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DMM.make AKIBA賞

SPECTRON-Ⅰ

SPECTRONは、キンミライガッキが発見・提唱する、「鍵盤」の新しい形です。 音と対応した色の光を操りながら演奏します。視覚と聴覚を融合させた、直感的かつ共感覚的なキーボードです。

今日ピアノ等で使用される音階の起源は古く、紀元前に数学者ピタゴラスが提唱した音律に遡ると言われています。この長い歴史が音楽を発展させてきたのも事実ですが、同時に前提とすべきコンテクストが増え、「楽器が苦手だと思う人」を敬遠させる原因になっています。

そこで、キンミライガッキは音の周波数と光の周波数の親和性、そして聴覚と視覚の共感覚に注目。SPECTRON-1の発見にいたりました。

音の高さは、鍵盤自体が発する光の色によって示され、 「好きな色をパレットに並べるように」 独自の視覚的な音階を作ることが出来ます。キーユニットを複数並べ、タッチ・バーをなぞって好きな色を並べた後は、オリジナルの音階ができあがっています。

キンミライガッキ

音を楽しむ行為を音楽と呼ぶなら楽しむためのツールは数多くあるべき。「音の周波数と光の周波数の親和性」という切り口から生まれたSPECTRON-Ⅰは、音を操り、音を楽しむための新たなインターフェースと呼べるでしょう。
様々なセンサーを駆使することで実現された、なぞる、さわる、はじくなどの扱い方に応じて様々な音を奏でることができる点は、これまでの楽器では音を楽しみきれなかった人達のための素晴らしい工夫です。

SPECTRON-Ⅰが検証用モデルから一歩進んだ「製品」として販売されることを願い、DMM.make AKIBAから賞を授与させていただきます。

ADMM.make AKIBA

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受賞作品一覧:2017年