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    <title>クリエイターたち ～活用事例～</title>
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    <updated>2018-12-26T09:08:17Z</updated>
    
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    <title>2018年度ものづくり文化展 最優秀賞 受賞者インタビュー</title>
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    <published>2018-12-24T17:10:40Z</published>
    <updated>2018-12-26T09:08:17Z</updated>

    <summary> 2018年度ものづくり文化展最優秀賞受賞作品『RUNNER/ランナー』...</summary>
    <author>
        <name>orima_admin</name>
        
    </author>
    
    
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        <![CDATA[<img src="/result/uploadimg/cultural_exhibition2018/kumagai01-4.jpg" alt="" / class="mt27" width="590">
<p class="mt23 font_size14"><font color=#666666>2018年度ものづくり文化展最優秀賞受賞作品『RUNNER/ランナー』</font></p>]]>
        <![CDATA[<img src="/result/uploadimg/cultural_exhibition2018/kumagai01-4.jpg?v=20181224" alt="" / class="mt27" width="590">

<p class="mt13 font_size13n"><font color=#666666>2018年度ものづくり文化展最優秀賞受賞作品『RUNNER/ランナー』</font></p>

<div>
<p class="mt46 mr40 ml40 font_size13n">作品上部に取り付けられた4つのリングが順次自動回転を行い、リング背後に取り付けられたLEDがストロボ発光、覗き口を覗き込むことでゾートロープのような映像を映し出す。映像では、リングを追うごとに成長していく人間の姿を垣間見ることができる。外装のほとんどは塩ビ管などの非金属で作られているが、エイジング塗装を施すことにより金属が風化したような仕上がりになっている。</p>
</div>

<p class="mt53 font_size18n"><b>人からどう見られるのか、というのは常に頭の中にあります。</b></p>

<img src="/result/uploadimg/cultural_exhibition2018/kumagai02.jpg?v=20181221" alt="" / class="mt53" width="590">

<p class="mt13 font_size13n"><font color=#666666>『RUNNER/ランナー』制作者の熊谷 文秀さん</font></p>

<div>
<p class="mt46 mr40 ml40 font_size13n">1964年生まれ、青森県出身、札幌市在住。 <br />
北海道教育大学札幌分校特別美術科卒。 アトリエ・ヌーボー・コンペ 福田繁雄賞&坂根巌夫賞、パルコ アーバナート パルコ賞 & 伊藤隆道賞、朝日現代クラフト 優秀賞、KAJIMA彫刻コンクール 模型入選、UBEビエンナーレ 実物制作指定など受賞歴多数。彫刻作品から、からくり仕掛けの作品までその表現は幅広い。</p>
</div>

<p class="mt46 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> 2年連続最優秀賞受賞ですね。感想を聞かせてください。</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">去年の受賞があるので、今年は最優秀賞はないだろうな、と思いながら出したので正直ビックリしました（笑）。こうして評価していただけてとても嬉しいです。</p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> 受賞作の制作の経緯について、教えてください。</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">もともと、札幌駅と大通公園をつなぐ「チ・カ・ホ」という地下歩行空間でやるグループ展に出展する目的で作りました。そのグループ展は数年前からずっと続けてきたことで、前年度受賞作の『せんちゃん（潜望鏡のせんちゃん）』もそこで展示する目的で作ったものです。『せんちゃん（潜望鏡のせんちゃん）』のときは「音」がテーマだったんですが、今回は、時間軸という意味の「Time Axis 」をテーマにみんなで作品を作りました。</p>

<div class="mr45 ml45">
<img src="/result/uploadimg/cultural_exhibition2018/kumagai03.jpg?v=20181221" alt="" class="mt33" width="500">
<p class="mt13 font_size13n"><font color="#666666">熊谷 文秀『せんちゃん（潜望鏡のせんちゃん）』　パチンと手をたたくと、「せんちゃん」が登場。目の点滅のリズムに合わせて手を叩くことで、ノリノリな仕草を見せてくれる。ものづくり文化展2017 最優秀賞受賞作品。　<a href="https://mechatro-life.com/fkuma/3a96fcc4-9195-4d38-be63-9ca0c1e9a30d" target="_blank"><font color="#666666">作品詳細</font></a>
</font></p>
</div>

<p class="mt36 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> 前年度受賞作の『せんちゃん（潜望鏡のせんちゃん）』が鑑賞者を巻き込む参加型の作品だったのに対して、今年度受賞作は鑑賞型の作品ですね。</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">「チ・カ・ホ」は人通りの激しいところなので、これまでは歩行者の目を引くために参加型の作品を作っていました。『せんちゃん（潜望鏡のせんちゃん）』も鑑賞者に手を叩いてもらって参加してもらうことで盛り上がってもらって、それを見た他の歩行者も集まってくる。そんな状況をイメージして作ったんです。ですが、今年は人が滞ってしまう、という理由で「参加型はやめてくれ」と言われて（笑）。</p>

<p class="mt8 font_size14n">今回は、「大人がゆっくり鑑賞できる空間」にしたいとリクエストをいただいたので、自分の中にあった人生をフィルムに例えるイメージから、フィルムが回転して人生を振り返る、鑑賞型の作品を作りました。世代を追って、赤ちゃんが子どもになり、大人になり、おじいちゃんになり。という一連の時間を、ゆっくり感じてもらえるような物を目指して作りました。</p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> 制作に際して留意したことは。</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">雑な仕事はしたくない、ということは常に考えています。ちょっと怪しいところはあるんですが（笑）。姿勢としては、ちゃんとしたものを作ろうと、常に意識しています。</p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> 実際の反応はどうでしたか？</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">「形がおもしろい」と言って喜んでくれる人もいれば、出てくる映像に釘付けになっている人もいれば、「赤ちゃんのお尻が可愛い」と言ってくれる人もいて。意外だったのは、高齢の方がじっくり見てくださることでした。おじいちゃん、おばあちゃん世代の方がじっと見ているんです。それも1回や2回じゃなくて、10日間の展示期間中そういう場面に遭遇することが何度もありました。中には「本当に感動した」と言ってくれる人もいて。流れている映像はシンプルなものなんですが、たぶん映像そのものを見て何かを考えているわけではなくて、自分の中にフィードバックして人生を振り返るきっかけになっているのかなと感じましたね。</p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> 今年度受賞作と、前年度受賞作にも用いられている「エイジング塗装」を使った表現にはどのようなこだわりがありますか？</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">なんとなくのイメージなんですが、作品の存在が実は大昔に活躍した時期があって、それが現在でも続いている。というようなバックボーンや、キャラクター性を感じられればいいなと考えています。あと、形もキャラクター性を感じられるような形を意識して作っています。例えば、脚元が台座よりも少し足のように見えたりとか。物なんですが、キャラクター性があって、そのキャラクターの人生があって、みたいな世界観を作れればいいなと。意外と塗装する前の段階って、かっこよくないんです（笑）。エイジング塗装をすることで全体がまとまって、表面にある奥が見えてくる、そんな感覚がありますね。</p>

<div class="mr45 ml45">
<img src="/result/uploadimg/cultural_exhibition2018/kumagai04.jpg?v=20181221" alt="" class="mt33" width="500">
<p class="mt13 font_size13n"><font color="#666666">塩ビ管やMDFなどの非金属で作られた外装にエイジング塗装を施すことで、見事な錆の風合いが表現されている。</font></p>
</div>

<p class="mt36 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> 制作に際して苦労した点を教えてください。</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">今回初めて「Raspberry Pi（ラズベリーパイ）」を使ってみたんですよ。去年こちらにお伺いした際に「Arduino（アルデュイーノ）使うといいよ」というお話を聞いたので。今までシーケンサしか使ってこなかったので、どんなものかなと。Raspberry Pi（ラズベリーパイ）は「Python（パイソン）」というプログラム言語を使ってプログラムするんですが、これが初めての目論見で、やっぱり覚えられないんですよね。昨日書けたはずのコードが今日は書けないとか（笑）。「なんだこのカンマは！このカンマの意味はなんだ！」とか（笑）。そんなプログラミングの苦労はありました。プログラムは若い頃にやらないとダメなんだって実感しましたね。</p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> 今後、どのようなものづくりに取り組んでいきたいですか？</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">実は今『Dialog machine』というものを作っていて、この『RUNNER/ランナー』はそれの実験機なんです。<br />
「バラバラな文字の集団から、意味のあるメッセージが発生していく様を可視化する装置」なんですが、Raspberry Pi（ラズベリーパイ）を使って膨大な文字データを処理する必要があって、文字もピタッと止めなければいけない。できるんだろうか...って（笑）。今はもう、Python（パイソン）の知識も真っ白に戻っているので、変数とはなにか、というところから勉強し直さなきゃいけないですね（笑）。</p>

<div class="mr45 ml45">
<img src="/result/uploadimg/cultural_exhibition2018/kumagai05.jpg?v=20181221" alt="" class="mt33" width="500">
<p class="mt13 font_size13n"><font color="#666666">熊谷 文秀『Dialog machine』　バラバラな文字の集団から、意味のあるメッセージが発生していく様を可視化する装置。<br />
※画像はイメージです。</font></p>
</div>

<p class="mt36 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> これからものづくり文化展に応募しようとしている人にアドバイスをお願いします。</b></p>
<p class="mt26 mb73 font_size14n">アドバイスを言えるような者ではないんですが、強いていうなら、自分の場合は展示をするということを目標にものづくりをしているので、人からどう見られるのか、というのは常に頭の中にあります。こういう仕掛けを入れれば、こう楽しんでもらえるかな、とか、こういう見せ方をしたらかっこいいと思ってもらえるかな、とか。自分の中だけで完結するものづくりも楽しいですが、第三者から見てどういうものになっているか、ということを考えてみるのもいいんじゃないかと思います。見てもらうことって、すごく成長に繋がったりしますから。第三者のフィードバックを受けて「あ！ここをこうやったら...！」という発見があったとすると、それは自分自身の新しい技術の発見だったりするかもしれない。人に見られる状況を創造することまで含めて、ものづくりを考えてみるのもいいんじゃないでしょうか。</p>


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<p class="font_size11">2018.12.25</p>
<p class="mt1 font_size13n"><a href="/cultural_exhibition2018/2018/prix01.php" target="_blank"><b>2018年度ものづくり文化展 最優秀賞受賞作品『RUNNER/ランナー』</b></a></p>
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<p class="font_size11">2018.12.25</p>
<p class="mt1 font_size13n"><a href="/result/2018/12/1178.php" target="_blank"><b>2018年度ものづくり文化展 優秀賞受賞者インタビュー</b></a></p>
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<p class="font_size11">2018.12.25</p>
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    <title>2018年度ものづくり文化展 優秀賞 受賞者インタビュー</title>
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    <published>2018-12-24T17:09:06Z</published>
    <updated>2018-12-26T03:06:33Z</updated>

    <summary>  2018年度ものづくり文化展優秀賞受賞作品『射出成形機』...</summary>
    <author>
        <name>orima_admin</name>
        
    </author>
    
    
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        <![CDATA[ <img src="/result/uploadimg/cultural_exhibition2018/utida01.jpg" alt="" / class="mt27" width="590">
<p class="mt23 font_size14"><font color=#666666>2018年度ものづくり文化展優秀賞受賞作品『射出成形機』</font></p>]]>
        <![CDATA[<img src="/result/uploadimg/cultural_exhibition2018/utida01.jpg?v=20181221" alt="" / class="mt27" width="590">

<p class="mt13 font_size13n"><font color=#666666>2018年度ものづくり文化展優秀賞受賞作品『射出成形機』</font></p>

<div>
<p class="mt46 mr40 ml40 font_size13n">射出成形機とは、取り付けられた金型に溶融した樹脂を高圧で充填する機械のこと。日常目にするプラスチック用品のほとんどがこの射出成形機で作られている。本来、油にまみれた約850tもある巨大な機械が、1/48スケールというミニチュアサイズと、美しい真鍮製のボディで再現されている。実際の成形はできないものの、金型の開閉や型締め力の構造に、実物同様トグル式を採用するなど、金型設計士として実際の成形現場に従事する内田さんならではの細やかな視点が光る作品。</p>
</div>

<p class="mt53 font_size18n"><b>ほとんどの人がわからなくても、知ってる人がそっと「いいね」を押してくるものづくりをやっていければいいな、なんて思っています。</b></p>

<img src="/result/uploadimg/cultural_exhibition2018/utida02.jpg?v=20181221" alt="" / class="mt53" width="590">

<p class="mt13 font_size13n"><font color=#666666>『射出成形機』制作者の内田 一彦さん</font></p>

<div>
<p class="mt46 mr40 ml40 font_size13n">1961年生まれ、埼玉県出身、埼玉県在住。<br />
自動車部品製造会社で金型設計を担当。<br />
2017年度ものづくり文化展 入選。</p>
</div>

<p class="mt46 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> ものづくりを始めた経緯について、聞かせてください。</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">元々、物を作ることは好きで日曜大工をやったりしていたんです。一度、自分でCNCを手作りしてみようと思ったことがあって、Amazonとかで売っているコントローラーをベースに、自作したコントローラーを使って作ったんですが、形はできたものの、摺動（しゅうどう）する部分とかはどうしても精度が良くなくて。完成品も、ものを削れるようなものではなく、鉛筆をくっつけて絵を描くことが精一杯という感じで（笑）。</p>

<p class="mt8 font_size14n">やっぱり金属を扱う工作となると非常にハードルが高い。加工するとなると糸鋸で切って、やすりで仕上げて、という感じなので、形は作れても精度はでないんです。物足りなさを感じている中、オリジナルマインドさんのBT100を手に入れて、精度の良いものが簡単に作れるようになったんです。それがきっかけなので、本格的に始めたのはここ２、３年ですね。</p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> 受賞作の制作の経緯について、教えてください。</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">BT100を買ったので、何か作って送りたいって思ったのがきっかけです。最初は『山車』を作って、それも去年のものづくり文化展に応募しました。『山車』の制作を終えて、なんとなくなにかもう１個作ろうと、『ミニチュア金型』を作ったんです。</p>

<p class="mt8 font_size14n">実は、あの金型はそんなに時間をかけずに１週間くらいで作ったもので、しかも、普通の人が見たら何かわからないものなのに、そっちの方が入選しちゃってびっくりしました（笑）。こういうものづくりでも表彰してもらえるなら、もっと普通の人が知らないものを作ってみようかということで、せっかく金型があるなら、金型が収まる成形機を作ったら面白いかなと、今回の『射出成形機』を作りました。</p>

<p class="mt8 font_size14n">あと、私は仕事で金型の設計をやっているので、皆さんにこういう金型で成形する機械があるということを知ってもらえればいいなと。</p>

<div class="mr45 ml45">
<img src="/result/uploadimg/cultural_exhibition2018/utida03.jpg?v=20181221" alt="" class="mt33" width="500">
<p class="mt13 font_size13n"><font color="#666666">内田 一彦『山車』　材料には希少な黒檀材が使用されている。　<a href="https://mechatro-life.com/uchida_kazuhiko/114bb5e7-6f7e-4490-9655-9310e19d3928" target="_blank"><font color="#666666">作品詳細</font></a></font></p>

<img src="/result/uploadimg/cultural_exhibition2018/utida04.jpg?v=20181221" alt="" class="mt40" width="500">
<p class="mt13 font_size13n"><font color="#666666">内田 一彦『ミニチュア金型』　縦26ミリ 横40ミリ 高さ27ミリの小さな型の模型作品。型板からエジェクタープレート、吊りフック金具に至るまで細部にわたり再現され、その全てが美しい真鍮削り出しのパーツで制作されている。ものづくり文化展2017 入選作品。　<a href="https://mechatro-life.com/uchida_kazuhiko/0eaa2b0f-8851-4ed0-958a-227519130b62" target="_blank"><font color="#666666">作品詳細</font></a></font></p>
</div>

<p class="mt36 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> 主な材料に真鍮を使用する理由はなんでしょう。</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">加工性がいいというのが一番の理由ですね。色々試して、アルミだと重量感が出なくて、ステンレスだと硬いんですよね。鉄も、よほどいい鉄を使わない限り硬度差でムラになるので、会社ではあまり使わない真鍮はどうなんだろうと思って加工したら、比較的切削性が良くて、すごく扱いやすい金属だったんです。磨くと綺麗なところも気に入って使っています。ただ、唯一の欠点はすぐにくすんでくるというところですね。1～2週間でくすんでしまいます。</p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> 制作に際して重要視したことや留意したことは。</b></p>　
<p class="mt26 font_size14n">構造をなるべく実物に似せて作りました。型を動かす動力も本物同様トグル式にしてあります。唯一、失敗したところはトグル式にしたことで動作が遅くなってしまったことです。もっと性能の良いステッピングモーターを使えばよかったかなと思ってますね。</p>

<div class="mr45 ml45">
<img src="/result/uploadimg/cultural_exhibition2018/utida05.jpg?v=20181221" alt="" class="mt40" width="500">
<p class="mt13 font_size13n"><font color="#666666">本物同様トグル式で再現された型の開閉機構。</font></a></font></p>
</div>

