを登録することができました。

例)ステッピングモータを1[r/s]で回転(1秒間で1回転)させたい場合
運転パルス速度=360°÷ステップ角(0.72°)
運転パルス速度=500
たとえば、ステップ角が0.72°のステッピングモーターで、ピッチ(ねじの山と山の距離)が5mmのボールネジを1[r/s]で動かせば、1秒間に5mm動くことになります。

これで動作パターンの設定は完了です。

動作パターンの設定が完了するまでの様子を動画でご用意しましたので、よろしければこちらもご覧ください。

運転

それではいよいよモータを動かしましょう。動作はテストモードで行いますので、「MODE」キーを数回押して左端の表示を「t」に合わせます。次に「↑」、「↓」キーを使って「t.no-1」を表示させます。「t.no-1」が表示されている状態で「SET」キーを押すと、先ほど登録した動作プログラムが実行され、その通りにモータが動作します。

動作プログラムは最大で4つまで設定して保存しておくことができます。

また、動作プログラムを設定しなくても連続運転という、キーを押している間だけモータを回転させる動作方法でも動作させることができます。テストモードで「↑」、「↓」キーを使って「t.Scn」を表示させ、「SET」キーを1秒以上長押しすることで回転します。また、半時計方向に回転させたい場合は「t.-Scn」を表示させて、同じく「SET」キーを1秒以上長押しします。

コントローラ(SG8030D)の操作方法はご理解いただけましたでしょうか。このコントローラを使用すると、CW、CCW入力で制御するドライバであれば、どんなステッピングモータでも制御することができます。このコントローラを使用することで、ステッピングモータの可能性が広がるということが少しでも伝われば幸いです。

※本ページはこちらの資料を参考に作成しております。

使用したステッピングモータとドライバのセット

オリエンタルモーター ステッピングモータとコントローラのセット UPK596-NBC+SG8030D

当社で取り扱っているコントローラ

オリエンタルモーター データメモリ型コントローラ SG8030D
オリエンタルモーター ストアードデータ型コントローラ SG8030J
オリエンタルモーター ストアードデータ型コントローラ SG8030S-D

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