2016年度 第6回 ものづり文化展 受賞作品

最優秀賞

機械式腕時計 part2

制作者:したーじゅ

KitMill賞

オカモトラボ様の作品

制作者:オカモトラボ

中古品賞

ジェットビートボード

制作者:username

HAJIME ASAOKA賞

Luminescent Tentacles

制作者:Akira Nakayasu

倉田光吾郎賞

Super CHARI(超自転車)のエネルギーユニット

制作者:username

小林茂賞

WHISTLE

制作者:ハレパネ

明和電機賞

1/4 YAMAHA YZR-M1 エンジン

制作者:木川暁仁

AUTODESK賞

1/4 YAMAHA YZR-M1 エンジン

制作者:木川暁仁

DMM.make AKIBA賞

OTON GLASS

制作者:OTON GLASS

FabCafe賞

V12モーター搭載自作RCカー

制作者:CMA-

FabLab Setagaya at IID

自作ロボットアーム

制作者:ニート受験生

MONO賞

【 abs 】

制作者:熊谷 文秀

総評

中村 一

株式会社オリジナルマインド会長

今回ご応募いただいた作品は、昨年にも増してその高い本気度に驚かされました。また、一つ一つの作品を拝見しながら、「小さなつくり手たちのムーブメント」が少しずつ、ものづくりの世界自体を変えてきていることを強く実感し、ワクワクとした胸の高鳴りを感じました。

私たちオリジナルマインドは、これからのものづくりは、生産設備による画一的な「製品」づくりから、個人の繊細な感性を生かした「作品」づくりへと移行すると考えています。そして「売れるから」という理由で同じ製品を大量に「製造」する時代はその影を潜め、「欲しいから」という原始的な欲求でオリジナリティのある作品を個人が次々と「創造」する時代となっていくでしょう。

私たちは、ものづくり文化展を通じて、新たな時代の中心的役割を担うであろう小さなつくり手の方々に、作品発表の場を提供することで、互いが刺激を受け合い、情報を共有することで「つくることの面白さ」をもっともっと感じていただきたいと考えています。そうしたことの延長線上でいずれ、自然発生的に生まれていくであろう、つくり手それぞれの趣向に合ったコミュニティーが、これからの時代のインフラとなっていくでしょう。小さなつくり手の方々の十人十色の価値を受け入れ認めて、それをより多くの人々と共有し合いながら、その一人一人が独自の立ち位置によって社会的にも尊敬され、憧れられるような存在となっていくであろうと想像しています。それぞれの分野を先導するリーダー的なつくり手が登場し、次世代にその考え方や技術力を継承していくことで、ものづくりはこれから先もずっと続いて行くでしょう。ものづくりが今よりさらに自由で創造的な様相を現し、そのことで私たちの生きる社会全体がさらに豊かになっていってくれることを願っています。