ホーム > ものづくり文化展 > 2019年度 第9回 ものづくり文化展 入選作品『「チャタク」~お茶を注ぐ事で作動するガッキ~』

入選

「チャタク」~お茶を注ぐ事で作動するガッキ~

制作者 : キンミライガッキ

制作者コメント :
通電する茶器を用いて、お茶を入れると音が鳴ったり光ったりする、キンミライの茶托です。陶磁器に、電子回路、電極を「絵付け」して様々なデジタルガジェットにするプロジェクト「電磁器」シリーズの一つです。仕組みとしては、天面の4枚の真鍮パネルがセンサー電極となっており、ここに人体が触れると本体内の回路を動作させる仕組みとなっております。この上に、通電する磁器湯呑を置き、さらに専用急須の金模様に触れながらお茶を注ぐと、注いでいる間だけ人体と繋がって回路が作動します。(人体とデバイスの間に磁器とお茶が介する: 人の手 > 急須 > お茶 > 湯呑 >チャタク)この茶器家電は電子ガッキでもあります。4枚の電極それぞれの音の高さは、背面のノブでそれぞれ可変することができ、お茶を入れる行為を音楽を演奏する行為にすることができます。本体内部には、スピーカー、充電式バッテリー、各種基盤を内蔵し、どこにでも持ち運んで使うことが出来ます。このガッキは現代に、新しい茶会、お茶の楽しみ方を提案する物です。今後、IOT技術と組み合わせることも検討し、さらなる開発をつづけております。

伝統的な金継ぎ技法と電子配線を合体させることで、新しい「作法」を生み出そうとする作品。LEDをしこめば陶器に灯りもつく。これぞ電灯工芸。本当の絵付けの職人さんとコラボしたのも見てみたいです。

土佐 信道

お茶を入れるという行為は、理性的に考えれば単に液体を別の容器に移す行為。この作品は、その行為を音楽を演奏する行為に変えることで、理性ではなく感性でものごとを観ることの素晴らしさ、大切さを、現代風に伝えてくれている。

中村 一

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