<p class="mt36 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> 制作に際して苦労した点を教えてください。</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">成形機って図面がないんですよね。ネットを探しても、画像しか出てきませんし、結局トグル式の細かい原理はよくわからないままで、なんとなく絵を見ながら製図しました。設計が終われば、あとは機械がやってくれますから、他に苦労はなかったですね。</p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> 受賞作を通して感じたことや学んだことはありますか？</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">本職で金型を設計しているので、成形機のことはなんとなくわかったつもりでいたんですけど、最終的にどういう風に型を締める力になっているのかとか、実際に作ってみるとよくわかっていない部分があるということを実感しました。</p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> 今後どのようなものづくりに取り組んでいきたいですか？</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">人があまり作らないものがおもしろいなって思っていて、今は「ライブスチーム」（実物同様に蒸気を発生させ、動かすことが出来る模型の蒸気機関車）の制作にチャレンジしようと思っています。若い人であまりやってる方少ないですし、会社の人たちの話を聞いても、「ライブスチームはもっと年取ってからだよね」って（笑）。そんな風に言われるとやりたくなっちゃう（笑）。</p>

<p class="mt8 font_size14n">あとは、汎用フライス盤とかそういう昔の工作機械を作ってみようかなと考えています。一応、XYZ軸は回すと動くようにしようと思ってはいるんですが、あくまでも加工する目的ではなくて、イミテーションとして作ろうかなと。</p>

<p class="mt8 mb73 font_size14n">今のフライス盤って薄く、早く削るのが流行りなので、機械自体もスマートでかっこいいじゃないですか。でも、昔のフライス盤はゆっくりだけど、一気にごっそり削るのでごつくて、すごく重厚感と味があんです。そんな、ほとんどの人がわからなくても、知ってる人がそっと「いいね」を押してくるものづくりをやっていければいいな、なんて思っています（笑）。</p>

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    <title>2018年度ものづくり文化展 aircord賞 受賞者インタビュー</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.originalmind.co.jp/result/2018/12/1179.php" />
    <id>tag:www.originalmind.co.jp,2018:/result//5.1179</id>

    <published>2018-12-24T17:08:07Z</published>
    <updated>2018-12-26T03:09:29Z</updated>

    <summary>  2018年度ものづくり文化展aircord賞受賞作品『Styrofoam C...</summary>
    <author>
        <name>orima_admin</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://www.originalmind.co.jp/result/">
        <![CDATA[ <img src="/result/uploadimg/cultural_exhibition2018/makabe01.jpg" alt="" / class="mt27" width="590">
<p class="mt23 font_size14"><font color=#666666>2018年度ものづくり文化展aircord賞受賞作品『Styrofoam CNC cutter』</font></p>]]>
        <![CDATA[<img src="/result/uploadimg/cultural_exhibition2018/makabe01.jpg" alt="" / class="mt27" width="590">

<p class="mt13 font_size13n"><font color=#666666>2018年度ものづくり文化展aircord賞受賞作品『Styrofoam CNC cutter』</font></p>

<div>
<p class="mt46 mr40 ml40 font_size13n">スタイロフォーム専用のCNCマシン。手動のニクロム線を使ったスチロールカッターでは困難な、垂直な断面の正確無比な加工を可能とする。また、加工方式にアーム式を採用することで、機体本体は小さく、加工範囲を大きくとれるように設計されている。加工可能範囲は500x900mm。100mmまでの厚みに対応。 ほとんどの部品が3Dプリンタで出力されており、生産性と保守性に考慮された作品となっている。</p>
</div>

<p class="mt53 font_size18n"><b>必然からくる美しさみたいなもの。自分で形を作ろうという意識は全くないんです。</b></p>

<img src="/result/uploadimg/cultural_exhibition2018/makabe02.jpg" alt="" / class="mt53" width="590">

<p class="mt13 font_size13n"><font color=#666666>『Styrofoam CNC cutter』制作者の真壁 友さん</font></p>

<div>
<p class="mt46 mr40 ml40 font_size13n">1968年生まれ、新潟県出身、新潟市在住。<br />
東北学院大学大学院応用物理学専攻修了。<br />
長岡造形大学視覚デザイン学科准教授。<br />
せんだいアートアニュアル中谷日出賞、文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品、NIIGATA オフィス・アート・ストリート審査員特別賞受賞、オリジナルマインドものづくり文化展大賞受賞。<br />
銀座三越アートギャラリーや新宿伊勢丹ギャラリーなどで作品展示多数。<br />
アートとエンジニアリングの接点でデザインに取り組む。<br />
作品製作の過程でデジタルファブリケーションの可能性を広げるために各種のCNC工作機械を開発し製作に活かしている。</p>
</div>


<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> ものづくりを始めた経緯について、聞かせてください。</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">今、大学の教員をしながらメディアアーティストや工作機械開発者としても色んなものを作っています。工作の日々、そんな姿を見たうちの姉に「おっきくなっても子どもの頃とやってること同じだね」って言われたんですよ。</p>

<p class="mt8 font_size14n">子どものころから手を動かして物を作るとか、買ってもらったモーターを繰り返し繰り返し使って何かをやったりとか。今の活動も、そういう経験から来てるのだと思います。子どもの頃の夢は「大工さんになりたい」。作ることがやりたくて、子どもの頃のものづくりをしている一番身近な存在が大工さんだったので（笑）。</p>

<p class="mt46 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> 受賞作の制作の経緯について、教えてください。</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">3Dプリンターを買って、いろんなものを作っていたんですが、もうちょっと普通だとやらないことをやってみたいと思ったんです。3Dプリンターでどこまで出来るんだろう...と。それで工作機械作ってみようと思ったんです。でも、普通に考えると工作機械って金属を使わないと作れないじゃないですか。3Dプリンターで出力した部品をメインに工作機械を作るとしたら、柔らかいものしか相手にできないなと考えて。それで、スタイロフォームを切るくらいなら出来るかもしれない、という発想から作ったものなんです。なので、スタイロフォームが切りたくて作ったわけじゃなくて、3Dプリンターで何が出来るのかを考えていった結果として、この『Styrofoam CNC cutter』ができたんです。</p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> 制作に際して重要視したことや留意したことは。</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">設計しながら、組み立てや加工が難しい所をなくして、加工できるとしても2面加工、3面加工しないといけないとなると面倒なので、なるべく1面加工で済むようにしました。</p>

<p class="mt8 font_size14n">あと、3Dプリンターを使うようになってから、2面加工、3面加工ってあんまり気にしなくなりましたが、積層方向だとある箇所は精度が出るけど、ある箇所は精度が出ないとか、サポートの付き方を考えるとここはこうなっているとまずいとか、初期設計の段階から出力のことを考えて作っています。そうしないと、あとで地獄を見るのは自分ですから（笑）。</p>

<p class="mt8 font_size14n">それと、複雑な形状はなるべく避けて、単純な形状で設計しています。エンジニアの人がよく読んでいる見ル野 栄司先生の『シブすぎ技術に男泣き！』という漫画の中で「設計っていうのは一石三鳥だ」というセリフがあるんですね。どんどん構造を単純にしていって、そうすると機能は確実に実現できるし、単純になっていくし、ということが書いてあって。自分も読んでから、もっと単純な設計で実現する方法はないかとCAD上で試行錯誤しながら作っています。</p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> 真壁さんの作品からは美しさを感じるのですが、意識していることはありますか？</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">例えば、まず軸受があって、それを繋ぐための線があって、ネジがあって、接線を描いて...と、必要な要素から順番に決めて作っていくんですね。たぶん、それで美しさっていうのは必然的に出てくるんじゃないかと思っています。必然からくる美しさみたいなもの。なので、自分で形を作ろうという意識は全くないんです。しょうがなくこうなっちゃう（笑）。</p>

<div class="mr45 ml45">
<img src="/result/uploadimg/cultural_exhibition2018/makabe03.jpg" alt="" class="mt33" width="500">
<p class="mt13 font_size13n"><font color="#666666">真壁 友『時の可視化』　機械式時計で使われるクラブツース脱進機を使い、ゼンマイ動力で動く機械美の光る立体彫刻作品。機構に必要なガンギ歯車、アンクル、ヒゲゼンマイ等、全て自作部品で制作されている。ものづくり文化展2012 オリジナルマインド大賞受賞作品。</p>

</font></p>
</div>

<p class="mt36 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> 制作に際して苦労した点を教えてください。</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">苦労した点...、今回はあんまり苦労してないんです。強いていうなら、今回ソフトフェアも全部作ったので、そこが手こずったといえば手こずりましたね。あとは、3Dプリンターで出力待ちが時間がかかるので嫌だな、という感じなんですが、それも朝仕掛けて仕事から帰ってきたらできていたというくらいで。</p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> どんな基板を使っているのでしょう。</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">Arduino（アルデュイーノ）を使っています。Arduinoの中に、「Grbl」というオープンソースのGコードがあるので、それを乗せて動かしているのですが、「Grbl」はXY軸なので、XY軸から２軸に変換するところと、画面描画を全て書かなければいけなかったので、そこは少し苦労しました。</p>

<p class="mt8 font_size14n">ただそれも、この作品のために書いたコードではなくて、前に別の作品で書いたコードをそのまま移植して使ったので、開発期間としては結構短かったですね。</p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> 受賞作を通じて感じたことや学んだことはありますか？</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">『Styrofoam CNC cutter』は、Twitterで公開したんですが、色んな人が欲しがってくれて、自分が知らないニーズがあるんだなと思いました。</p>

<p class="mt8 font_size14n">自分が予想していたのは、看板屋さんとか、店頭のPOPを作る人にはいいかな、と思っていたんです。そいう人たちからも「いいね」って反応があったんですが、鳥人間コンテストに出場している人たちからも反応があって。どうして必要なのか聞いてみると、主翼のリブを作る際にスタイロフォームを翼の形に切るために使いたいそうです。今はどうしているのか尋ねると、紙を両面に貼ってヒーターで切っているみたいで、結構大変なことやってるんだなと思いました。</p>

<p class="mt8 font_size14n">ただ、それを作るには外形は加工できるんですが、穴あけ加工ができないんです。アルファベットの「O」とか加工できないんですよ。なのでヒーターが貫通するような機構をつければ出来るな...と、フィードバックを受けたことで次の展開を考えることができたので、いろんな人たちから気軽にフィードバックを得られるTwitterって凄いツールだなと改めて感じました。</p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> 今後どのようなものづくりに取り組んでいきたいですか？</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">まず、ラクをして作る、というのをやりたいですね。簡単に3Dプリンターでポンと出して、ハイ出来上がり、というような。</p>

<p class="mt8 font_size14n">それと、自分のアートワーク的な作品作り。時計だったり、メディアアートだったり、じっくり時間をかけて作っていくタイプのもの。</p>

<p class="mt8 font_size14n">あとは、工作機械系の事。ものづくりを下で支えているのは工作機械とか道具だと思うんです。ものづくりをやっている人の多くはその上で物を作っているので、その下の支えの部分をやりたいなと思っています。</p>

<p class="mt8 mb73 font_size14n">「簡単に作れるシリーズ」、「手間暇かけて自分が納得できるシリーズ」、「工作機械シリーズ」、この3つのラインでやっていきたいですね。それがたまに売れてお金になったりとか商品化に繋がればいいな、と思っています（笑）。</p>

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<p class="font_size11">2018.12.25</p>
<p class="mt1 font_size13n"><a href="/cultural_exhibition2018/2018/prix03.php" target="_blank"><b>2018年度ものづくり文化展 aircord賞受賞作品『Styrofoam CNC cutter』</b></a></p>
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<entry>
    <title>2018年度ものづくり文化展 明和電機賞 受賞者インタビュー</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.originalmind.co.jp/result/2018/12/1180.php" />
    <id>tag:www.originalmind.co.jp,2018:/result//5.1180</id>

    <published>2018-12-24T17:07:08Z</published>
    <updated>2019-01-07T01:17:04Z</updated>

    <summary>  2018年度ものづくり文化展明和電機賞作品『Hicarix Badge』...</summary>
    <author>
        <name>orima_admin</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://www.originalmind.co.jp/result/">
        <![CDATA[ <img src="/result/uploadimg/cultural_exhibition2018/okamoto01.jpg" alt="" / class="mt27" width="590">
<p class="mt23 font_size14"><font color=#666666>2018年度ものづくり文化展明和電機賞作品『Hicarix Badge』</font></p>]]>
        <![CDATA[<img src="/result/uploadimg/cultural_exhibition2018/okamoto01.jpg" alt="" / class="mt27" width="590">

<p class="mt13 font_size13n"><font color=#666666>2018年度ものづくり文化展明和電機賞受賞作品『Hicarix Badge』</font></p>

<div>
<p class="mt46 mr40 ml40 font_size13n">8×8個のマトリックス状に並んだLEDを自由に表示、点滅させる事ができる電光掲示板のようなLEDバッジ。専用スマートフォンアプリ「Hicarix App」で文字やイラストなどのパターンを作成し、スマートフォンの画面の上に本体を乗せ、画面に映し出される白黒の映像によりパターンの読み込みを行う。BOOTHにて購入可能。「Hicarix Badge (RED)」\2,980（税込）/「Hicarix Badge (BLUE)」\3,080（税込）</p>
</div>

<p class="mt53 font_size18n"><b>「つまんねーな」って言われた方が頑張れる気がするんです（笑）。</b></p>

<img src="/result/uploadimg/cultural_exhibition2018/okamoto02.jpg" alt="" / class="mt53" width="590">

<p class="mt13 font_size13n"><font color=#666666>『Hicarix Badge』制作者の岡本 智博さん</font></p>

<div>
<p class="mt46 mr40 ml40 font_size13n">1984年生まれ、岡山出身、岡山県在住。<br />
本業であるプログラマーの傍、テクノロジーや地元を題材としたweb記事のライティング、オリジナル製品の開発・販売など様々なジャンルで活躍している。</p>
</div>

<p class="mt46 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> ものづくりを始めた経緯について、聞かせてください。</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">僕は元々、ソフトウェアばかり作っていたんですが、最近プログラミングは優秀な若い方がたくさんいてプログラムだけを続けていくことに頭打ちを感じていたんだと思います。</p>

<p class="mt8 font_size14n">プログラムだけで勝ち残っていくのではなくて、2足のわらじとしてもう少し別の範囲に拠り所を求めていたと言いますか、実体のあるもを作れるようになりたいなと思ったんです。そんな頃に、オリジナルマインドさんのKitMill BT200を買ったんです。それがきっかけですね。</p>

<p class="mt8 font_size14n">だから、提灯記事を書いてください。「オリジナルマインドさんの製品を買って人生変わりました」って（笑）。ちょっと怪しい通販ページみたいになるかもしれない（笑）。</p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> 受賞作の制作の経緯について、教えてください。</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">DESIGNFESTA（デザインフェスタ）に行ったとき、参加者の女の子たちがピンク色とか、パステルカラーの可愛い文字で「鬱」とか、「死」とか、「病」とか、縁起でもないことが書かれた缶バッチをカバンとかにたくさん付けているのを見たんです。話を聞いてみるとその子達は「病んでいるのが可愛い」と言うんですね。</p>

<p class="mt8 font_size14n">僕も缶バッチを作りたくて調べたことがあるんですが、缶バッチって原価がすごく安いんですよ。デザインも文字が書いてあるだけなのでそんなに良いわけでもないんです。それでもバッジ1個700円くらいで売られていて。きっと彼女たちは、潜在的に自己表現をしたいだって思ったんです。自己表現できるツールは、TwitterとかFacebookとか、インターネット上にはたくさんありますが、リアルな世界だと意外とないんです。もし、僕が自己表現を助けるようなものを作ったらめっちゃ売れるんじゃないか、と思ったのがきっかけですね（笑）。</p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> どのようにして実現したのでしょう。</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">中国の「Seeed Studio」という基板製造サービスに設計図を送って作ってもらった基板を、マトリックスLEDという8×8個の有り物LEDに半田付けをして、ファームウェアを書き込めば出来上がりです。</p>

<p class="mt8 font_size14n">マイコンは「AVR」というものを使っていて、裏側に「WRITE」と「DISP」と書かれたスイッチがあるんですが、「WRITE」に入れると書き込みモードに、「DISP」に入れると表示モードに切り替わります。</p>

<p class="mt8 font_size14n">スマホとの連動は、BLE（Bluetooth Low Energy）っていうローエナジーのBluetoothとか、WiFiで通信することが多いんですが、それを使うと価格が高くなってしまうんです。例えば、これが1個7,000円です、って言ったら高いですよね。なんとなく3,000円くらいに収まる安い通信方法はないかなと探していて、昔はイヤホンジャックに挿すタイプのものがあったんですが、イヤホンジャックってiPhone8から無くなってしまいましたよね。なので、画面は無くなることはないかなと思って、画面に映し出される白黒の映像を読み取る通信方法にしました。</p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> 制作に際して重要視していることや留意していることは。</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">安全性はとにかく重視しました。1点物の作品だと自分の目の届く範囲でしか使われないか、もしくは、ある程度コントロールできる人を選べる場合が多いと思うんですが、商品として売る以上、誰にどんな使われ方をするか分からないので、使用上絶対に危険がないように気をつけました。</p>

