ホーム > クリエイターたち ~活用事例~ > コンセプトムービーでご協力いただいた、金沢工業大学の皆さんにお会いしてきた!

コンセプトムービーでご協力いただいた、金沢工業大学の皆さんにお会いしてきた!

2016年02月09日

当社コンセプトムービー「僕らはつくる生き物だ ~主人公は君だ~」に出演協力していただいた「K.I.T.金沢工業大学夢考房ロボットプロジェクト」の皆さんにお会いしてきた。

このロボットプロジェクトは「人と共存できるロボットを創る」ことを最終目標として、1996年に2人の学生により立ち上げられたそうだ。現在では学部・学科を問わず39名の学生さんが所属し、「Team_Robocon(旧大学ロボコン班)」と「Team_RID」の2つの班に分かれ活動されている。「Team_Robocon(旧大学ロボコン班)」では、NHK主催のロボットコンテスト(通称「学生ロボコン」)に出場するロボットを製作、「Team_RID」では、人と共存できるロボット、主にペットロボットを製作している。その2つの班は、さらに「機構班」と「制御班」と「回路班」の3つのチームに分かれている。各人が担当する分野をより深く研究し、新しい技術の創生を可能にしている。

集合写真の撮影が終わると、学生たちはすぐさまロボットの周囲に集まり「この機構はこうだ」とか「この部分をこうしたらもっと良くなるのでは」など、ロボット談義を始めた。学生たちのロボットへの強い関心と熱意が感じられた場面であった。

プロジェクトのスペースには、当社のKitMill RD300が設置されている。「夢考房」と呼ばれている施設には大型のNCフライスがあるのだが、大型だけに取り扱いを間違えてしまったらダメージが大きい。その点、KitMillは気軽に加工できると評判である。この歯車もKitMill RD300で削り出したものだそうだ。歯の形状をよく見ると、単に輪郭を切り抜いただけの2次元加工ではなく、立体的形状を3次元加工した「傘歯車」であった。

様々な試作部品や材料が置かれている。学生たちはここから自由に使いたいアルミ角材などの材料を持って行ける。所々にプロジェクトの名前が書かれているのが目についた。こうして名前を書いておかないと、いつの間にか誰かに持って行かれてしまうらしい(笑)

実際に作製したロボットを見せてもらった。こちらは「NHK大学ロボコン2013」で東京大学を破り優勝した機体だ。東京大学との決勝戦は互いにベストを尽くした近年まれに見る戦いとなった。また同年に行なわれたロボコンの世界大会「ABUロボコン」に出場し、各国の強豪たちと相対した。ABUロボコンでは、マシントラブルや競技コートの材質の違いに苦戦を強いられたようだ。そんな状況の中、選手たちは諦めずに全力で問題解決に取り組んだ。奮闘の末、見事優勝し世界一に輝いた。

▲NHK大学ロボコン2013 決勝戦 金沢工大(赤) vs 東大(青)

当社のKitMill RD300の他に、夢考房には多くの工作機械が導入されている。ここでは運営スタッフ(技師・学生スタッフ)の指導の元、学生たちが自由に使用できる。

また、ロボットプロジェクトの作業スペースには広い練習フィールドが設けられていた。ここには学生ら自らが製作した実寸大の競技フィールドが設置されている。このような恵まれた環境で日夜練習に励んでいるが、これら全ては彼ら自身が努力の末勝ち取ってきたものなのだ。ここに至るまでのロボットプロジェクトという長い歴史が感じられた。

夢考房の一角には、壊れてしまった工具が置かれている。普通では壊れてしまった工具は捨ててしまうが、夢考房ではこのように展示して、どのように扱ったら破損するか、その経緯を知ることが出来る。こうして工具を壊してしまった人の反省や、これから同様の工具を使う人の反面教師となり多いに役立っている。

今後ものづくりの世界が大きく変わりゆく中で、私たちの社会は、どうしたら彼らに秘められた無限の可能性を最大限に活かすことができるのか、また、どのようにしたら彼らにとって充実した生き方ができるのか、これは大変重要な課題であることを再認識した。当社もそれを常に探り、微力ながらも方向性を示していきたいと気持ちを新たにするのであった。

撮影させて頂いた写真一覧はこちらからご覧になれます。

ハッカー夫婦が世界を救う!秋葉原にFabオフィスを構える久川さんにお会いしてきた。 < クリエイターたち ~活用事例~トップ > 小さなつくり手の夜明けか!?機械式腕時計を自作した25歳。