ホーム > ものづくり文化展 > 2019年度 第9回 ものづくり文化展 入選作品『サモトラケ島のニケ像シルバーペンダント』

入選

サモトラケ島のニケ像シルバーペンダント

制作者 : raku

制作者コメント :
サモトラケ島のニケ像のシルバーペンダントです。3D-COATというボクセルモデリングソフトで原型を調整し、羽根部を分割してstlにて出力。外部にフレームを配置して本体は4面切削加工。羽根部は両面切削加工を行い、接着して原型を仕上げています。シリコーンゴムで複製型を作り、インジェクションワックス複製を行ってワックスに置換したのちに、石膏を流し込んで石膏型を作成。石膏型を電気炉で焼くことで鋳型を作成し、溶かした銀を流し込むことで銀に置換した後研磨して、チェーンを通す丸カンをロウ付けして仕上げています。
エンドミルはr0.5ロングネックにて粗どり+仕上げ→r0.2ロングネックにて追加仕上げ→r0.05×刃長0.1のエンドミルで仕上げ加工を各面に対して行っています。パス計算にはMeshCAMを使用。r0.05mm、刃長0.1mmのエンドミルをそのまま使うと微細彫りが出来ないため、エンドミルのテーパー部角度を利用し、先端r形状のテーパーエンドミルとして設定することで入り組んだ部位までの彫り込みを実現しています。

「ほんとケ?これニケ?」とおもわず突っ込んでしまう、切削加工で作った極小サイズのニケ。細かい!このサイズでルーブル美術館を作ったら、たたみ6畳ぐらいでしょうか?

土佐 信道

ここまで小さく、かつ、精密につくるには、精度の高い加工が必要。だが、その完成品の魅力は精度ではなく、美しさや感触にある。理性がそのまま価値になるのではなく、つくり手の感性が価値となっている作品。手先に返ってくる、ごくわずか反力を感じ取る極めて繊細な感性がなければ成し得ない。

中村 一

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受賞作品一覧:2019年