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24時間時計のプロトタイプ

ものづくり文化展2012 デザイン賞受賞作品
選定者のコメント:
率直にかっこいいと感じました。また、「一日24時間を見通せる時計が欲しく、作ってみた」という素朴でいて切れ味のあるコンセプト、既存の時計に対するリデザイン的発想に共感できます。ただかっこいいだけではなく、デザイン的発想も盛り込まれたよい作品だと感じました。

製作者の情報

製作者 伊藤技術研究所。様
Webページ 伊藤技術研究所。

使用している製品・部品

製作者のコメント

コンセプト

一日24時間を見通せる時計が欲しく、既製品では時間の表示方法など納得できるものが無かったため、作ってみました。

表示仕様
  • 時間:太陽の運行に倣っており、正午が一番上になっています。
  • 分:「量」として把握しやすいように積算表示しています
  • 秒 :「分」が計れるようにアナログな秒針をつけました。
システム仕様
  • 運針:秋月電子通商ステッピングモータドライバ流用。原点復帰用のフォトインタラプタ追加し、リセット時に秒針は0からスタートします。
  • LED制御:シフトレジスタをarduinoから制御
  • 時刻合わせ:現状、arduinoの内部クロック基準で動かしています。リアルタイムクロックモジュールを追加するプログラム作成中です。
システム仕様

KitMill RD300による、はじめての加工の練習として作ったものです。直径0.5mmのエンドミルで、文字盤の文字をアクリルに彫り込む際、きれいに削るための切削条件がなかなかわからず、CADデータと、切削条件をチューニングしながらの作業でした。切削条件を表にまとめて都度気付いた点をメモしながら加工することで、だいぶノウハウが蓄積できたと思います。台座も、文字盤同様に、Illustratorでざっくり平面図を描き、DWGに書き出した2Dデータから、Rhinocerosで3Dデータにして、加工用のモデルを作成しています。加工精度が良いのは当然ですが、切り出した材料を軽く組み合わせて、アクリル用接着剤を流すだけで接合面も整った台座ができたことに、時計の表示部分以上に完成が嬉しかったものです。
電飾については、文字盤はアクリル板にエッジライトで数字を表示し、赤い目盛りは、直接裏から赤いLEDで点灯しています。指針は、針の根本からLEDで照明を入れていますが、電源供給のために、スリップリングを入れています。次作では、一般的な自動車のメーターのように、導光板を使って、スリップリングを不要にしたいと考えています。

写真

外観(前面)
外観(背面)
スタンドから本体を下した様子
アクリル切削による表示盤面のアップ
16時11分27秒と読みます
「時間」を表示するLED基板(エッチング・手はんだ
「分」を表示するLED基板(エッチング・手はんだ)
「分」を表示するLED基板を制御するシフトレジスタ
表示盤面の階層構造

H,H様の作品 < 応募作品一覧:2012年 > 北爪 仁哉様の作品