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FabLab Setagaya at IID賞

デルタ型 3Dプリンター RostockNano(仮称)

RostockNano(仮称)は、Reprapプロジェクトのデルタ型3DプリンターのRostockをベースにした日本の住環境に合わせた小型、軽量の3Dプリンターです。

日本で一番多い(と思われる)ディアゴスティーニの3Dプリンターを使って作ることができます。 ビルドボリュームは小さいですが性能も造形精度も親になった3Dプリンターと同程度です。 中学生レベルの知識と技能で作ることができ、海外のキックスターターに頼ることなく、15,000円程度(中古のステッピングモーターを使えば10,000円以下)で3Dプリンターを作ることが可能です。

中野島ロボット

3Dプリンタを使用して3Dプリンタを自作するという姿勢が素晴らしいと思いました。3Dプリンタを自作されることは、既製品の3Dプリンタそのものへの理解にも大きく役立つからです。また、制作された作品をオープンソースで作られており「日本のモノづくりが廃れないように」との思いから今後設計情報も公開予定とのことで、そうした中野島ロボット様のつくり手としての姿勢にも共感いたしました。私たちFabLab Setagaya at IIDは「ものづくり」という共通したテーマのもとで、開放的な「遊び場」「学び場」「シェアオフィス」としての学校を運営しています。そうした私たちから見て「つくるものをつくる」そして「惜しまずシェアする」という中野島ロボット様の制作姿勢が、私たちが行なってきている活動とも共鳴するためFabLab Setagaya at IID賞に選ばせていただきました。

FabLab Setagaya at IID

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受賞作品一覧:2017年