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KitMill Qt用の自作ATCとAPC
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    自作ATCとAPC

CNCを使った加工は、目を離していても自動的にイメージが形となっていく非常に魅力的な加工方法です。
しかし、荒削りから仕上げ加工に入る刃物の交換や材料の交換だけは手動でしなければなりません。もし、それまでもがおまかせでできるようになればどんなに魅力的なことでしょう。

それを実現するのがATC(オート・ツール・チェンジャー)、そしてAPC(オート・パレット・チェンジャー)です。ATCとは自動で刃物の交換をしてくれる装置、そしてAPCは自動で材料を交換してくれる装置です。しかし、一般的にこれらの装置はいわゆる業務用の装置で構造も複雑なため非常に高価なものです。とても個人が自宅の机の上で実現できる装置ではありません。

今回メカトロニクス中古品を活用しデスクトップCNCフライス盤「KitMill Qt100」に付けられるATC・APCを自作しました。構造はどちらもロッドレスシリンダを使い2種類のツールを交換する、1つめの材料の加工が終わったら、2つめの材料の加工に自動で移行するというシンプルなものですが、それによって得られる効率性は大きなものです。製作者の今野はパーツさえあれば比較的簡単に実現できると語ります。皆さまもぜひ、メカトロニクス中古品を活用してお手頃に理想のものづくり環境を実現してみてはいかがでしょうか。

使用した部品

ATC(オートツールチェンジャー)

APC(オートパレットチェンジャー)

その他

  • オリジナルマインド コントローラ TRA100
  • エアテックス コンプレッサー APC-018

TRA100(コントローラー)の改造について

スピンドルモーターとソレノイドバルブをスイッチングするために拡張用の出力信号を利用しました。拡張用の出力信号はもともと存在はしていましたが、どこにも接続されておらず使用することが出来ませんでした。それを今回、直接マイコンの端子へ増幅回路や端子台を接続することで利用可能にしています。この端子は、制御ソフトUSBCNCV3からM07・M08命令にて操作しています。

部品図と回路図のダウンロード

こちらのページからこのATC/APCの部品図と回路図がダウンロードできます。

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