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VCarve

2Dデータと3Dデータの両方に対応。
木工やロボットの部品製作など、
多くの要望にお応えできるソフトです。

VCarve Desktop
販売価格:42,800円(税込)

VCarve Pro
販売価格:84,800円(税込)

  • 概要と特長
     
  • ライセンス適用の流れ
  • USBCNCで
    ご使用頂く場合
  • 使用例(彫刻)
  • 使用例(刻印)

概要と特長

VCarveは2Dデータと3Dデータの両方に対応したCAMソフトです。
基本的にはCut2Dと同様の操作感となっており、Cut2Dでは対応していない刻印や表札も製作することができます。
木工やロボットの部品製作など、多くの要望にお応えできるソフトです。

※Desktop版ではサイズ制限(625mm×625mm)があり、Pro版ではサイズ制限がありません。
※サイズ制限以外の違いに関しては、製作元のページでご確認ください。

刻印の製作が可能

革細工等で使用する刻印の製作ができます。先端がV字の切削工具に対応しているため、細かい文字や模様の加工もできます。これはCut2Dにはない機能です。
刻印の製作方法に関してはこちらをご覧ください。

彫刻風の切削

彫刻風の切削をすることができます。深さは自動で調整できるので、簡単に立体感のある作品に仕上げられます。表札などの製作などにおすすめです。これはCut2Dにはない機能です。
表札の製作方法に関してはこちらをご覧ください。

3Dデータにも対応

3Dデータ(STL)の読み込みに対応しており、ツールパスの算出もできます。これはCut2Dにはない機能です。2DCAMの機能もあるため、3Dモデルに対してポケット加工や切り抜き加工を行うことができます。
以下の動画で操作方法を説明しています。
STLの読み込み
▲STLファイルの読み込みとツールパスの作成

メニューは日本語表示に対応

海外製のソフトウェアですが、メニューは日本語に対応しており、わかりやすくなっています。

ツールデータベース

ツールデータベースはツールをグループ分けすることができます。たとえば、インチとミリで分ける、形状ごとに分けるといったことができ、管理しやすくなっています。

画像のベクトル変換機能

読み込んだ画像をベクトル変換することができます。ベクトル変換できれば、CADデータと同様にツールパスを生成することができます。

レイヤ管理

モデルをレイヤごとにわけ、表示、非表示、ロック、色の変更などができます。モデルが増えて複雑になった時などに便利です。

タブの自動追加機能

切り抜き加工を行う際の、タブの追加を自動で行うことができます。一つ一つ手動で追加する必要はありません。

はめ込み部品用のツールパス生成

パズルのようにはめ込む部品のツールパス生成が可能です。ツールの形状に合わせて、製作される部品の形状が自動で決まるため、CAD上でツールに合わせた修正は必要ありません。

体験版

VCarveは体験版をご使用になれますので、ご購入前にこちらからダウンロードして事前に動作をご確認ください。 体験版ではサンプルファイルでのみNCプログラムを保存できます。サンプルファイルはこちらからダウンロードいただけます。
※上記の体験版は英語表示です。
※日本語表示に対応した体験版はこちらからダウンロードいただけます(最新版でない場合があります)。

▼刻印の製作
刻印の製作

▼表札の製作
表札の製作

▼彫刻風の切削
彫刻風の切削

▼3Dデータに対応
3Dデータに対応

インストールから正式なライセンスコード適用までの流れ

届いたディスクを使ってソフトウェアをインストール

起動時にライセンス入力画面が表示されるので、仮ライセンスコード(ディスクケース裏に記載されているライセンスコード)を入力
仮ライセンスコードを入力


ソフトを起動するたびに、登録をうながすメッセージが表示されるようになります
OKボタンをクリックしてVectricのライセンス登録サイトへ移動します
メッセージ表示


ライセンス登録サイトに移動後、個人情報を入力し、Submit Registration Requestボタンをクリックします
(入力内容に誤りのないようにご注意ください)
※日本語入力には対応しておりません。必ず「英数字」でのご入力をお願いいたします。 個人情報を入力


登録したメールアドレス宛に正式なライセンスコードが送られます

メニューの「ヘルプ」 > 「ライセンスコードを入力」をクリックし、送られてきたライセンスコードを入力
ライセンスコードを入力


次回起動時から登録を促すメッセージが出なくなる

完了

※登録後にメールが届かない場合はへメールを送ってください。
※インストールしたパソコンにインターネット環境が整っていない方は、またはに仮ライセンスコードを送れば正式なライセンスを取得できます。

NCプログラムを保存する画面で、PostProcessorの項目にUSBCNC(mm)(*.nc)がすでに存在する場合、以下の操作は不要です。
※USBCNC(mm)(*.nc)が存在する状態で以下の操作を行うと、ソフトウェア起動時にエラーになる場合があります。
※コンボボックス内のアイテムはアルファベット順になっていないものもあります。



USBCNC用ポストプロセッサの適用方法

以下の操作をすると、USBCNC用のNCプログラムを出力できるようになります。
これにより、Mach3用のNCプログラムでは、修正して使用する必要がありましたが、その必要がなくなります。