<p class="mt8 font_size14n">例えば、充電式のリチウムイオン電池を使うと発火の恐れがあるので、充電式よりも発火のリスクが少ない使い捨てのリチウム電池を使用しています。それでも発火する恐れがゼロではないので、金属の物と一緒にカバンに入れて端子と接触してしまったとしても、電源がOFFの状態だと絶対にショートしませんし、万が一電源がONの状態でもショートしなように工夫してあります。火が出ると大問題になってしまいますからね。</p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> 制作に際して苦労した点を教えてください。</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">通信精度がなかなか上がらなかったことですね。制作期間が2018年の2月に作り始めて、発売したのが8月なんですが、制作期間のほとんどを通信精度を上げるための試行錯誤に費やしました。発売のギリギリまで8割くらいの精度だったんですが、8割だと意図したものと違うものが表示されてしまうので、商品としてはダメだなと。今では、ほぼ10割に近い精度で通信できます。</p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> 受賞作を通してどんなことを感じましたか？</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">こんなにたくさん売れたのが始めての経験だったし、SNSで商品を買ってくださった方が「すごく楽しい」とか、「もっとたくさん買っておけばよかった」とか書いてくれていて、それは本当に嬉しいかったですね。あと買ってくださった方から追加注文をいただいて、それは満足いただけたからなのかなと思って、それも嬉しかったです。</p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> どこで販売しているのでしょう。</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">「BOOTH」という、pixivが提供する個人の創作物を販売できるサイトがあるんですが、そこで販売しています。還元率が9割超とかなり良くて、発送も代行してくれるんです。例えば100個まとめて入庫しておけば、売れる毎に個別に梱包して発送してくれるんですよ。個人だと毎回梱包、発送となると結構きついんで重宝しています。</p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> 今後どのようなものづくりに取り組んでいきたいですか？</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">めっちゃ馬鹿なの作ろうかなって思ってるんです。まだ何も考えてないんですが、みんなから馬鹿馬鹿しいって言われるようなもの（笑）。</p>

<p class="mt8 mb73 font_size14n">たぶん僕は褒められて伸びるタイプじゃない気がしていて、SNSで途中経過をアップして褒められると、そこで満足しちゃうんです。最後までやり遂げるためには「つまんねーな」って言われた方が頑張れる気がするんです（笑）。</p>

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    <title>2017年度ものづくり文化展 最優秀賞 受賞者インタビュー</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.originalmind.co.jp/result/2017/12/1115.php" />
    <id>tag:www.originalmind.co.jp,2017:/result//5.1115</id>

    <published>2017-12-27T07:01:10Z</published>
    <updated>2018-12-25T06:00:43Z</updated>

    <summary> 2017年度ものづくり文化展最優秀賞受賞作品『せんちゃん（潜望鏡のせんちゃん）...</summary>
    <author>
        <name>orima_admin</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://www.originalmind.co.jp/result/">
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<p class="mt13 font_size13n"><font color=#666666>2017年度ものづくり文化展最優秀賞受賞作品『せんちゃん（潜望鏡のせんちゃん）』</font></p>

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<p class="mt46 mr40 ml40 font_size13n">パチンと手をたたくと、『せんちゃん』が登場。目の点滅のリズムに合わせて手を叩くことで、『せんちゃん』も次第にノリノリな仕草を見せてくれる。手を叩くリズムがずれてしまうと、『せんちゃん』は引っ込んでしまう。外装のほとんどは非金属で作られているが、エイジング塗装を施すことで、金属が風化したような仕上がりになっている。</p>
</div>

<p class="mt53 font_size20"><b>人格を感じられたり、こちらを伺っているんじゃないかと思えるものを作りたい</b></p>

<img src="/result/uploadimg/cultural_exhibition2017/kumagai02.jpg" alt="" / class="mt53">

<p class="mt13 font_size13n"><font color=#666666>『せんちゃん（潜望鏡のせんちゃん）』制作者の熊谷 文秀さん</font></p>

<div>
<p class="mt46 mr40 ml40 font_size13n">1964年生まれ、青森県出身、札幌市在住。 <br />
北海道教育大学札幌分校特別美術科卒。<br />
アトリエ・ヌーボー・コンペ 福田繁雄賞&坂根巌夫賞、パルコ アーバナート パルコ賞 & 伊藤隆道賞、朝日現代クラフト 優秀賞、KAJIMA彫刻コンクール 模型入選、UBEビエンナーレ 実物制作指定など受賞歴多数。彫刻作品から、からくり仕掛けの作品までその表現は幅広い。</p>
</div>

<p class="mt46 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> 最優秀賞を受賞した感想は。</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">いやぁ、めちゃめちゃ嬉しかったですね（笑）</p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> ものづくりの技術はどのようにして習得されたのでしょう。</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">大学が教育大学なのですが、その中の特設美術科というところ入っていて、木材工芸を専門にしていたんです。そこで小さいクラフトワーク的なことをちょこちょことやっていて、基本的な機械の使い方はそこで学びました。そこから直接こういった『せんちゃん』のようなものを作る技術は、もうやりながらなんとなくですよね。</p>
<p class="mt8 font_size14n">仕事でアートワークや、科学館的な施設に設営される仕掛けものを作っていた時期があり、出来もしないのに「やれます！」と（笑）。そこで電気を勉強しました。あまり勉強と意識したことはないんですけどね。この仕事をこなすには身につけないとできないですから、必要に迫られて覚えることを覚え、作り。ということをやっていました。</p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> ものづくり文化展についてどのようなイメージがありますか？</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">メカトロ二クスに特化した賞で、メカメカしいイメージをずっと持っていたんですが、中を覗いてみるとコミカルな作品もあれば、メカっぽい作品もあり、いろいろあって面白いなと思っていました。</p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> その中でも、熊谷さんの作風は他にないものですね。</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">そこできっと勝負できるかもしれないなと思っていました。全く評価されないか、すごく評価してもらえるか、きっとどっちかだろうなと。メカとしては他の人たちに全然敵わないですし、加工の精度も時計を作ってらっしゃる方などに比べたら全然大雑把ですし。味わいの部分で評価してもらえたら嬉しいなと思って応募しました。</p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> 審査会では、「お客さんを巻き込むインタラクティブな作風が素晴らしい」という意見がありました。</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">作品を見せたときに「わぁ！」と喜んでもらえたら嬉しいというのが根本にありますね。「これを作るんだ」とそれに向かって行くだけではなくて、その先に誰かが喜んでくれる姿があって、そこを目指してるんだと思います。自分がやりたいことと、見てもらってる人が喜ぶカタチが同じ方向性だったときはとても嬉しいです。</p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> 今、インタラクティブ作品というと、光や音を使った映像的な作品のイメージが強いですが。</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">そうですね。でもやっぱり、モニターの中で完結してしまうと少し物足りないかなと感じるところがあって。例えばこの『せんちゃん』が実際に、物がなくアニメーションでモニターに出ていたとしたら、あんまり面白くないと思うんです。物の持つ魅力というか、そこにあって触れられるなかで行われるというところの魅力は捨てがたいですね。そこにあるだけで人格を感じられたり、こちらを伺っているんじゃないかと思えるものを作りたいですね。</p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> 現在の作風になった背景はなんですか？</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">自分は悪ふざけにはあまり魅力を感じないんです。自分が悪ふざけができないので（笑）。そうではなくて、なにか大真面目に行われている中で、少しだけズレてるっていうのが面白いなと感じることが多いんです。だからこういう工作にしても、つくりは極力真面目に、隙がないように作り、でもなにかちょこっとコミカルというところが面白さを引き立てるんじゃないかと考えていますね。真面目にふざけてる（笑）。</p>
<p class="mt8 font_size14n">誰しもが、なにかしたり、話すことで笑いを生んだり、喜んでもらえたら嬉しいと思うことってあると思うんですが、自分はそういう風にして笑いを生むのが苦手なんです。好きではあるんですけど（笑）。自分ではできないので作品に託す。それで喜んでいる姿を横で見ながら「よしよし」と思うんです（笑）。</p>

<img src="/result/uploadimg/cultural_exhibition2017/kumagai03.jpg" alt="" / class="mt33">

<p class="mt13 font_size13n"><font color=#666666>熊谷 文秀『タユトウ』</font></p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> 熊谷さんのこれまでの作品には人を楽しませる作品がある一方で、彫刻的な作品もありますが、そういった作品は別の考え方ですか？</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">極端には違わないんですけど、自分がかっこいいと思う形を純粋に作っているんです。人に見せると気持ち悪いと思われたりするかもしれないですが、自分が作りたい形なので割り切って好き勝手作っています。『せんちゃん』も勝手なんですけど（笑）。笑いではなく、純粋にかっこよさや美しさの形を求めたのがこのシリーズです。</p>
<p class="mt8 font_size14n">例えば、戦闘機が並んでたらかっこいいと思いますよね。でも、そこに込められた意味を考えると、人を殺すための道具であったり、相手を制圧するための道具なので、とても認められない存在です。それでも、やっぱり子どもが見てもかっこいいって思うのは、形がいいということだと思うんです。彫刻を作るときは、そういう理屈抜きの形で「お、いいね」っていう世界を作りたいと思ってます。</p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> 今後、どのようなものづくりに取り組んでいきますか？</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">両方ですね。人を楽しませるものと、形を追求したもの。笑いを生むような作品はそれはそれで魅力を感じるので作っていきたいですし、それとは別に形を追求した彫刻にも魅力を感じているので。</p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> 次回の応募者に向けてメッセージをお願いします。</b></p>
<p class="mt26 mb73 font_size14n">自分が楽しんでものを作っていれば、きっとその楽しさは人に伝わるんじゃないかなと思います。</p>


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<div class="ml18 float_130">
<p class="font_size11">2017.12.27</p>
<p class="mt1 font_size13n"><a href="/result/2017/12/1116.php" target="_blank"><b>2017年度ものづくり文化展 優秀賞・明和電気賞 受賞者インタビュー</b></a></p>

</div>

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<a href="/result/2017/12/1117.php" target="_blank"><img src="/result/uploadimg/cultural_exhibition2017/tada03.jpg" alt="" / class=""></a>
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<p class="font_size11">2017.12.27</p>
<p class="mt1 font_size13n"><a href="/result/2017/12/1117.php" target="_blank"><b>2017年度ものづくり文化展 aircord賞 受賞者インタビュー</b></a></p>
</div>

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    </content>
</entry>

<entry>
    <title>2017年度ものづくり文化展 優秀賞&amp;明和電気賞 受賞者インタビュー</title>
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    <id>tag:www.originalmind.co.jp,2017:/result//5.1116</id>

    <published>2017-12-27T06:07:57Z</published>
    <updated>2018-12-25T06:00:28Z</updated>

    <summary> 2017年度ものづくり文化展優秀賞&amp;明和電気賞受賞作品『文字書き計時器　tim...</summary>
    <author>
        <name>orima_admin</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://www.originalmind.co.jp/result/">
        <![CDATA[<img src="/result/uploadimg/cultural_exhibition2017/suzuki01.jpg" alt="" / class="mt27">
<p class="mt13 font_size13n"><font color=#666666>2017年度ものづくり文化展優秀賞&明和電気賞受賞作品『文字書き計時器　time castle』</font></p>]]>
        <![CDATA[<img src="/result/uploadimg/cultural_exhibition2017/suzuki01.jpg" alt="" / class="mt27">

<p class="mt13 font_size13n"><font color=#666666>2017年度ものづくり文化展優秀賞&明和電気賞受賞作品『文字書き計時器　time castle』</font></p>

<div>
<p class="mt46 mr40 ml40 font_size13n">前作の『書き時計 plock』からサイズ、機能が小型化され、歯車がぎっちり詰まった『文字書き計時器 time castle』。独自に開発された筆記機構に加え、ユニークかつ合理的な動きをする「テオヤンセン機構」や「非円形歯車」などが使用されている。複雑な機構が噛み合い、0から始まり1、2、3と「3分間」を壮大に計測する。</p>
</div>

<p class="mt53 font_size18"><b>見たことないものを作りたというのが一番強い</b></p>

<img src="/result/uploadimg/cultural_exhibition2017/suzuki02.jpg" alt="" / class="mt53">

<p class="mt23 font_size13n"><font color=#666666>『文字書き計時器　time castle』の作者の鈴木 完吾さん</font></p>

<div>
<p class="mt46 mr40 ml40 font_size13n">1993年生まれ、宮城県出身。<br />
東北芸術工科大学にてプロダクトデザインを専攻。<br />
同大の卒業制作では時刻を筆記するからくり時計『書き時計 plock』を制作。SNSに投稿した動画が大きな反響を呼んだ。</p>
</div>

<p class="mt46 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> 優秀賞と明和電機賞のW受賞ですね。</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">どこまでいけるのかと思っていましたが、優秀賞を取ることができて、しかも明和電機賞も頂くことができて率直に嬉しいです。</p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> 受賞作の制作の経緯について、聞かせてください。</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">『文字書き計時器』は『書き時計』を作った1年後に制作しました。『書き時計』で構造的に難しかった点や加工精度でうまくいかなかった点などを改善したものを作ることができないかと考えたからです。『書き時計』はサイズや動きが大きくて、簡単に使えるものではありません。また、内部の摩耗も問題でした。そこで、小型化し、使うときだけ動かすような計時器(タイマー)が作れないかと思い、制作しました。</p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> 作品制作の軸になっている想いは。</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">んー...難しいですね（笑）。ぼくのなかで既視感のないものというか、見たことないものを作りたいというのが一番強くて、例えば時計をつくるといって腕時計を作ると、腕時計としか見られないと思うんです。時計という枠に収まるものを作ると、どうしてもその枠に収められてしまう。それはそれで突き詰めていくと何かあるとは思うんですが、ぼくはそれとは別に、枠のない作品を作りたいと思っています。それならではの形状をデザインから加工まで、全て自分で作ることができるっていうのはすごくおもしろいかなと思っているんです。</p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> 受賞作制作の際に留意したことは。</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">既視感の無いような形状や動きをするように設計しました。内部のデッドスペースを最小限に抑えて、動きのおもしろい機構は外側に配置することでコンパクトながら「3分」をより楽しめるようにしました。</p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> カラクリの複雑で難しい機構はどのようにして設計していますか？</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">設計の殆どはCAD上で行い、初めて用いる機構などはプロトタイプを作りながら考えています。設計は最初に実現したい動きを考えて、その動きを紐解きながら単純な機構に分けていき、それらを組み合わせることで複雑なカラクリを作り上げています。</p>
<p class="mt8 font_size14n">『文字書き計時器』の場合は、断続的な動きをさせる機構(ゼネバ機構やロック解除機構)、速度を変化させる機構(歯車の回転の減速・加速や非円形歯車)、自由な動きをさせる機構(カムやリンク機構)があり、干渉しないよう、うまくつじつまを合わせながら設計しました。</p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> 受賞作の制作を通じて学んだことは。</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">今回の『文字書き計時器』の制作は、私がCNCフライスを使用しての初めての制作でした。書き時計を制作した時は木材を糸鋸で削っていましたが、今回はそれ以上に精度のよい設計・切削をすることができました。制作を通じて、ものづくりの経験値が上がったのが自分でも実感できています。今後も、できることをどんどん増やしつつ、アイデアを思い通りの形にできるよう励んでいきたいです。</p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> これからどんな作品を作っていきたいですか？</b></p>
<p class="mt26 mb73 font_size14n">加工とか、そいういう制作の経験値を上げていって、からくり時計というカテゴリを自分の中で広げていきたいと考えていて、今よりももっと小さく、持ち運べるような素材にしていけたらなと思っています。最近は金属もやっていて、それも合わせられたらおもしろいなと思っています。</p>


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    </content>
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    <title>2017年度ものづくり文化展 aircord賞 受賞者インタビュー</title>
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    <id>tag:www.originalmind.co.jp,2017:/result//5.1117</id>

    <published>2017-12-27T05:07:57Z</published>
    <updated>2018-12-25T06:00:20Z</updated>

    <summary> 2017年度ものづくり文化展aircord賞作品『Yunit5X RoboCu...</summary>
    <author>
        <name>orima_admin</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://www.originalmind.co.jp/result/">
        <![CDATA[<img src="/result/uploadimg/cultural_exhibition2017/tada01.jpg" alt="" / class="mt27">
<p class="mt13 font_size13n"><font color=#666666>2017年度ものづくり文化展aircord賞作品『Yunit5X RoboCupJunior2017 出場ロボット』</font></p>]]>
        <![CDATA[<img src="/result/uploadimg/cultural_exhibition2017/tada01.jpg" alt="" / class="mt27">

<p class="mt13 font_size13n"><font color=#666666>2017年度ものづくり文化展aircord賞作品『Yunit5X RoboCupJunior2017 出場ロボット』</font></p>

<div>
<p class="mt46 mr40 ml40 font_size13n">RoboCupJunior Soccer Open Leagueという競技に出場した自律サッカーロボット。ロボットには，競技ボールを検出するセンサの他に，自己位置推定のための超音波距離センサ，床の白線を検出するための光センサ，自分の姿勢を検出するためのジャイロセンサ，及びそれらを管轄しながらロボットにサッカーの動作をさせるようプログラムされたマイクロコントローラが搭載されている。</p>
</div>

<p class="mt53 font_size18"><b>本当に世の中を変えられるロボットを作りたいと思っているんです。</b></p>

<img src="/result/uploadimg/cultural_exhibition2017/tada02.jpg" alt="" / class="mt53">

