ホーム > ものづくり文化展 > 2019年度 第9回 ものづくり文化展 最優秀賞受賞作品『DIALOG MACHINE』

最優秀賞

DIALOG MACHINE

制作者 : 熊谷 文秀

制作者コメント :
バラバラな文字の集団から意味のある「言葉」が発生していく様を機械的に視覚化する装置です。PCやスマホの画面では当たり前に表示できてしまう「言葉」を大掛かりな機械仕掛けで表示します。16輪の文字リングはそれぞれにゆっくりと回転し、停止位置をPC(Raspberry Pi)でコントロールする事により小さなメッセージを綴っていきます。綴ることのできるのは「GOOD MORNING!」「HAVE A NICE DAY!」といった16文字以下のメッセージです。SDカードに記録された250種類のメッセージの中から、表示する時間帯を考慮しつつランダムに選択表示します。
AIを駆使した最新機器のように会話を交わす事は出来ませんが、通りがかる人々に16文字のささやかなメッセージを大袈裟に届けます。

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「いろいろな情報があっというまに拡散してしまう現在。メッセージの表示にとても時間がかかるこの装置には”沈黙の時間”がある。この”沈黙する時間”がいまは贅沢な時代になった。」
・・・などと考えさせられる作品。昨年に引き続き、熊谷さんが最優秀賞。哲学と造形力がみごとに合体した作品。

土佐 信道

たった16文字のメッセージを伝えるために、これほどの機械仕掛けと、重々しく荘厳な佇まいであることが、あらゆるものをバーチャルの波が飲み込んでいく社会の中で、確かに、どっしりと、リアルに存在しているという、どこか安心感に似た感覚を与えてくれる作品。

中村 一

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受賞作品一覧:2019年