まず、各CAMソフトウェア用のポストプロセッサをダウンロードします。
使用しているソフトウェアのものをダウンロードしてください。
右クリックから「対象をファイルに保存」でダウンロードできます。

次に、各CAMソフトウェアのインストールフォルダにあるPostPフォルダ内に対応するファイルをコピーします。
PostPフォルダの場所は各ソフトウェアのバージョンによって異なります。
以下のどちらかにあるので、確認できた方にコピーします。

  • 各CAMソフトウェアのメニューのFile > Open Application Data Folderをクリックして表示されたPostPフォルダ
    (日本語表記になっている場合はメニューの「ファイル > アプリケーションフォルダを開く...」をクリックすると表示されます)
  • C:\Program Files\ソフトウェア名\PostP

のどちらかにあるので、確認できた方にコピーします。

ファイルをコピーした後、CAMソフトウェアを再起動してください。
プロセッサはCAMソフトウェアの起動時に読み込まれるため、再起動するまではプロセッサが使用できません。


NCプログラムを保存する画面で、PostProcessorの項目にUSBCNC(mm)(*.nc)があることを確認してください。
確認後、NCプログラムを保存します。




保存したNCプログラムをUSBCNCで読み込みます。エラーが表示されないことを確認して下さい。

使用例

今回はVCarveの製品版を用いて、下図のような表札を製作する方法をご紹介いたします。
完成写真


ご注意

この記事は紹介用に作成したものです。
VCarveは当社で作成したものではないため、ソフトウェアのサポートやこの記事による不都合が生じても責任を負いかねます。
また、ソフトウェアの画面はバージョンアップ等で変更される場合があります。
あらかじめご了承いただきますよう、お願いいたします。


用意するもの


VCarveによるNCプログラム作成

VCarveの起動

起動後、新しくファイルを作成します。
Create a new fileボタンをクリックします。
起動

材料のサイズ設定

ファイルを作成すると下図の画面になります。
下図の通りに編集してOKボタンをクリックします。
材料サイズ決定
(クリックで拡大します)

文字設定

Draw Textボタンをクリックします。
テキストボタン

文字を入力します。
下図のように編集してApplyボタンをクリックすると文字が描画されます。
文字が画面の見えない所に描画されることがあるので注意してください。
確認後、Closeボタンをクリックします。
テキスト入力
(クリックで拡大します)

文字を材料に対してセンタリングさせます。
文字を選択後、Center In Materialボタンをクリックします。
センタリングが完了したら、Switch to toolpaths tabボタンをクリックします。
位置調整

NCプログラムの作成

Create V-Carve / Engraving Toolpathボタンをクリックします。
切削設定画面


下記の作業を行なってください。

  1. 下図(上)のように文字を選択します。
  2. Selectボタンをクリックして下図(下)のようにツールを追加します(Newボタンで追加できます)。
    各項目も下図(下)のように編集して下さい。編集後、OKボタンをクリックします。
  3. 下図(上)のように編集します。
  4. 編集後、Calculateボタンをクリックします。

彫刻設定
(クリックで拡大します)

切削設定

切削シミュレーション

Preview All Toolpathsボタンをクリックして切削シミュレーションを行います。
下図のように切削されるか確認します。
確認後、Closeボタンをクリックします。

NCプログラムの保存

Save Toolpathボタンをクリックします。

下図のように編集してSave Toolpath(s)ボタンをクリックします。
Post ProcessorはUSBCNC(mm)(*.nc)を選択してください。
この項目がない場合は、USBCNC用のポストプロセッサを適用させる必要があります。適用方法についてはこちらを参照してください。
ソフトウェアを一旦終了させる場合は、メニューのFile→Saveでここまでの設定内容を保存しておきます。

(クリックで拡大します)

保存ダイアログが開きます。
適当なフォルダに保存しておきます。
拡張子を.ncdにしておけば、NCVCでも確認できます。

NCVCでの確認画面です。



木材の加工

材料の用意

木材を準備します。今回はあらかじめ80×130の大きさに切り抜いておきましたが、文字を切削した後に切り抜いてもかまいません。

材料の取付

木材に両面テープを貼り付けます。両面テープをあまりたくさん貼り付けすぎると剥がすときに大変ですし、かといって少なすぎると切削中に剥がれてしまう可能性があります。何度か試して、最適な量を貼り付けてください。
両面テープの貼付