<p class="mt13 font_size13n"><font color=#666666>『Yunit5X RoboCupJunior2017 出場ロボット』の作者の多田 有佑さん</font></p>

<div>
<p class="mt46 mr40 ml40 font_size13n">1998年生まれ、東京都出身。<br />
都立産業技術高等専門学校 電気電子工学コース4年生（2017.12.27現在）。<br />
小学2年生の時にテレビで見た「NHK高専ロボコン」をきっかけにロボット製作を開始。芝浦工大ロボットセミナー、子供の理科離れを無くす会、川崎ロボット競技大会ジュニア部門などのロボット大会に参加。「関東ロボット練習会」ホビー二足歩行ロボットのコミュニティに参加して以降は、ロボゴング、ROBO-ONE、ROBOT-JAPAN等の大会に参加。<br />高等専門学校入学以降、RoboCupJunior Soccerに参加し、2015年国内大会準優勝、2015年世界総合5位、2017年国内ベストプレゼンテーション賞を受賞。</p>
</div>

<p class="mt46 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> 今回受賞されたaircord賞のaircordさんは、有名なアーティストや、芸能人が出ているPVで使われている機材を作っている会社なのですが、見せ方のプロフェッショナルである彼らが、多田さんの作品を一番に選考しました。</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">まずは、このような賞をいただけたことを光栄に思います。ありがとうございます。<br />
実は、僕は今回の受賞を通してaircordさんのことを知りました。僕は高専で工学を勉強していますが、見せ方やデザインなどを専門に勉強する機会はありませんでした。ただ僕自身、かっこいいロボットが好きだったので、何か作るときにはそれを目指して作るようにしていました。それが結果として評価していただけたのかなと思っています。</p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> 受賞作の製作の経緯について、聞かせてください。</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">『Yunit5X』は、2017年度RoboCupJuniorのサッカーオープンリーグに出場するにあたって製作した競技ロボットです。この競技に出場するにあたっては、二人以上がチームを組んで出場する必要があります。僕のチームはこの年に、東京で活動する僕と香川県で活動するメンバー同士でチームを組む、という事に挑戦しました。国内大会や世界大会で上位の成績を持つ二人が組むことで、お互いの情報共有を狙った形です。</p>
<p class="mt8 font_size14n">結果として、私達のチームは国内7位とベストプレゼンテーション賞を受賞することができました。大会成績としては満足いかなかったものの、お互いの技術情報を共有するという目的は大いに達せられました。</p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> 受賞作製作の際に留意したことは。</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">壊れないように作ること、綺麗に作ること、新しい機能を毎年実装することの３点を心がけて作りました。ロボットを開発するにあたっては、ハードウェアを実際に動かす必要がありますが、その際には「動かす物が壊れない」ことが前提条件になります。特にRoboCupJuniorのサッカーは、ロボット同士が激しく衝突する競技で、瞬間的にはロボットを腰の位置から落下させるのとほぼ同じくらいの大きさの衝撃がかかります。そのためロボットには、それだけの衝撃に耐える瞬間的な耐久性と、長時間のプログラミング・調整に耐える持続的な耐久性の両方が求められるのです。</p>
<p class="mt8 font_size14n">綺麗に作ることは、僕自身の「綺麗なロボットにしたい」という思いから来ています。基本的には「ロボットの外から見える位置にケーブルを通さない」ことに気をつけています。これによって、美しく見えるだけでなくシステムの安全性を高め、メンテナンスコストを下げる狙いもあります。</p>
<p class="mt8 font_size14n">新しい機能を毎年実装することは、この『Yunit5X』に限らず続けてきたことです。僕はRoboCupJuniorに参加するにあたって、全く同じ構成のロボットを作ったことは一度もありません。新しいロボットを作る際には、必ず過去のシステムに対して何か一つ大きな変更を加えていました。もちろん、勝ち負けだけを優先するのであれば、本来はそういう事はするべきではないのですが、僕はこれを3年間続けた事で、最初の1年目からは想像もできないような技術を身につけることができました。</p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> 以前、多田さんがプレゼンテーションをしている動画をお見かけしました。プレゼンテーションをする機会も多いのでしょうか？</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">そうですね。RoboCupJunior参加者の親御さんから話して欲しいと言われて。</p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> どんな内容を話して欲しいと言われるんですか？</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">RoboCupJuniorは小学生から高校生まで幅広い年代が参加する競技ですから、技術的な内容よりは「どんなところに気をつけてロボットを作ったか」や「ロボットを作るための知識をどうやって勉強したか」など、主に考え方や方法についての話をしています。</p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> やりがいは感じますか？</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">みんな一生懸命聞いてくれるので、とてもやりがいを感じます。僕はブログを書いているのですが、プレゼンをきっかけにブログへ訪問してくださる方も多いです。</p>
<p class="mt8 font_size14n">僕がそうだったように、何かを始めたての人たちは、プログラムでもなんでも分からないことがあったらすぐにネットで検索すると思うんですけど、それで何かを知ることができるのは、過去に誰かが書いてくれているからです。だとしたら、いずれは自分が書く側になって、次の世代の人たちに情報を発信していきたい。恩返しという言葉がありますが、恩を返そうとした時にはもうその人は手が届かない存在だったりしますから、恩返しではなく「恩送り」のつもりでやっています。</p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> 作品を美しく作ろうとする軸になっている気持ちはどこにあると感じますか？</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">元々僕はメカが本能的に好きで、小学生の頃はエンジンの構造などの本をずっと読んでいるような子どもでした。機械というと無骨なイメージがありますが、僕自身は、機械はスマートなものであるべきだと思っていて、見た目まで洗練された「美しいメカ」には非常に魅力を感じます。自分のロボットを設計するときにも、自分が魅力的だと思うものを作るようにしています。</p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> よくiPhoneは目に触れない内側の設計までこだわっているといいますね。</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">そうですね。だからApple大好きです（笑）</p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> 高等専門学校卒業後はどんな進路を希望していますか？２年前にお伺いした際は「ロボット博士を目指している」とお話しされていましたね。</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">目指している方向性自体は変わらないですね。ただ、やはり具体的な進路や仕事のことを考えないといけない時期になってきています。僕は今高専4年生で、５年卒業後は大学への編入などを考えないといけないのですが、勉強がそんなに得意じゃないんですよ。ただ、中には技術を評価して下さる学校もあるので、そこも視野に入れながら進路を検討しているところです。</p>
<p class="mt8 font_size14n">将来的には、開発の仕事をしたいと思っています。本当に世の中を変えられるロボットを作りたいと思っているんです。でも、そのためにはまだまだ勉強が必要だなと思います。</p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> 将来は、どんなロボットを作ってみたいですか？</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">僕の中では、ロボットは大きく分けて２つ、１つは"存在がどんどん消えていくもの"、もう一つは"存在がどんどん露わになっていくもの"です。消えて行く方は、究極的にはメガネのようなものだと思っています。例えば、誰もメガネをかけている人を障がい者とは呼びませんよね。将来ロボットがそんな存在になれたらと思うんです。アシストスーツを着ていることが、メガネを付けているくらいの感覚になるという事です。</p>
<p class="mt8 font_size14n">そしてもう一つの、存在がどんどん露わになるロボットというのは、誰が見ても「ロボット」と思えるもの。テレビ、エアコン、冷蔵庫、と同じように、普通の家庭に置いてあるような存在に、ロボットがなるという事です。今、AIなどの情報技術がどんどん発達していますが、それらと人間を繋ぐツールが不足していると思います。将来ロボットが、そこを繋ぐ存在になるんじゃないかと思っています。</p>

<p class="mt26 font_size14n"><b><span style="letter-spacing: -0.1em;">―――</span> ヒューマノイドロボットのようなもですか？</b></p>
<p class="mt26 font_size14n">ヒューマノイドも一つの形ですが、いろんな形があると思っています。例えば、音だけを鳴らすAIスピーカーも、人とAIを繋ぐ一つの形だと思うんです。ヒューマノイドにすると、どうしても人間と比較されてしてしまうので、不気味の谷などの問題が生じてしまいます。</p>
<p class="mt8 font_size14n">僕が注目しているのは、人間の感受性を利用したロボットです。人間の感受性というのは、ものすごく強くて、例えば顔文字などの文字列からだけでも相手の顔や表情を想像することができます。そこを上手く引き出すようなロボットを作りたいと思っています。</p>
<p class="mt8 mb73 font_size14n">その形を探るヒューマンロボットインタラクションという分野にすごく興味があって、今は石黒浩先生のいる大阪大学大学院を目指しています。ただ、世の中を変える方法は学術だけではないと思っています。例えばスティーブ・ジョブズは論文を出していないけど世界を変えちゃったじゃないですか。広い視野を持って、色々な可能性を捨てずにやっていけたらなと思っています。</p>

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<a href="/result/2017/12/1115.php" target="_blank"><img src="/result/uploadimg/cultural_exhibition2017/kumagai04.jpg" alt="" / class="mt7"></a>
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<div class="ml18 float_130">
<p class="font_size11">2017.12.27</p>
<p class="mt1 font_size13n"><a href="/result/2017/12/1115.php" target="_blank"><b>2017年度ものづくり文化展 最優秀賞 受賞者インタビュー</b></a></p>
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<a href="/result/2017/12/1116.php" target="_blank"><img src="/result/uploadimg/cultural_exhibition2017/suzuki03.jpg" alt="" / class=""></a>
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<p class="font_size11">2017.12.27</p>
<p class="mt1 font_size13n"><a href="/result/2017/12/1116.php" target="_blank"><b>2017年度ものづくり文化展 優秀賞・明和電気賞 受賞者インタビュー</b></a></p>
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    <title>「古いのに新しい！？」世界に出せる日本人ならではの価値を書き時計に見た。</title>
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    <published>2017-07-11T08:11:04Z</published>
    <updated>2018-01-29T03:54:15Z</updated>

    <summary>  栃木県のとある場所に工房を構える鈴木完吾さんを訪ねた。完吾さんは、カラクリ式...</summary>
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        <![CDATA[ <img src="/result/uploadimg/kakitokei/kakitokei15.jpg?v=20170711" alt="" />
<p class="mt5">栃木県のとある場所に工房を構える鈴木完吾さんを訪ねた。完吾さんは、カラクリ式の「書き時計」で一躍有名になった方だ。</p>]]>
        <![CDATA[ <img src="/result/uploadimg/kakitokei/kakitokei15.jpg?v=20170711" alt="" />
<p class="mt5">栃木県のとある場所に工房を構える鈴木完吾さんを訪ねた。完吾さんは、カラクリ式の「書き時計」で一躍有名になった方だ。</p>

<iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/pu0KgZFCTO8" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>

<p class="mt5">大学の卒業制作で制作途中の「書き時計」を何気なくSNSへ投稿したことをキッカケに一気に拡散され、大きな反響を得た。取材中にそのことについて伺ったところ、このことに一番驚いたのは完吾さん自身であったようだ。「反響がなければきっと平凡に生きていたと思う。」と語ってくれた。それほどターニングポイントとなったのであろう。しかし、一躍有名になったことは同時にプレッシャーも生み出したようであった。「一番初めのインパクトを超えるのはなかなか難しいと思う。」ということも言っていた。</p>

<img src="/result/uploadimg/kakitokei/kakitokei16.jpg" alt="" / >

<p class="mt5">完吾さんは、どちらかというと派手なタイプではないし、進んでメディアに出たがるような感じの印象はない方であった。工房には、カラクリや時計づくりに関する本だけがシンプルに並べられ、作業机と機材類、他には制作途中の機構部品がたくさん置かれてるだけで「つくることが本当に好きなんだぁ」と工房の様子からもそう感じさせられたのだ。取材中も自ら進んで自己アピールするようなそぶりは全くなく、ものづくりのことになると「ドキッ」とさせられる核心的なことを言葉少なめにバシッ！と発してくれるような方であった。本について触れると、全部英語で書かれている愛読書を持ってきて「作品作りにどうしても必要で和訳しながら読んだんです。」と話してくた。</p>

<img src="/result/uploadimg/kakitokei/kakitokei17.jpg" alt="" />

<p class="mt5">この後「完吾さんの根本になっているものは何かありますか？」と尋ねると「初めて聞かれました笑」と考え込ませてしまった。シンプルに「面白いから」作ってきたのだろう。実際、中学生の頃は文房具などを解体してよく遊んでいたらしい。解体したり作ったりすることが楽しかったから、ゲームなどもそんなにしなかったのだとか。</p>

<p>さすがと言うべきか、そんな完吾さんが一躍有名になるきっかけとなったあの書き時計はなんと、制作期間わずか10ヶ月とのことであった。しかも、あれが完吾さんの「第1作目」であったらしい。書き時計を作るまでは、ほとんど作品などは作ったことがなかった。しかもその10ヶ月の中には時計自体の研究期間も含まれている。とんでもない集中力と継続力だ。集中できる人はたくさんいるが、その集中を継続できる人となるとそう多くはいない。この継続的で深い集中力こそが完吾さんの作品制作を支えているものなのかも知れない。</p>

<p>なぜそんなに集中力を継続できるのか聞いて見たところ、「こう言うのは一気に作らないといけないんです。すごく集中して細かなことをするから、一度中断すると思い出すのに時間がかかったりする。」 「作品とは関係ない日常的ないろんな不安を考えたりすることもある。それで手が止まったりもするんだけど、そう言う時は逆に作って忘れようと思っている。」 と話してくれた。</p>

<p>また、取材中に1作目の書き時計の知識を応用した、2作目となる「タイムキャッスル」を見せてくれた。これは3分間を図ることのできる文字書きタイマーだ。こちらの2作目はなんと制作期間はわずか5ヶ月だという。</p>

<iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/9hqu0j1MT_o" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>

<p class="mt5">ちなみにこちらのタイムキャッスルは、MADE IN JAPANの高品質な時計で知られる時計メーカーシチズンさんのPVにも使用されている。</p>

<img src="/result/uploadimg/kakitokei/kakitokei18.jpg" alt="" />

<p class="mt5">これらの書き時計だが、制作に至る小さなキッカケがあった。それは大学の先輩が振り子時計を自作していたことだ。それを見て「これに『カラクリ』『書く』と言う動作を入れたら面白そう」と思ったのがキッカケであった。</p>

<p>カラクリの魅力を尋ねたところ、「電気などを使わずに、自分の手を離れても動いているのが生き物のようで面白い」とのことであった。構造的に簡略化したものよりも、昔の人たちが頭を使って作り出してきたものが好きで、そうした古き良き部分を掘り下げたものづくりに価値を感じるし、楽しいのだという。だから電気を使うことにはあまり興味がないとも話してくれた。たとえば少し前まではリンク機構などが使われていたものでも、今はプログラミングでやってしまっていたりするのだが、完吾さんはリンク機構をタイムキャッスルの中で復活させている。</p>

<p>しかも、そのほとんどが湿気などでの変形が激しい木材で作られている。そのことについて尋ねてみると「金属はのぺっとしていて無機質だけど、木は手に馴染むしあったかいのが生き物っぽくて好きなんです。木の方が難しいからこそ、面白い。」と素材へのこだわりも話してくれた。そうしたこともあり、完吾さんはあらゆる木材の性質を熟知しているようであった。強度や粘りなどを考慮して最適な木材を使い分けてカラクリを組み立てている。</p>

<img src="/result/uploadimg/kakitokei/kakitokei20.jpg" alt="" />
<img src="/result/uploadimg/kakitokei/kakitokei21.jpg" alt="" / class="mt10">
<img src="/result/uploadimg/kakitokei/kakitokei27.jpg" alt="" / class="mt10">

<p class="mt5">作品に木材を多用する完吾さんはこれまで糸鋸を使い多くの部品を加工されてきている。そんなこともあり「工房に当社の<a href="http://www.originalmind.co.jp/products/kitmill_rz">KitMill RZ300</a>を置いてくれてはいるが、材料をたくさんのネジで固定したり、いちいち加工データをつくるよりも糸鋸でやったほうが早いって思っているんじゃないかな。」そんなことを思いながら、ふと取材中に工房を見渡して見るとRZが置かれている作業台の下に数え切れないほどの加工された木材が置かれているのが見えた。（正直ここまで活用いただけていると思わなかったので本当に嬉しかった。）</p>

<p>当社のKitMillは、糸鋸などでは加工しにくい立体的な形状の部品や、金属の加工にはもってこいだ。けれども、完吾さんは平歯車のような単なる切り抜きにも活用してくれていた。どんなに糸鋸に慣れていても細かい歯の形状まで糸鋸でつくるのは、さすがの完吾さんでも骨が折れるのかもしれない。書き時計のような素晴らしい作品に、製品が少しでも活用されていることは当社にとっては本当に嬉しいことなのだ。</p>

<img src="/result/uploadimg/kakitokei/kakitokei22.jpg" alt="" />
<img src="/result/uploadimg/kakitokei/kakitokei23.jpg" alt="" / class="mt10">
<iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/Dtiwydl2KVw" frameborder="0" allowfullscreen class="mt10"></iframe>
<p class="mt5">完吾さんの書き時計にはふんわりとした柔らかなアンティーク感が漂う。材料はほとんど木材だし、動力源も電気ではなく錘、制御はプログラミングではなくカラクリを使用している。それにより一見「新しさ」とは逆行しているようにも見える。</p>

