分解能が1μmの高精度電動シリンダとドライバのセットです。

全長:198mm(ロッド引き込み時)
ボールねじのリード:1mm
分解能:1μm(フルステップ時)
ストローク:30mm
ロッド径:Φ8mm
使用モータ:PX535MH-B(オリエンタルモーター)
ドライバ:UDX5107N(オリエンタルモーター)
電源電圧:AC100/115V
リミットセンサ:EM030A、EM-030B(キーエンス)
原点センサ:EE-SX67A(オムロン)

ロッドの先端にはジョイントが付いており、そのジョイントにはΦ2.5の穴が4つありますので、取り付けしやすくなっております。もしこのジョイントがご不要の場合は、取り外してご利用になることも可能です。(イモネジ2本とピン1本を抜くだけです)

ドライバの取扱説明書はこちらからご覧になることができます。(会員登録が必要)

このステッピングモーター(PX535MH-B)は、10本リード線仕様となっています。配線は少し面倒ですが、スター結線やペンタゴン結線、新ペンタゴン結線など、あらゆる駆動方式のドライバに対応できるため、多くの精密ステージメーカーが採用しているタイプになります。



また、基本ステップ角が0.36度となっており、一般的な5相ステッピングモーターの0.72度の半分になっています。ステップ角はドライバの設定で細かくすることが可能なのですが、電気的に細かくするよりは機械的に細かいほうが精度が良いので、このタイプのモーターは精密ステージのメーカーがよく採用しています。

当社ではSG8030Jを使い、下記の回路で動作確認を行いました。ご利用の際の参考になさってください。
下のほうの回路図はArduinoを使った場合の例です。こちらもご利用の際の参考になさってください。なお、「Arduinoでメカトロニクス製品を動かそう」では、Arduinoで動かす場合の詳細なご説明しています。ぜひご覧ください。



本体には、近接センサ(リミットが2つと原点近傍が1つ)が内蔵されており、これも実際に負荷(リレー)をつなげて正常に動作することを確認しています。また、本体後部には原点センサ(オムロンのフォトマイクロセンサ)があり、これも同様に正常に動作することを確認しています。

多少のキズと汚れがありますが、使用感がありませんので未使用品と思われます。
フォトマイクロセンサ用ケーブルを1本付属します。
動かすにあたり必要なものは全て揃っています。