<p>「古い感じのものが好きなのかな？」そう思った私は完吾さんに最近次々と世に出てくるガジェットなどの「新しいものづくり」には関心がないのかを尋ねて見た。すると、完吾さんは私の予想とは真逆の答えをしてくれた。</p>

<p>私：「最近のガジェットなどの新しいものはどう見ていますか？？」</p>

<p>完吾さん：「僕は新しいものが作りたいから、あまり興味がないんです。」</p>

<p>私は一瞬「どゆことだろう？？完吾さんの作っている作品はどれも古い感じが良さな気もするのだけど...」と思ってしまった。<br />
けれども、「新しいものを作りたい」と書き時計の外観とは矛盾している言葉を完吾さんは何の迷いもなく言っていた。つまり、完吾さんにとって「木材」も「動力源が錘なことも」「カラクリ」も、さらには時を刻むためにわざわざ「書く」と言う遠回りな動作をさせることも「新しい」と言うことなのだ。この部分にこそ、完吾さんのクラフトマンシップが深く関係しているように感じられた私はさらに質問を重ねて見た。</p>

<p>私：「ガジェット系のものづくりは古いということですか？？」</p>

<p>完吾さん：「そういうことではないんですが、次から次へと新しいものが出てくるのを見ていて「またか」と僕は感じてしまう。深さを感じられなくて、僕は深みのある新しいものが好きなんです。」</p>

<p>私：「なるほど。」</p>

<p>完吾さんのいう「深みのある新しさ」という言葉、日本人の私たちにはすんなりとわかるものではないだろうか。けれども、この完吾さんの言葉を聞くまでかくいう私自身「新しい」という価値観を完吾さんのそれとは全く違う感覚で捉えてしまっていたように思う。<br />
「便利なもの＝新しい」「今までになかったもの＝新しい」「最先端なもの＝新しい」...といった具合だ。確かにこれらも新しいことに変わりはない。世の中を便利にしてくれる大切なものだ。けれども、完吾さんの考える新しさには深みが必要だというのだ。日本が世界に提示できる新しさはもしかしたら、世界標準の「最先端」とは一線を画したものなのかもしれない...。ふと、そんなことを思わされた。<br />
「完吾さんは本当に日本人らしいつくり手だなぁ」と思わされた。ものを作っているのにものに宿る物質的ではない価値観をとても大切にされているように思えたからだ。</p>

<p>今後世界は、さらなる人工知能の発達に伴い「数値化できるもの」は価値を少しずつ失っていくだろう。なぜならば数値化できるものは人間でなくても作れてしまうからだ。だけども、その人工知能を作り出しているのは人間だ。私たちはまさにそれらの話題につい夢中になり、人工知能を搭載した「最先端」のガジェット類だけを新しいものだと思い込んでしまっている節がある。</p>

<p>それらガジェット類に比べて、完吾さんの書き時計はまったく最先端ではない。それどころか今はもう使われていないあらゆる機構や技術で作られている。けれども書き時計のようなものは、絶対に人工知能では作ることはできないだろう。なぜなら、人の手を通してでなければ作品の中に込めることのできない価値が凝縮されているからだ。そして私たちは、そのなんとも言葉では形容しがたい価値に確かに気が付いている。</p>

<iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/mTtf4KF5Xz4" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>
<p class="mt5">こうした「人工知能では作り出せないもの」に新しさを見出す完吾さんの感性とその作品は、口下手な日本人が表現したくてもうまく言えない「深い価値」を代弁してくれるものなのかもしれない。だからこそ、書き時計の投稿はSNSで一気に拡散されたのだ。そして、こうした価値観は日本人が職人的なものづくりの中でずっと大切にしてきたものなのだ。</p>

<p>何もかもが便利になり、効率化され、消費されゆく時代に生きていて私たちはなぜ、完吾さんの「便利ではない作品」に惹きつけられるのであろう。<br />
もしかしたら、まさにそれが「不便だから」なのかもしれない。ある意味で人の歴史とは、無駄や不便さを削ぎ落とし、効率的で便利な世の中にしてきた歴史だ。だけども、私たちはなぜだか、そうした中でも不便なものをどうしようもなく求めてしまったりする。それは今も昔も変わらない。</p>

<p>それは不便なものには人の「手間」が必要だからだ。だからこそ、愛情の目で見てしまう。そこに何か失ってはいけない温かさみたいな充実感を私たちは感じている。完吾さんの書き時計は、使用者が手間をかけて調整してあげることで初めて、ようやく時刻を刻み出す。しかもただ刻むのではななく、今の時代にはいささか大層な機構がガチャガチャとわざわざ大きな音を出して数字を書いてくれるのだ。しかし、こうした手間をかけてやっと刻まれた時刻を見るとき、私たちは過ぎ行く時の一端に感動できるのかもしれない。</p>

<p>日本のものづくりは今後、世界のどの国もまだ気づいていない「深みのある新しさ」を届けていこうではないか。そんな勇気と進むべき方向を彼に教わった気がした。</p>


<img src="/result/uploadimg/kakitokei/kakitokei26.jpg" alt="" />

<p class="mt5">編集後記：<br />
後日、独立時計師の浅岡肇さんのアトリエに完吾さんと一緒におじゃまさせていただいた。浅岡さんは世界でも10人程しかいない日本では初めてとなる「独立時計師」の一人で、たいへん有名な方だ。その浅岡さんから「鈴木君さえよければときどき時計を見せにきなさい。相談にのるよ」という言葉を頂いた。私もそれを聞いてすごく嬉しくなってしまった。</p>]]>
    </content>
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    <title>「クルマが好きだ！」「ものづくりが好きだ！」匠の心のエンジンは情熱を糧にして回り続ける</title>
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    <published>2017-05-09T08:02:33Z</published>
    <updated>2018-03-27T07:04:30Z</updated>

    <summary> 自動車関連や航空機関連産業が盛んなことで知られる岐阜県。その中の岐阜市に工場を...</summary>
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        <![CDATA[<img src="/result/uploadimg/maekawa/interview_maekawa01.jpg" alt="" />
<p class="mt5">自動車関連や航空機関連産業が盛んなことで知られる岐阜県。その中の岐阜市に工場を構える「株式会社マエカワエンジニアリング」が設計・製作する削り出しの自動車用チューニングパーツは、クルマ好きの間で高い評価を得ています。</p>]]>
        <![CDATA[<img src="/result/uploadimg/maekawa/interview_maekawa01.jpg" alt="" />
<p class="mt5">自動車関連や航空機関連産業が盛んなことで知られる岐阜県。その中の岐阜市に工場を構える「株式会社マエカワエンジニアリング」が設計・製作する削り出しの自動車用チューニングパーツは、クルマ好きの間で高い評価を得ています。マエカワエンジニアリングでは、チューニングパーツの材料に軽量なアルミ合金を用いることがほとんどで、切削加工後にそのまま放置しておくと酸化皮膜が出来てしまい、それが腐食の原因となります。それを防止するのがアルマイト処理なのですが、その処理までをも自社内で行っています。特にカラーアルマイトの仕上がりがとても美しく、高精度なパーツの魅力を一層引き立てているのです。社長の前川一敏様は、製品加工の様子をたびたびFacebookにアップロードされていて、その記事の中で、あの見事なカラーアルマイト処理には当社の「アルマイトキット・彩」を使用されていることを知り、ぜひお話を伺いたくこのたび現場を訪問させていただきました。</p>

<p>"空の町"各務原から西へおよそ8km。国道21号バイパス脇に見える、大型車がすっぽり入るほど大きな2棟続きの建物がマエカワエンジニアリングです。そのうち1棟が部品加工工場で、もう1棟は自動車のメンテナンスやモディファイを行う、いわゆる「クルマいじり用のガレージ」になっています。実は、前川様はチューニングパーツを設計・製作するだけではなく、自社製パーツの取り付けとメンテナンスを自ら行ったクルマを駆って、ラテンフェスタ等のイベントにおける各種レースにも出場される、根っからのモータースポーツマニアなのです。</p>


<img src="/result/uploadimg/maekawa/interview_maekawa02-2.jpg" alt="" />
<p class="mt5">前川様は、マエカワエンジニアリング創業以前には岐阜市内の歯車メーカーにお勤めされていて、そこでは工作機械や自動車、航空宇宙産業に向けた精密歯車を作っていました。13年勤めたところで独立しマエカワエンジニアリングを設立。今年で創業18年目になるとのことで、これまでの間「自社内で出来ることは自社内で完結」を目指して段階的に設備を増設。現在の主力設備は５軸複合加工機、CNCターニングセンタ（旋盤）、４軸マシニングセンタの3台になりました。これだけの設備があれば、出来ない切削加工はほぼありません。工場では、前川様と息子さん娘さんの親子3人で役割を分担して、設計、段取り、加工、表面処理、検査、出荷を手際よく行っています。</p>


<img src="/result/uploadimg/maekawa/interview_maekawa11.jpg" alt="" />

<img src="/result/uploadimg/maekawa/interview_maekawa03-2.jpg" alt="" / class="mt5">
<p class="mt5">自動車の車高調整キットに使われるロックナットや、FIAT500用のシリンダーヘッドカバー、エアコンのダイヤルリング等の製品がずらっと並んでいます。汎用的なパーツではA5052、A5056を使い、強度を要するパーツにはA2017（ジュラルミン）、時にはA7075（YH75：超々ジュラルミン）を使用しています。どれもこれも、挽き目が美しくお仕事の丁寧さを感じます。</p>


<img src="/result/uploadimg/maekawa/interview_maekawa04-2.jpg" alt="" />
<p class="mt5">マエカワエンジニアリングでは、構想を決めたらそのまま３次元CADで設計を行い、絵を描きながら他部品との嵌合具合を計算し、ツール干渉を考慮し製品精度と細部の造りを煮詰めていきます。その過程で、使用する切削工具の最適化までを行いカッターパスを作成。加工精度は社内設備のスペックに委ね、最後の表面処理まで自社内で行うため紙図面を出力する必要がなく、作業の流れに無駄がありません。</p>


<img src="/result/uploadimg/maekawa/interview_maekawa15.jpg" alt="" />
<img src="/result/uploadimg/maekawa/interview_maekawa05-2.jpg" alt="" / class="mt5">
<p class="mt5">機械が並ぶエリアの奥に「<a href="http://www.originalmind.co.jp/products/as">アルマイトキット 彩</a>」がありました。</p>

<p>アルマイト処理のDIYキットは、当社の「彩」の他にもいろいろなものが販売されています。その中で「彩」を選ばれた理由を前川様に伺うと「オリジナルマインドのアルマイトキットには電源装置がついてくるので、セットアップが容易ですぐに使えるメリットがあったから」とのことでした。3年ほど前にご購入いただいて以来、「彩」は毎日働いているそうですが、最初は処理に失敗してしまうことがあったようです。白アルマイトならばその失敗も目立たないのですが、カラーアルマイトでは際立って目についてしまいます。<br />
失敗の原因としては、</p>

<ul>
<li>温度のコントロール</li>
<li>脱脂不足</li>
<li>電極の接触不良（製品との接触、枠との接触の両方）</li>
</ul>

<p>が挙げられますが、これは付属の説明書に忠実に従うことで回避できるもので、前川様は常に安定した色味が出せるように、もうひと工夫されていました。</p>


<img src="/result/uploadimg/maekawa/interview_maekawa21.jpg" alt="" /">
<img src="/result/uploadimg/maekawa/interview_maekawa22.jpg" alt="" / class="mt5">
<img src="/result/uploadimg/maekawa/interview_maekawa06-2.jpg" alt="" / class="mt5">
<img src="/result/uploadimg/maekawa/interview_maekawa07-2.jpg" alt="" / class="mt5">
<p class="mt5">それは「処理前に製品の肌をごくわずかに一皮剥くこと」。そのために、一旦製品を苛性ソーダに漬け、次いで希硝酸に漬けて中和してから水洗いを行いアルマイト処理をするという手順を踏みました。ただし若干つや消しの状態になるため、つやを生かしたいときには希硝酸のみの使用が好ましいそうです。これはとても勉強になりました。</p>

<p>他にも電極と製品の接触不良を防止するためにブッシュを作ったり、接点跡を目立たせないために、製品の機能を損ねない部分にザグリを入れて、そこに接点を取るといった工夫もされています。</p>


<img src="/result/uploadimg/maekawa/interview_maekawa08-2.jpg" alt="" />
<p class="mt5">マエカワエンジニアリングでは旧車に見受けられる経年トラブルを解消すべく、オーナー向けにさまざまなパーツを作り出しています。こちらの大きな製品は、ランチア・デルタ用に作られたエンジンロアオイルパンです。これはランチア・デルタのオーナーさんに好評で、作れば数日で完売してしまうほど。「こういうモノを待ち望んでいた」という喜びの反応ですね。このサイズの製品でも「彩」でのカラーアルマイトで全面にまんべんなく色が入っています。封孔処理では専用のステンレス槽を自作し、製品一個につきカセットガス一本の消費ペースで煮沸を行ったそうです。</p>


<img src="/result/uploadimg/maekawa/interview_maekawa09-2.jpg" alt="" />
<p class="mt5">アルマイト処理を終えた製品に仕上げのマーキングをするのは、レーザー加工機のお仕事です。このレーザー加工機は、発振器の交換によってCO2とファイバーの両方が使えるモデルで、あらゆる材料への加工が出来る優れものです。</p>


<img src="/result/uploadimg/maekawa/interview_maekawa40.jpg" alt="" />
<p class="mt5">こちらのクイックシフターへのマーキングや...</p>


<img src="/result/uploadimg/maekawa/interview_maekawa41.jpg" alt="" />
<p class="mt5">先ほどご紹介したエンジンロアオイルパンのドレンボルトへのマーキングなど、カラーアルマイト製品のカッコ良いアクセントにもなっています。</p>


<img src="/result/uploadimg/maekawa/interview_maekawa42.jpg" alt="" />
<p class="mt5">事務所の隅には３Dプリンターがあります。1個２個のちょっとしたパーツの造形に使っているようです。</p>


<img src="/result/uploadimg/maekawa/interview_maekawa43.jpg" alt="" />
<img src="/result/uploadimg/maekawa/interview_maekawa10-2.jpg" alt="" / class="mt5">
<p class="mt5">加工工場を後にしてお隣の「クルマいじり用ガレージ」へ。ドアを開けた瞬間目に飛び込んできたのは、ショーケースにきれいに収められた大量のミニカー。ほとんどがレーシングカーで、前川様がモータースポーツマニアである十分な証拠ともいえるでしょう。とにかく圧巻な光景にこちらもワクワクでした。</p>


<img src="/result/uploadimg/maekawa/interview_maekawa11-2.jpg" alt="" />
<p class="mt5">ガレージには、溶接機、ブラストマシン、シャーリングといった機械がならびます。加工工場の設備と合わせると、マエカワエンジニアリングで作れないモノはないのでは？と思います。自動車のエンジンや足回り等の手入れでは、必要に応じてパーツを自作することがあると思いますが、まず「自分が必要だと思ったモノを自分で作る」ことからはじまり、それを知った方が同じモノを求めて前川様がそれに応える。そして「こんなモノが欲しかった」「これはとても調子いいよ」「取り付けてよかった」と徐々に評判が広がり、そこで喜びを分かち合うことにもなります。これはものづくりの楽しさの一つであり、次への創作意欲の源にもなります。こうしてオリジナル製品の誕生につながっているのだなと察し、「必要は発明の母」という有名なことわざが何度も頭をよぎりました。</p>


<img src="/result/uploadimg/maekawa/interview_maekawa52.jpg" alt="" />
<img src="/result/uploadimg/maekawa/interview_maekawa53.jpg" alt="" / class="mt10">
<p class="mt5">創業した頃のマエカワエンジニアリングは、ジェットスキーを競技用に改造するお仕事がメインだったそうです。それが時代の流れで下火になりやがて手を引くことに。もともとエンジンで動く乗り物の取扱いを得意とされていた前川様は、現在のチューニングパーツ製作を事業の柱に変えていきました。その最大のヒット商品が「レデューサー」でした。</p>

<p>レデューサーは、ブローバイガスと呼ばれる、燃焼工程中にピストンとシリンダーの隙間からクランクケース内に漏れる未燃焼ガスを適正化する流体制御器です。従来から「ワンウェイバルブ」と称した他社製品もありますが、前川様が考案された制御方式はリードバルブ方式で、試作の結果、従来品と比較してレスポンス、トルクの向上が大きく見られたことから商品化に踏み切ったということです。製作にあたっては「うるさい人を黙らせるために、クオリティを上げることにひたすら徹した」といいます。</p>

<p>マエカワエンジニアリングのレデューサーの噂は、実際に装着して効果を実感したアルファロメオやハイエースのオーナーさんらの口コミで急速に広がり、遂にはカリスマブロガーによる情報拡散によってたちまち大ヒットに至ります。「ネットの力はすごい...」前川様にとっては驚きと感心の毎日だったようです。その後、地元の自動車整備工場や、オフロード系の有名なパーツメーカーでも取り扱っていただくようになり、現在も人気商品のトップです。</p>


<img src="/result/uploadimg/maekawa/interview_maekawa54.jpg" alt="" />
<img src="/result/uploadimg/maekawa/interview_maekawa12-2.jpg" alt="" / class="mt5">
<img src="/result/uploadimg/maekawa/interview_maekawa13-2.jpg" alt="" / class="mt5">
<p class="mt5">自動車を、そしてモータースポーツをこよなく愛し、その情熱がそのままものづくりに活きている前川様。お仕事の傍らでは、ガレージで愛車FIAT500のレストア作業をされています。この作業を通して自作した部品は数知れず、その中で商品化して限定販売されたものもあります。先にご紹介したシリンダーヘッドカバーもその１つです。</p>


<img src="/result/uploadimg/maekawa/interview_maekawa67.jpg" alt="" />
<img src="/result/uploadimg/maekawa/interview_maekawa14-2.jpg" alt="" / class="mt5">
<p class="mt5">他にも、レース用に改造したランチア・デルタがありました。あの鮮やかに染まったエンジンロアオイルパンは、このクルマのメンテナンス中に生まれたモノなのですね。必要を感じ作る喜びが出来たモノを使う喜びに変わり、それをお客様と分かち合うことで喜びの輪が広がる...。素晴らしき波及効果です。だからものづくりはやめられませんね。</p>



<p>趣味だけではなく仕事としてのものづくりを継続していくには「好きでなければ続かない」のは当たり前で、では、好きでい続けるために必要なのは何だろうと考えたら、「技術」と「情熱」。これに尽きる気がします。今回現場におじゃまして前川様のお話を伺いながら得たものは、「ものづくりをする上で必要な技術と情熱はいつも一対で、ともに支え合い相互的に向上させるものなのだ」という信条でした。本当に良い現場を見せていただき大いに刺激を受けました。我々も、前川様の情熱に倣って「作る喜び、使う喜び」を分かち合えるものづくりに、一層勤しんでまいりたいと思います。ありがとうございました。</p>

<p>株式会社マエカワエンジニアリング<br />
<a href="http://maekawaengineering.web.fc2.com/" target="_blank">http://maekawaengineering.web.fc2.com/</a></p>]]>
    </content>
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    <title>前作を土台から大改善させてきた！！実用レベルに達した機械式腕時計「part2」</title>
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    <published>2017-04-11T05:29:39Z</published>
    <updated>2017-04-12T00:11:17Z</updated>

    <summary> ものづくり文化展2016にて昨年に引き続き作品「機械式腕時計part2」で「最...</summary>
    <author>
        <name>orima_admin</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://www.originalmind.co.jp/result/">
        <![CDATA[<iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/fQp6olV-Dec" frameborder="0" allowfullscreen class="mt10"></iframe>
<p class="mt5">ものづくり文化展2016にて昨年に引き続き作品「<a href="/cultural_exhibition2016/2016/prix01.php">機械式腕時計part2</a>」で「最優秀賞」を受賞された、したーじゅさんに取材をさせていただいた。</p>]]>
        <![CDATA[<img src="/result/uploadimg/ce2016/interview_shita-ju03.jpg" alt="" />
<iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/fQp6olV-Dec" frameborder="0" allowfullscreen class="mt10"></iframe>
<img src="/result/uploadimg/ce2016/interview_shita-ju09.jpg" alt="" / class="mt10">
<p class="mt5">ものづくり文化展2016にて昨年に引き続き作品「<a href="/cultural_exhibition2016/2016/prix01.php">機械式腕時計part2</a>」で「最優秀賞」を受賞された、したーじゅさんに取材をさせていただいた。</p>

<img src="/result/uploadimg/ce2016/interview_shita-ju04.jpg" alt="" />
<p class="mt5">ものづくり文化展2015でも前作となる<a href="/cultural_exhibition/2015/12/802.php">機械式腕時計</a>（part1）で最優秀賞を受賞されたしたーじゅさん。25歳の青年が独学で機械式腕時計を自作した！とスタッフ一同驚かされたのが記憶に新しい（前回の取材記事は<a href="/result/2016/02/815.php">こちら</a>）。そんなしたーじゅさん、あれからわずか1年間の間にさらなる改良をくわえた機械式腕時計part2で今回のものづくり文化展2016にご応募いただいた。パッと見の外観がすでに大きく異なる今作だが、「改善」というよりも「土台から再構築」しなおされていることがよく見るとわかる。その徹底的な改善度からしたーじゅさんの探究心が滲み出て伝わってくるようだ。</p>

<table>

<tr>
<td width="340"><div class="coll_list_ph"><img src="/result/uploadimg/ce2016/interview_shita-ju02.jpg" alt="" /></div></td>
<td width="1"></td>
<td width="340"><div class="coll_list_ph"><img src="/result/uploadimg/ce2016/interview_shita-ju01.jpg" alt="" /></div></td>
</tr>

<tr>
<td><p style="font-size:8pt">▲「機械式腕時計part1」</p></td>
<td></td>
<td><p style="font-size:8pt">▲「機械式腕時計part2」</p></td>
</tr>

</table>

<p>外観に関して言えば、針の青色も電気炉で焼いて色をつけたり（バイクのマフラーが色を変えているのと同じ原理だ）、ツールマーク（刃具の軌跡）による装飾模様を入れたりなど前回よりもビジュアライズが施されている。だが、実際には外側からは見えない中身の部分にこそ、徹底的に改善が施されているのが今作である。鑑賞者は完成された全体の外観や印象につい目が行きがちだが、製作した本人の意識は鑑賞者のそれとは少し違うのだろう。ボディのさらなる小型化、ギミック自体の再設計から、それに合わせた歯車一つ一つの加工、素材の見直し、軸も昨年に比べ1/2の細さに近い0.1mmまで細くするなど目を凝らして見なければ見えない細部にこそ改善が見られる。外観の美しさが向上したこと以上に、こうした中身の徹底的な細かな改善によって、part1からpart2になり日常での実用レベルにまで作品の完成度を上げられたことがもっとも大きな進化点だと言える。したーじゅさんも、今はこの腕時計を日常使いで毎日使っているとのことであった。</p>

<p>それにしても、したーじゅさんは腕時計の製作を始めて２年弱、年齢もまだ26歳である。とんでもない探究心と技術力だ。今回の取材で「前回の機械式腕時計は主にどこが悪かったんですか？？」とスタッフが訪ねた際にも「主にすべて悪かったです。」と一言だけで答えてくれたのも印象深かった。一言であっさりとご自身の前作を全否定するスタンスに、したーじゅさんの職人としての探究心が垣間見える。</p>

<img src="/result/uploadimg/ce2016/interview_shita-ju08.jpg" alt="" />
<p class="mt5">取材をしていく中でしたーじゅさんの常人離れした技術力の核心に触れることがあった。それは、スタッフが「実用レベルの機械式腕時計を作り上げるのは本当に凄いことですよ。」としたーじゅさんに言うと「それが...そもそも機械式腕時計をつくることが一般的に難しいと言われていることすら知らずに僕つくってきていたんですよ。独立時計師の存在も前回の文化展2015の際にはじめて知ったくらいでして笑」と笑いながら話してくれたことだ。ものづくりに限らず、世間一般の常識では「難しい」「一握りの人しかできない」「困難」などと言われていることによって、余計にそれが本来よりも難しいことになってしまっているのかもしれない。と言うことだ。したーじゅさんの場合も「機械式腕時計をつくることが難しいと言われていることすら知らなかった」とのことで、見事にその作品をここまでの完成度に持ってきている。</p>

<p>もちろん、したーじゅさんの技術力あってこその成果であることは間違いないが、仮に「機械式腕時計はそう簡単に個人が作れるようなものではない」と言う世間一般的な考え方で、したーじゅさんがいたならばここまでの作品完成度はなかったようにふと感じてしまったのである。世間一般で難しいと言われているものでも、本人がそう思っていない（もしくは難しいと言われていることすら知らない）状態で物事にあたれば、探究心のおもむくままにトライ&エラーを繰り返すことができ、またその過程すらも楽しく無我夢中に没入していけるのではないだろうか。そうしているうちに、作品や成果が生まれる。そんなことを思わされたのであった。</p>


<img src="/result/uploadimg/ce2016/interview_shita-ju05.jpg" alt="" />

<p class="mt5">前回のものづくり文化展2015の際に「なんで機械式腕時計を作ろうと思ったんですか？？」と聞いたことに対して「自分が作ったメカをいつも身につけていたいと思ったからです。」としたーじゅさんは答えてくれた。今回それについてあらためて聞いて見たところ「製作動機は昨年から全く変わってませんよ」とのことであった。自分が抱いたシンプルな衝動に対して長期間に渡ってそれをぶらさずにpart2まで製作してきているその一貫したメンタリティには驚かされた。人は心の生き物である。そして心は揺らぐものだ。ゆえに、心に高い熱量を抱くことはできてもそれを維持することは容易なことではない。したーじゅさんの素晴らしい作品の影には、こうしたプリミティブな動機へ揺らがぬ意志があるのかもしれない。社会的意義や他者貢献を考えることも素晴らしいことだ。だが、したーじゅさんのように「自分が身につけたいから腕時計をつくる」と言った自分本意の動機は、その若さも相まってとても強力な追い風となっているのだろう。</p>


<iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/CmOMZMM3MI4" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>
<p class="mt5">実はしたーじゅさんは機械式腕時計の製作過程をご自身のyoutubeにもアップされている。</p>

<p>これについては「『俺もつくれるんじゃないか』と思って、ものづくりに参入してくる人が増えてほしいという思いがある。」としたーじゅさんは語ってくれた。まさに、当社も同じ思いでいる。もっとものづくりが多くの人にとって身近なものになり、したーじゅさんのような存在を見ることで勇気を受けたつくり手たちが、より多くの独創的な作品を生み出してくれるのではないかと、文化展を主催している立場としてもそれがまさに楽しみなのである。したーじゅさんのyoutube動画のように優れた作品が製作される生の過程を見られる動画は、これから作品に挑戦しようとしているつくり手にとっても何よりの教材になると思う。</p>

<p>取材の最後にしたーじゅさんに今後について伺ったところ「来年はトゥールビヨンに挑戦したい。今作も含めてこれまで作ってきた機械式腕時計はむしろそのための準備期間と考えてきた。」と話してくれていた。果たしてどのような作品を来年はご応募いただけるのであろうか。今からその完成が楽しみである。</p>

<img src="/result/uploadimg/ce2016/interview_shita-ju10.jpg" alt="" />

<div class="application_work mt30 mb30">
<a href="https://www.originalmind.co.jp/cultural_exhibition2016/2016/prix01.php"><img src="/cultural_exhibition2016/uploadimg/application_work.jpg" alt="作品ページ"></a>
</div>]]>
    </content>
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    <title>ユニークな発想をすぐさま形に！！若きトンデモ発明家</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.originalmind.co.jp/result/2017/04/984.php" />
    <id>tag:www.originalmind.co.jp,2017:/result//5.984</id>

    <published>2017-04-06T07:27:44Z</published>
    <updated>2017-04-06T09:55:46Z</updated>

    <summary>  ものづくり文化展2016で作品で「KitMill賞」を受賞された、オカモトラ...</summary>
    <author>
        <name>orima_admin</name>
        
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        <![CDATA[ <img src="/result/uploadimg/ce2016/interview_okamoto01.jpg" alt="" />
<p class="mt5">ものづくり文化展2016で作品で「KitMill賞」を受賞された、オカモトラボさんに作品について取材をさせていただいた。</p>]]>
        <![CDATA[<img src="/result/uploadimg/ce2016/interview_okamoto01.jpg" alt="" />
<p class="mt5">ものづくり文化展2016で作品で「KitMill賞」を受賞された、オカモトラボさんに作品について取材をさせていただいた。</p>

<img src="/result/uploadimg/ce2016/interview_okamoto03.jpg" alt="" />
<p class="mt5">オカモトラボさんはいくつものユニークな作品を制作されているが、まず何よりもその制作スタンスがとても魅力的だ。オカモトラボさんは思いついたアイデアをすぐさま形にする。取材でご本人もおっしゃっていたが「アイデアを具現化することが大好き、正直見た目が美しいとかそういったことまでは関心が向うことは少ない。『動いた！』と満足し、すぐ別の作品アイデアを形にしたくなる」とのこと。人に見せることよりも「自分が作って楽しいから作っている」が大前提にあり、それをインターネットなどを通して公開することで、一緒に楽しんでくれればなお嬉しい！といったスタンスが一貫している方なのだ。その創作姿勢には「押し付けがましさ」のようなものは一切なく、見ているこちらも作品の着想やアイデアを素直に楽しむことができる。</p>

<p>オカモトラボさんのつくられる作品はどれもユニークだ。「なんでそれつくったの！！？笑」と思わずツッコミをいれたくなるものから、「その手があったか！！」と関心してしまうものまで、未来の新しい製品にもなり得る独創的なアイデアが作品から感じられる。その中でも今回関心させられたのが下記の「おもさシュミレーター」という作品だ。</p>

<img src="/result/uploadimg/ce2016/interview_okamoto04.jpg" alt="" />
<iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/PTFvSKEe0FY" frameborder="0" allowfullscreen class="mt10"></iframe>
<p class="mt5">商品を直接店頭で手に持って購入することが少なくなってきた現代において、このような「実感を与えてくれるプロダクト」の需要が今後生まれる可能性は大きい。作品の構造はとてもシンプルだが、これこそ日頃からあらゆることを素直な目で見て考えていないと、思いつくことがないであろうアイデアだと思わされた。この重さシュミレーターがあれば、デジカメやPCにはじまり、スマホケースなどあらゆるものの重さを確認してからインターネットで購入することができる。確かに言われてみれば、大きさなどは商品ページに明記されていれば検討をつけることができるが、重さに関しては明記されていても実感として確認するのは容易ではない。</p>

<p>こうしたオカモトラボさんの作品アイデアはどのように生まれてくるのだろうか。それは何も自分の内側から湧き出てくるばかりでもないようであった。取材中に「テレビやラジオで『お！』と思った話題などがあったら後で調べられるようにキーワードとなる言葉をメモするようにしています」と話していた。日頃から生活の中で自分に入ってくるあらゆる情報に耳を傾けて、意識的に拾い上げるようにしているのだそうだ。そうした小さなことが作品アイデアに繋がっている。</p>

<img src="/result/uploadimg/ce2016/interview_okamoto05.jpg" alt="" />
<p class="mt5">おもさシュミレーターは実用的な作品であるが、これとは対照的に「実用性など全く無視したユニークな作品」もオカモトラボさんはつくられている。たとえば上記の巨大な1円玉。もはやなぜつくったのかすらわからない（この１円玉をコンビニで出したら気になるあの子とお近づきになれるかもしれない...と、あらぬ使用用途を妄想してしまうのは私くらいのものだろう。）</p>

<img src="/result/uploadimg/ce2016/interview_okamoto06.jpg" alt="" />
<iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/TwVf-mHs_Qs" frameborder="0" allowfullscreen class="mt10"></iframe>
<p class="mt5">同様に「チロルチョコチョコ」と「モンスターボール」もユニークな作品だ。「やりたいことはよくわかる。だが、なぜそれをした！笑」とツッコミたくなる。きっとオカモトラボさんは思いついてしまったのだろう。だから、つくってみた。オカモトラボさんの場合きっと創作動機はそれだけで十分なのだ。</p>


<img src="/result/uploadimg/ce2016/interview_okamoto07.jpg" alt="" />
<p class="mt5">他にも、ものづくり文化展2015にて特別審査員でもある明和電機さんがコメントを寄せた「カード型緊急用ホイッスル」もご紹介しておかねばならない。</p>

<p>この作品はアルミでできたカードを折りたたむことでホイッスルになるプロダクトである。まさにこの作品なんかはそのまま製品化できそうなくらい優れたアイデアでつくられた作品である。ご本人は製品化に向けてアルミではなくプラスチック製の同作品を試行錯誤中らしく、その様子もオカモトラボさんのHPで見ることができる。また、その「カード型緊急用ホイッスル」の関係もあり、当社の射出成形機の試作機について、後日、ご自身のサイトで記事を掲載してくれていた。</p>

<p>・<a href="https://goo.gl/7WEu4w" target="_blank">緊急用ホイッスルカードの射出成型は結局、プロトラブズ様にお願いした話</a><br />
・<a href="https://goo.gl/mNjhN7" target="_blank">【発売前】オリジナルマインド社製の卓上射出成型機の超速レビュー</a></p>

<img src="/result/uploadimg/ce2016/interview_okamoto09.jpg" alt="" />
<p class="mt5">取材をしていてふと思ったことがある。オカモトラボさんにとってものづくりはコミュニケーションの手段でもあるのかもしれない。取材中「お恥ずかしいです...」と会話の合間に度々挟んでくれる相手を配慮した謙虚で低姿勢なトークスタンスが印象深い方であった。仮に作品を知らずにご本人とだけ話しをしたら、頭の中にこんなにもユニークなアイデアがある方だとは気づきにくいかもしれない。きっと作品をつくることで作者自身が楽しんでいるのと同時に、それを通してコミュニケーションをしているのではないか？？そんなことをついつい思わされたのであった。</p>

<p>独特で自由なひらめきをすぐさまカタチにする行動力を持ったオカモトラボさん。今回のKitMil賞受賞に際し、当社製品であるKitMillのことを「僕の人生を変えたプロダクト」とまでおっしゃってくれていた。最高の褒め言葉には励まされた。こうした素晴らしいつくり手の方と出会うたびに「当社も負けていられない！」と思わされるのである。</p>

<p>今後とも、どんな奇想天外なアイデアをさらに形にしていくのかオカモトラボさんの活動が楽しみである。</p>

<img src="/result/uploadimg/ce2016/interview_okamoto08.jpg" alt="" />

<div class="application_work mt30 mb30">
<a href="https://www.originalmind.co.jp/cultural_exhibition2016/2016/prix02.php"><img src="/cultural_exhibition2016/uploadimg/application_work.jpg" alt="作品ページ"></a>
</div>]]>
    </content>
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    <title>「ただそこに存在している美しさ」メカとは思えないほどの有機的な揺らぎに魅せられる！！</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.originalmind.co.jp/result/2017/03/976.php" />
    <id>tag:www.originalmind.co.jp,2017:/result//5.976</id>

    <published>2017-03-23T07:22:02Z</published>
    <updated>2017-03-23T08:14:39Z</updated>

    <summary>  ものづくり文化展2016にて作品「Luminescent Tentacles...</summary>
    <author>
        <name>orima_admin</name>
        
    </author>
    
    
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        <![CDATA[ <img src="/result/uploadimg/ce2016/interview_nakayasu01.jpg" alt="" />
<p class="mt5">ものづくり文化展2016にて作品「<a href="/cultural_exhibition2016/2016/prix04.php">Luminescent Tentacles</a>」で「HAJIME ASAOKA賞」を受賞された、Akira Nakayasuさん（以下Nakayasuさん）に作品について取材をさせていただいた。</p>]]>
        <![CDATA[<img src="/result/uploadimg/ce2016/interview_nakayasu01.jpg" alt="" />
<img src="/result/uploadimg/ce2016/interview_nakayasu02.jpg" alt="" / class="mt10">
<p class="mt5">ものづくり文化展2016にて作品「<a href="/cultural_exhibition2016/2016/prix04.php">Luminescent Tentacles</a>」で「Hajime Asaoka賞」を受賞された、Akira Nakayasuさん（以下Nakayasuさん）に作品について取材をさせていただいた。</p>

<iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/x4RHWHJtwZY" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>
<p class="mt5">この作品は鑑賞者がかざした手の動作に対して、音と動きと光で共鳴するイソギンチャクをモチーフにしたインタラクティブアート作品である。Nakayasuさんご自身が制作された作品のPVをご覧いただけるとわかるかと思うが、作品の光に意識を集中している間、地面に足を付けていながらも、なぜだか自分が浮遊しているかのような気持ちにさせられる作品だ。Nakayasuさんの取材を進めていく中で、とても興味深かったことはNakayasuさんが「とても思想的な方」であったということだ。その人間性を持ってして今回の作品がなぜ生み出されたのか不思議と合点が行く部分があった。</p>

<img src="/result/uploadimg/ce2016/interview_nakayasu03.jpg" alt="" />
<p class="mt5">Nakayasuさんの思想性はこれまでのご自身の「何かを追い求め続けてきた自由な生き方」にも顕著に現れているように思えた。工業大学では機械設計を学び、卒業後はそのまま映画制作を学ぶ学校へ、卒業後はケーブルテレビのカメラマン、印刷業界などで仕事をしていた。映像の仕事をしている最中「自分の名前の作品がつくりたい」とふと思い始めるようになる。そんなことを考え始めていると、とある劇団に出会い、入ることになったという。</p>

<p>その劇団で活動していくうちに、メディアパフォーマンス（舞台にいる役者にインタラクティブな光や映像を投影する演出方法）で協力したいと思うようになり、それを学ぶために33歳で九州大学へ入学した。このころはフリーランスでwebや映像の仕事を行いながら、大学でメディアパフォーマンスを学びつつ劇団の舞台演出で協力していたという。そんな中で、大学にプログラマーがいたことからも「コンピューターの中で完結するものづくりの分野では勝てない」と思ったことをキッカケにメカを使ったアート作品をつくりはじめるようになったという。</p>

<img src="/result/uploadimg/ce2016/interview_nakayasu04.jpg" alt="" />
<p class="mt5">語弊を恐れずにいうと「CGならなんでも出来るよね」という認識が映画などの影響もあり、一般認識になりつつある。だが、CGでなんでも出来るようになったのも、そう思われるようになってきているのもつい最近のことで、映画の歴史を見ればわかる通り、そんな簡単な道のりではなかったと思われる。メカも同じように、いずれ「メカならなんでも出来るよね」と言われる時代も来るのではないか。Nakayasuさんはそんなことを思っているという。こうした視点そのものにNakayasuさんの独自性を感じる。確かに、一昔前までは部品一つ加工するにも高価な設備や、大きな設備が必要であったため技術独占になりやすかったように思う。それに対して現代は、個人宅にもCNCをはじめあらゆる工作機械が導入しやすくなりメカトロニクス制作が格段にしやすくなってきているのは確かだ。そうした時代の後押しもあり、メカトロニクス工作は飛躍的な進化を今後遂げて、その可能性を大いに広げていくことだろう。</p>


<iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/_4rQwiLExN4" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>

<p class="mt5">また、メカトロニクス作品の多くは「なんのために、どんなことをするもの」といった明確な使用目的が事前に定められて作られることが多いように思う。それはものづくり文化の中でもよく言われてきた「機能美」という言葉が示す通り、作品を作る場合に何かしらの機能を果たすこと、その機能に準じた形状であることがある種のゴール地点として考えられることが一般的だからだ。</p>

<p>だが、この「Luminescent Tentacles」のような作品は使用目的から逆算しても決して生まれ得ない作品だと思う。そもそも「この作品が何なのか」といったこと自体を鑑賞者に問いかけてくるものであるからだ。この点においても新たなものづくりの可能性を多分に孕んでいる。使用目的からでは生まれないであろうこの作品、では何を起点として生まれるものなのか...、おそらくは「思想」ではないだろうか。そうした取材陣の予想とは裏腹に、制作動機についてはNakayasuさんは取材中「たとえば草原とかが風になびくというのを、メカでつくったら面白いと思った。」とシンプルに言い抜けられていた。しかし、きっとこの言葉の何十倍も深い感性で制作に当たったことと思う。それはこの作品からゆったりと鑑賞者に語りかけるように漂ってくる情緒が物語っている。また、これについては「見る人がどう面白いと思ってくれるのかと、自分（制作者）が何を面白いと思ったのかは別ものですからね。」と付け加えて話してくれていた。</p>


<img src="/result/uploadimg/ce2016/interview_nakayasu05.jpg" alt="" />
<p class="mt5">Nakayasuさんが映画やwebなどの非物質的なものを生み出す仕事をしてきた先で、インタラクティブアートの世界に来た理由を「パッと見てもすぐに真似できないのがモノの良さ」だと話してくれていた。その分、自分独自の作品がつくれるし、それがそのまま真似される可能性も低いためオリジナリティを持っていられる。今後あらゆるものの非物質化、デジタル化が進む時代において、それでも人は物質を超えられないのではないかというのがNakayasuさんの考えだ。その理由を尋ねると「人自体が物質だから」と明快に答えてくれた。常に本質的な「何か」を追い求め続けているNakayasuさんのこれまでの生き方があってこそ必然的に生まれた作品「Luminescent Tentacles」は、忙しない日常を生きる私たちの心にどこか余白を与えてくれる、そんな作品のように思う。</p>


<iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/mCAEvm12l4I" frameborder="0" allowfullscreen class="mt10"></iframe>


<div class="application_work mt30 mb30">
<a href="https://www.originalmind.co.jp/cultural_exhibition2016/2016/prix04.php"><img src="/cultural_exhibition2016/uploadimg/application_work.jpg" alt="作品ページ"></a>
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    <title>最高時速約70km、スピードが出すぎる自転車！！</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.originalmind.co.jp/result/2017/03/975.php" />
    <id>tag:www.originalmind.co.jp,2017:/result//5.975</id>

    <published>2017-03-15T05:33:12Z</published>
    <updated>2017-03-15T08:03:26Z</updated>

    <summary> ものづくり文化展2016にて、作品「Super CHARI(超自転車)のエネル...</summary>
    <author>
        <name>orima_admin</name>
        
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        <![CDATA[<iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/nF-p4wWtYa0" frameborder="0" allowfullscreen class="mt10"></iframe>

<p class="mt5">ものづくり文化展2016にて、作品「<a href="/cultural_exhibition2016/2016/prix05.php">Super CHARI(超自転車)のエネルギーユニット</a>」で「倉田光吾郎賞」を受賞された、usernameさんに作品について取材をさせていただいた。</p>]]>
        <![CDATA[<img src="/cultural_exhibition2016/uploadimg/prix05-1.jpg" alt="" />
<iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/nF-p4wWtYa0" frameborder="0" allowfullscreen class="mt10"></iframe>

<p class="mt5">ものづくり文化展2016にて、作品「<a href="/cultural_exhibition2016/2016/prix05.php">Super CHARI(超自転車)のエネルギーユニット</a>」で「倉田光吾郎賞」を受賞された、usernameさんに作品について取材をさせていただいた。</p>

<img src="/cultural_exhibition2016/uploadimg/prix05-2.jpg" alt="" />
<p class="mt5">この作品はフライホイールのエネルギーユニットをつけることで、ペダルを漕いだエネルギーを保存&増加させて超加速できる自転車である。個人の作品はどうしてもコストや環境上、小さなものが多いかと思う。usernameさんはそんな中で「乗り物」という大きなものづくりに挑戦しているということがとても面白い。取材の際には
「乗り物が好き。それは自分も体感できるし、他の人が見ても、乗り物ならば乗って見たいとか乗ったらどうなるんだろうということを思ってもらえるから。」と話してくれた。乗り物をつくっている時はワクワクドキドキするという。</p>

<img src="/result/uploadimg/ce2016/interview_username01.jpg" alt="" />
<p class="mt5">今回のSuper CHARIの製作は、某サイトの質問掲示板でとあるQ&Aを見かけたことがきっかけだったという。</p>

<p>Q：フライホイールを自転車に積んだら早く走れるんじゃないか？<br />
A：そんなナンセンスなことをしても意味がない。</p>

<p>これを見たusernameさんはこの質問者の疑問に対して、このアンサーされた方とは真逆の考え方をした。「確かに、フライホイールをつけたらどうなるんだろう...？？よし、つくってみよう！」と思ったのだという。<br />
一方で「そんなナンセンスなことしても意味がない」と考える人がいれば、usernameさんのように「つくっちゃおう！」と考える人もいるのだ。このusernameさんの「つくっちゃおう精神」はそう簡単に抱けるものではない、「つくっても公道を走れないよな？？」「そもそも軽量化を目指している自転車に重い部品をつけることって意味あるのか？？」など「つくらない理由」が脳裏をかすめるのが一般的な人情だからだ。そうした、つくらない理由を見事にはねのけて、作品を実際につくってしまったことにusernameさんのものづくりに対する遊び心、童心が伺える。作品ももちろん素晴らしいが、それ以前にそのメンタリティが今回の大きな受賞理由の一つでもある。</p>

<p>また、usernameさんはその作品の製作過程も含めて、どんなことに苦労したのか、何がたのしかったのかなど<a href="http://ameblo.jp/shinkansen-to-kyousou/" target="_blank">ご自身のサイト</a>や、当社の運営する<a href="https://mechatro-life.com/username/b2980b9c-2867-4425-bfde-cb6134dbbd50" target="_blank">メカトロライフのページ</a>に公開されている。そうした「製作過程をも楽しみ共有する」といったスタンスに引き寄せられて作品ページのコメント蘭では他のつくり手の方々と豊かな意見交換がなされているのも印象的だ。ものづくり文化の中に脈々と流れている「つくること自体が楽しいのだ」というピュアなメンタリティをusernameさんは持っているのだろう。</p>

<img src="/result/uploadimg/ce2016/interview_username03.jpg" alt="" />
<p class="mt5">今作のSuper CHARIだが、当然その「予想外すぎる改造」ゆえに公道での乗車などは禁止されている。その主な理由には「スピードが出すぎる」ということが上げられる。このSuper CHARI、usernameさんの測定ではなんと最高時速70kmを記録したという。もはや自転車の速度ではない...。フライホイールにペダルを漕いだエネルギーを保存し、クラッチ操作によってそのエネルギーを後輪の回転力に転換する。たとえば、電動アシスト自転車などに比べて、漕ぎ出しはやや重いものの、ある程度スピードに乗ってしまえばガンガン漕いでいける。そして、加速したいときにクラッチを入れたり外したりしながら高速走行をすることができる自転車だ。</p>


<img src="/cultural_exhibition2016/uploadimg/prix05-4.jpg" alt="" />

<p class="mt5">また、当社としてとても嬉しく思ったのが、usernameさんが作品製作に、<a href="https://www.originalmind.co.jp/useds/">メカトロニクス中古品</a>を活用していただけていることである。メカトロニクス中古品の活用にはその使用用途を見出す豊かな想像力と個人のものづくりに工業用レベルの部品を使用するアドベンチャー精神が必要だからだ。このSuper CHARIにも工業用のハイトルクなモーター（しかも内部のコイルを巻き足すなどのカスタマイズまでご自身でされている）、フライホイールなど複数のメカトロニクス中古品が活用されている。</p>

<p>こうしたusernameさんのようなものづくりには「夢」と「可能性」がつまっている。ともかく作ってしまおう！とつべこべ考えぬ好奇心で想像力を形にしてしまうことで、思わぬ革新的な技術やコンセプトを持った次世代の製品の原型が生まれ得るからだ。今回の作品ももちろんそうであるし、他の作品もそうであるが、usernameさんの作品の着眼点に対して、たとえば共同開発を提案してくる企業などが現れたりするとその作品の持つ可能性はさらにグンと広がることになる。</p>


<img src="/result/uploadimg/ce2016/interview_username02.jpg" alt="" />
<p class="mt5">usernameさんの他の作品については<a href="https://mechatro-life.com/username" target="_blank">メカトロライフの作品ページ</a>からも見ることができる。「ものづくりとはなんであるか」その根源的な答えがusernammeさんの作品とそのつくり手としてのスタンスに見出すことができるだろう。このusernameさんが持つ「つくっちゃおうよ精神」は、あらゆる「つくらない理由・できない理由」をはねのける魔法のようなスタンスだ。そのusernameさんの童心に勇気付けられて作品を生み出すつくり手がもっともっと増えていってほしい。そして、何よりもusernameさんが今後どのような作品を生み出していくのか。当社としても期待を膨まさずにはいられない。</p>


<div class="application_work mt30 mb30">
<a href="https://www.originalmind.co.jp/cultural_exhibition2016/2016/prix05.php"><img src="/cultural_exhibition2016/uploadimg/application_work.jpg" alt="作品ページ"></a>
</div>]]>
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    <title>筋金入りのメカフェチ設計者が作り出した究極的な造形に圧巻！！</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.originalmind.co.jp/result/2017/03/974.php" />
    <id>tag:www.originalmind.co.jp,2017:/result//5.974</id>

    <published>2017-03-10T01:19:29Z</published>
    <updated>2017-03-14T08:10:48Z</updated>

    <summary> ものづくり文化展2016にて、作品「1/4 YAMAHA YZR-M1 エンジ...</summary>
    <author>
        <name>orima_admin</name>
        
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        <![CDATA[<iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/pMK1v0qoEAI" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>
<p class="mt5">ものづくり文化展2016にて、作品「<a href="/cultural_exhibition2016/2016/prix07.php">1/4 YAMAHA YZR-M1 エンジン</a>」で「明和電機賞」「AUTODESK賞」とW受賞された、木川暁仁さんに作品について取材をさせていただいた。</p>]]>
        <![CDATA[<img src="/cultural_exhibition2016/uploadimg/prix07-1.jpg" alt="" />
<iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/pMK1v0qoEAI" frameborder="0" allowfullscreen class="mt10"></iframe>
<p class="mt5">ものづくり文化展2016にて、作品「<a href="/cultural_exhibition2016/2016/prix07.php">1/4 YAMAHA YZR-M1 エンジン</a>」で「明和電機賞」「AUTODESK賞」とW受賞された、木川暁仁さんに作品について取材をさせていただいた。</p>

<img src="/cultural_exhibition2016/uploadimg/prix07-2.jpg" alt="" />
<p class="mt5">この作品は実際に存在するYAMAHA YZR-M1というレース用バイクのエンジンを1/4スケールで再現した模型作品である。木川さんは前回のものづくり文化展2015でも優秀賞に輝いたのだが、その際にご応募いただいた作品も<a href="/cultural_exhibition/2015/12/761.php">1/12エンツォフェラーリ+RB26</a>と言う模型作品であった。前回と今回の作品の共通点は「中身に対する愛情」である。</p>

<img src="/result/uploadimg/ce2016/interview_kikawa06.jpg" alt="" />
<p class="mt5">取材の際にも「エンジン部から外側のボディーまでをつくるとしたらおそらくやる気が続かない（笑）。僕はメカ部分＝本体が好きなんです。」とおっしゃっていた。そう、木川さんにとって造形に喜びを感じるのはボディーではなく「中身の本体」なのである。本体の中身、ではない。中身こそが本体、そういう考え方の方なのだ。さすが本職もメカ設計者だけのことはある。市販のプラモデルがそうであるように一般的な認識では、木川さんのそれとは逆で、ボディーなど目に見える外観を指して本体と呼ぶことが多い。その場合、エンジンなどの実可動部位は申し訳程度に付属してくる考えになる。木川さんはそのまったく逆の考え方の持ち主なのである。</p>

<p>今回の取材でも木川さんは「YZR-M1のエンジンは現状日本最高峰のメカだと思った。だからこそ、その内部機構にすごく興味があり、それを知りたいと思った。」と製作動機を語ってくれた。その「中身」に対する一貫した深い興味と愛情っぷりが今年もとんでもない造形作品をつくりだしてしまった。</p>
<iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/gUr5a9sDATA" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>
<p class="mt5">まず驚くのがその造形技術だ。この見事な造形作品はすべて3軸のCNC加工（<a href="/products/kitmill_rd">KitMill RD300</a>）でつくられている。まったくもって圧巻である。加工精度を考えて3Dプリンタは選択肢に入れず、切削加工で造形したのだという。これほどまでに複雑な形だ。正確な工程順序を踏んでかなければ造形することは難しいであろう。当社のKitMillでここまでの造形を作り出してしまうつくり手は、そう多くはないであろう。正直、KitMillの生みの親である当社の社長をはじめ、開発部の社員も「うわぁ、こりゃすげぇ...」と思わされた。</p>

<img src="/result/uploadimg/ce2016/interview_kikawa07.jpg" alt="" />
<img src="/cultural_exhibition2016/uploadimg/prix07-4.jpg" alt="" / class="mt10">
<p class="mt5">ふと、今回の木川さんの作品を見て、一つ不思議な点にお気付きの方はいるだろうか...？？YZR-M1はYAMAHAバイクの中でも名車として有名なものである。その心臓部とも言えるエンジンだ。詳細な寸法など公式で情報が出ているはずもない...。ではなぜ、木川さんはそのYZR-M1のエンジンを1/4スケールでほぼ完璧と言っていいほどまでに再現できたのであろうか？？？</p>

<p>驚くことに外観寸法は「実機を入念に観察した目見当」でつくられおり、さらに驚愕させられるのはその内部に関しては、YAMAHAで正式に公表されている排気量と最高回転数からピストンスピードを考察、そこからストロークを計算、ストロークからボアを計算...といったとんでもない方法で寸法を「推測で」割り出している。当然のことながら、市販のプラモデルなどは今回の作品のようなものの参考資料にはならない。なぜなら市販のプラモデルは中身まで作られていないことがほとんどだからだ。もうこれだけ聞けば、木川さんがどれだけメカフェチで、いかにそのエンジニアとしての実力がとんでもないものなのかおわかりいただけるであろう。</p>


<img src="/result/uploadimg/ce2016/interview_kikawa09.jpg" alt="" />
<p class="mt5">また、<a href="https://mechatro-life.com/kikawaakihito/c54b99d2-fc6e-4b36-a201-fecd9a11638b" target="_blank">メカトロライフの作品ページ</a>では、「さすが世界で戦うレーシングマシン、すべての部分にて無駄が無く、計算が間違っているとたちどころにつじつまが合わなくなり苦労しましたが、本物を設計したエンジニアの葛藤をほんのわずかながらでも追体験できるという幸せな瞬間でした。」と語られている。そのメカへの愛情を超えて、それを設計された方の苦労を追体験できることへの喜びまでも幸せに感じられているのだ。木川さんの実力のみならず、人間性の深さまで伺える。面白いのは、作品をつくる動機が「造形欲求」ではなくて「知的欲求」であることだ。このエンジンのことをもっと知りたい！そんな思いが今作品の創作動機になっている。実際に取材でお話を聞いていても、なんとも気さくで、まるで子供のようにメカへの愛情を語る方であった。メカが大好きで大好きで仕方がない。そんな無邪気な雰囲気を持っていてまったく自分を飾らない、そんな人だ。</p>

<p>木川さんはこうした造形作品を作られてるひとつの思いとして「誰にでもわかりやすく、意味がわからないもの」をつくりたいと思ってきたという。「ある種の禍々しさを感じてくれたら嬉しい、やりすぎて不安になるような（笑）」とおっしゃっていた。たしかに、尋常な精神力や興味ではここまでの造形作品はつくれないだろうと思う。「いいから、もうわかったから！（笑）」鑑賞者がそう思ってしまうほどの「メカが大好きなんだ！！！」という思いが作品から伝わってくるのは事実だ。</p>

<img src="/result/uploadimg/ce2016/interview_kikawa08.jpg" alt="" />
<p class="mt5">最後に、取材中に木川さんが話してくれた面白いエピソードを一つお話ししよう。<br />
YZR-M1エンジンの模型が完成した時に、とある設計者の知り合いに見せたら、すごく興味を持って見てくれていろいろ聞いきてくれたのだという、はじめは「おお褒めてくれてる」と思い、木川さんも喜んでいたが、その知り合いは褒めていたのではなく心配していたのだという。この知り合いの設計者は「どこからこのエンジンの設計データを入手したんだ！？大丈夫か！？」と木川さんに詰め寄っていたのだ。このエピソードはそれほどまでに、完璧な造形だということの証明であろう。</p>

<img src="/result/uploadimg/ce2016/interview_kikawa04.jpg" alt="" />
<p class="mt5">その設計寸法から内部機構までをも、排気量などから計算して割り出してしまう技術力と分析力。エンジンを設計されたエンジニアのしてきた苦労を追体験できることに喜びを見出せる木川さんの深く豊かな人間性、そして何よりもその圧倒的なまでのメカフェチ精神に深く感動させられた。これから木川さんがどのような作品を生み出していくのか、本当に楽しみである。</p>

<div class="application_work mt30 mb30">
<a href="/cultural_exhibition2016/2016/prix07.php"><img src="/cultural_exhibition2016/uploadimg/application_work.jpg" alt="作品ページ"></a>
</div>

<p><a href="https://goo.gl/photos/LDDJ3XNhjskQrvpN8" target="_blank">撮影させて頂いた写真一覧はこちらからご覧になれます。</a></p>]]>
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    <title>「作品自体よりも現象を大切に」デザインエンジニア ナリタタツヤさんにお会いしてきた。</title>
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    <published>2016-12-27T08:59:06Z</published>
    <updated>2016-12-28T00:37:43Z</updated>

    <summary>  あきる野市に工房を構えるデザインエンジニアのナリタタツヤさんにお会いしてきた...</summary>
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        <name>orima_admin</name>
        
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        <![CDATA[ <img src="/result/uploadimg/cutarena/01.jpg" alt="" />
<p class="mt5">あきる野市に工房を構えるデザインエンジニアのナリタタツヤさんにお会いしてきた。</p>]]>
        <![CDATA[<img src="/result/uploadimg/cutarena/01.jpg" alt="" />
<p class="mt5">あきる野市に工房を構えるデザインエンジニアのナリタタツヤさんにお会いしてきた。</p>

<img src="/result/uploadimg/cutarena/02.jpg" alt="" />
<p class="mt5">工房は一軒家の一室にあり、工作機械やPC、素材や工具などがおかれていた。</p>

<img src="/result/uploadimg/cutarena/03.jpg" alt="" />
<p class="mt5">ナリタさんの活動範囲は「デザインエンジニア」の名が示す通り、多岐にわたっており、fablab渋谷のスタッフ、多摩美術大学や武蔵野美術大学通信教育課程の非常勤講師、Takramというクリエイティブ・イノベーション・ファームのデザインエンジニア、silo（サイロ）という名のオーダーメイド家具・雑貨・アクセサリショップの運営などがある。</p>

<p>silo：<a href="http://silo.tokyo/" target="_blank">http://silo.tokyo/</a><br />
Takram：<a href="http://ja.takram.com/?lang=ja" target="_blank">http://ja.takram.com/?lang=ja</a><br />
FabLab Shibuya：<a href="http://www.fablabshibuya.org/" target="_blank">http://www.fablabshibuya.org/</a></p>

<img src="/result/uploadimg/cutarena/04.jpg" alt="" />
<img src="/result/uploadimg/cutarena/05.jpg" alt="" / class="mt5">
<img src="/result/uploadimg/cutarena/06.jpg" alt="" / class="mt5">
<p class="mt5">たとえば個人の活動では、イラストレーターのPaiさんとのコラボで真鍮素材の栞（しおり）を作成したこともあった。これはイラストをPaiさんが描き、それをナリタさんがCNCで削り出してプロダクトにするというものだ。ちなみに青山の蔦屋で店頭販売し、即完売したとのことだ。</p>

<p>イラストレーターPaiさん：<a href="http://paisite.drawing.jp/" target="_blank">http://paisite.drawing.jp/</a><br />
写真転載元サイト：<a href="http://tinker.jp/category/news/" target="_blank">http://tinker.jp/category/news/</a></p>

<img src="/result/uploadimg/cutarena/15.jpg" alt="" />
<img src="/result/uploadimg/cutarena/16.jpg" alt="" / class="mt5">
<p class="mt5">ナリタさんとは<a href="http://fablabsetagaya.com/" target="_blank">FabLab Setagaya</a>で知り合った。新製品「<a href="/products/goigoi">GOIGOI</a>」の展示をした時だった。でも実は、その１年近く前にナリタさんの作品には出会っていた。その作品は「<a href="http://cutarena.com/portfolio/%E4%BA%8C%E9%87%8D%E8%9E%BA%E6%97%8B-double-helix/" target="_blank">二重螺旋</a>」という作品で、21_21 design sightで開催された「動きのカガク展」というイベントで展示されていた。</p>

<p>写真転載元：<a href="http://cutarena.com/portfolio/%E4%BA%8C%E9%87%8D%E8%9E%BA%E6%97%8B-double-helix/" target="_blank">二重螺旋 / Double Helix</a></p>

<img src="/result/uploadimg/cutarena/07.jpg" alt="" />
<img src="/result/uploadimg/cutarena/08.jpg" alt="" / class="mt5">
<img src="/result/uploadimg/cutarena/09.jpg" alt="" / class="mt5">
<p class="mt5">他にも木を削り出して作ったお皿や、アンティーク調のネックレス、鍵型の栓抜きなど、ナリタさんの技術のみならず美的センスが伺える作品もいくつか見せてくれた。</p>

<img src="/result/uploadimg/cutarena/10.jpg" alt="" />
<img src="/result/uploadimg/cutarena/11.jpg" alt="" / class="mt5">
<p class="mt5">ナリタさんは幼い頃から、工作がともかく大好きだった。<br />
というのも、ナリタ家は父親は釣竿をつくったり、母親は和裁をしたりと「ものをつくる」という環境が当たり前にそばにあったことで、特に意識することもなく自然と「つくる」ということが日常になっていたからだという。<br />
fablabのスタッフをはじめたことによって「つくりたいけど作りたいものがない人っているのか...」とはじめて気がついたというほどだ。そのくらいに何かをつくることを当たり前だと思ってきた。<br />
進学は多摩美術大学情報デザイン学科に進んだ。学生時代はメディアアートに近いジャンルの電子工作での作品制作を学び、卒業制作には「<a href="http://cutarena.com/portfolio/%E3%83%86%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%91%E3%83%B3toaster-to-understand-todays-weather/" target="_blank">テンキパン</a>」というトースターの作品を制作した。このテンキパンがナリタさんの作品制作の原点となっている。テンキパンは、朝食に焼くパンの焦げ目を利用して、その日の天気をパンに焼き込んでくれるという作品だ。ネット上で更新されている天気情報を焼くたびに取得し、焼き加減にアサインすることで、朝食でパンを食べながらその日の天気を知ることができる。</p>

<p>写真転載元：<a href="http://cutarena.com/portfolio/%E3%83%86%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%91%E3%83%B3toaster-to-understand-todays-weather/" target="_blank">テンキパン(Toaster to understand today's weather)</a></p>

<img src="/result/uploadimg/cutarena/12.jpg" alt="" />
<p class="mt5">ナリタさんはアーティストとしてものを作るときには「出来上がる作品そのものよりも、それが起こす現象に興味がある」と取材中にも話してくれた。このテンキパンはそうしたナリタさんの制作姿勢を体現した若き頃の作品なのだろう。アイデアがほんとに素晴らしいと思わされた。</p>

<p>そんなナリタさんは当社の<a href="/products/kitmill_rd">KitMill RD300</a>をあらゆる日々のお仕事に活用してくれている。<br />
たとえば、大きな依頼案件の場合に自宅で試作をすぐにつくって打ち合わせに持って行ったり、ご自身の真鍮を用いた作品制作など、わざわざ外注に出さずとも自宅で切削加工ができることが非常に便利だと言ってくれていた。</p>

<img src="/result/uploadimg/cutarena/13.jpg" alt="" />
<img src="/result/uploadimg/cutarena/14.jpg" alt="" / class="mt5">
<p>photo by <a href="http://www.kazuomifuruya.com/" target="_blank">Kazuomi Furuya</a>
<p class="mt5">また、自宅にKitMill RD300を導入してから「モノの価値」の見方が変わったという。自分で切削加工を行う中でエンドミルの径からはじまり、素材の選択や設置方法、エンドミルの動かし方などあらゆることを考慮しなければならないということを知ったからである。それまでは街中などで見かけた「これかっこいいなぁ」と思ってたものでも「あれ？待てよ、これレーザーでカットしただけじゃないか ...」といった具合に「どれだけ手が込んで作られているか」にも目を向けるようになったという。</p>

<p>ナリタさんは「なんでもつくれるからなんでも作っていいというわけではない」と考えてきたという。「ゴミ」をいくらつくってもそれはやはりゴミでしかなくて（言葉は悪いけど）、そのプロダクトが人に価値や楽しい体験、感動を与えるものでなければいけないと思っているという。</p>

<p>この考え方には共感させられる部分があった。前述で「出来上がる作品そのものよりも、それが起こす現象に興味がある」と言っていたこととも通じていて、その作品がそれを用いた人間にどのような感動を与えてくれるのか、どんな新しい体験をさせてくれるのか、という視点を大切にすることで「不要なもの」をつくり出してしまうことは少なくなる。<br />
また、「作品が引き起こす現象」から逆算してプロダクトをつくることでその形状や機能にも無駄がなくなり美しいものになるということも言える。
作品制作をする際についついそのプロダクト自体の構想から入ってしまいがちだが、思い切ってこの逆算的な考えを持つことで思いもよらない形のものが生まれることもあるだろう。たとえば、FabLabShibuyaとしてドローイングアンドマニュアル株式会社とコラボレートして手がけたプロジェクトとしてISSEY MIYAKEのショーウィンドウ作品「折りの海面」というものがある。この作品は、複雑な折にランダム制御された光が投影されて、陰影での形を変えるというものだ。プロダクト自体の形状は変わっていないにも関わらず、陰影が変化することで様々な表情が見られるというものだ。</p>

<p>写真転載元：<a href="http://cutarena.com/portfolio/132-5-issey-miyake-%E6%96%B0%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%A6%E3%80%8C%E6%8A%98%E3%82%8A%E3%81%AE%E6%B5%B7%E9%9D%A2%E3%80%8D/" target="_blank">132 5. ISSEY MIYAKE 「折りの海面」</a></p>

<p>近年になり「fab」というものづくりの新たな在り方を示す単語が日本でも多く言われるようになってきている。一方で「ものづくり」という単語は少しずつだが影を潜めてきている印象だ。<br />
このことは、このナリタさんのように「ものづくり」という単語ではくくり切れない、個人でマルチに活動する「クリエイター」が出てきたことを意味しているのだと思う。当然「ものづくりの精神」は今も生きている。しかしその表現するものが変わったのだろう。</p>

<p>当社は創業してから20年以上もの間、個人のつくり手の文化に貢献しようと様々なサービスや、製品を提供してきた。だからこそ、このナリタさんのような存在に出会えることは、とても嬉しく感慨深いものがある。<br />
15年前を振り返ってみてほしい。15年前には存在していなかった職業や立ち位置が、今ものすごい勢いで開拓されはじめてきている。おそらくは、15年前は個人のつくり手が社会の中心ではなく、町工場や大手企業が中心であったように思う。それが今は逆転してきている。それは大型工具や工作機械の卓上化が可能になったこと、それとなによりもインターネットの発達が背景にあるのだろう。今後この業界がナリタさんのような「デザインエンジニア」と言われる新たな立場のクリエイターの登場によって、どのような変貌を遂げ、進化していくのか楽しみだ。</p>


<p>ナリタタツヤさんのアーティストサイト：<a href="http://cutarena.com/" target="_blank">http://cutarena.com/</a><br />
ナリタタツヤさんのものづくりサイト：<a href="http://tinker.jp/" target="_blank">http://tinker.jp/</a></p>

<p><a href="https://goo.gl/photos/u4GDrXFSQy3VwVyf7" target="_blank">撮影させて頂いた写真一覧はこちらからご覧になれます。</a></p>]]>
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