下図のように加工テーブルに取り付けます。
今回はKitMill BT200で加工します。
加工テーブルへの取付

ツールの固定

スピンドルにツールを固定します。今回は半月カッター先端角60°のものを使用しました。
ツールの固定

原点設定

USBCNCを起動し、JOG(キーボードの矢印キー)を使って、材料の左下辺りにX・Y・Z軸を移動させます。
原点設定

セットスクリューをゆるめてツールを木材に当て、再度固定します。
ツールを木材にあてる

固定後、以下の3つのボタンをクリックすれば原点の設定は完了です。
設定後、Z軸を少し上げて、材料から離しておきます。
原点合わせ

NCプログラムの読み込み

先ほど作成したNCプログラムを読み込みます。
ボタンをクリックしてメニューを切り替え、 ボタンをクリックして先ほど作成したファイルを開きます。
ファイルを開く

加工スタート

ボタンをクリックして加工を開始します。
写真をクリックで加工中の動画がご覧になれます。

加工中の動画

加工完了後の写真
加工完了後の写真

綺麗に加工できました。
完成写真

説明は以上です。

刻印製作方法

今回はVCarveの製品版を用いて、下図の刻印を作成する方法をご紹介いたします。

ご注意

このページは紹介用に作成したものです。
VCarveは当社で作成したものではないため、ソフトウェアのサポートやこのページによる不都合が生じても責任を負いかねます。
また、ソフトウェアの画面はバージョンアップ等で変更される場合があります。
あらかじめご了承いただきますよう、お願いいたします。

用意するもの

VCarveによるNCプログラム作成、保存

VCarveの起動

起動後、「Open an existing file」ボタンをクリックして、CADデータ(DXFデータ)を開きます。

材料のサイズ変更

CADデータを開くと、下図の画面になります。

材料のサイズを入力します。
今回は、材厚6mm×縦10mm×横50mmの材料を使用します。
入力後、「OK」ボタンをクリックします。

モデルの配置

「Align Selected Objects」ボタンをクリックすると、「Alignment Tool」のメニューになります。

ドラッグでモデル全体を選択します。

「Align to Material」項目の真ん中にあるボタンをクリックし、材料の中心にモデルを移動します。
モデルの移動が完了したら「Close」ボタンをクリックしてメニューを閉じます。

モデルの反転

今回は刻印を製作するため、モデルを反転させます。
「Mirror Selected Objects」ボタンをクリックすると、「Mirror」のメニューになります。

「Flip Horizontal」ボタンをクリックすると、水平方向に反転されます。
モデルの反転が完了したら「Close」ボタンをクリックしてメニューを閉じます。

仮想外形形状の設定

VCarveでは刻印を加工する際「内側の輪郭」と「外側の輪郭」が必要なため、仮想の外形形状を設定する必要があります。
また、彫刻カッターを使用する際には、輪郭の内側を加工するのでテーパーが残ってしまいます。
そのまま加工をすると下図のような形状になってしまいます。

そこで、仮想の外形形状は材料よりも少し大きいサイズに設定します。
参考までに、広げる範囲に関しては、「軽金属向け彫刻カッター60°」で深さ2mmまで加工する際、下図のようにセンターは外形ラインより1.25mm内側となります。

刃物によって広げる範囲が変わりますが、ここでは材料サイズに対して少し余裕をもたせ、外側に片側1.5mmオフセットさせた仮想の外形形状を設定します。
加工範囲が広がる分、加工時間は長くなりますが、確実な加工を優先しました。

「Draw Rectangle」ボタンをクリックします。

片側オフセット1.5mmのため、「Anchor Point」を「X-1.5」「Y-1.5」にします。
「Size」の「Width」と「Height」の値を「材料サイズ+3.0」にします。
仮想の外形形状が作成されたら「Close」ボタンをクリックしてメニューを閉じます。

NCプログラムの生成

「Toolpaths」タブをクリックすると、メニューが表示されます。

メニューが表示されている状態で、右上のピンのマークをクリックすると、メニューを固定することができます。

「Material Setup」の「Set」ボタンをクリックします。

各種項目設定終了後、「OK」ボタンをクリックします。

ドラッグでモデル全体を選択します。

「V-Carve / Engraving Toolpath」ボタンをクリックします。
今回の彫刻加工では、スクエアエンドミルでの「荒加工」と彫刻カッターでの「仕上加工」の二回の加工を設定します。

まずは、仕上加工の彫刻カッターの情報を入力します。
加工深さを設定した後、「Tool」の「Select」ボタンをクリックして、「Tool Databace」を編集します。

彫刻カッターを使用する際、「Tool Type」は「Engraving」を選択し、編集を行ってください。
下図は、「KitMill BT100/200」で加工する際の参考条件となっています。
編集終了後、「OK」をクリックします。

次に、荒加工の超硬スクエアエンドミルの情報を入力します。
「Use Flat Area Clearance Tool」にチェックを入れ、「Select」ボタンをクリックします。

下図は、「KitMill BT100/200」で加工する際の参考条件となっています。
編集終了後、「OK」をクリックします。

「Calculate」をクリックしてください。

NCプログラムが生成されます。

ビューを切り替えます。

「Preview All Toolpaths」ボタンをクリックするとすべてのNCプログラムの切削シュミレーションを行います。
時間が掛かりますが、シュミレーションが終了するまで待ちます。

切削加工後の形状が下図のようになっているか確認してください。


形状確認後、「Close」ボタンをクリックします。

NCプログラムの保存

「Save Toolpath」ボタンをクリックします。
ここでは、スクエアエンドミルでの荒加工と、彫刻カッターでの仕上加工を個別のNCプログラムとして保存します。

まず、スクエアエンドミルでの荒加工のNCプログラムを保存します。
ここでは、保存の際にファイル名をわかりやすくするために、「荒加工」として保存します。
「V-Carve 1[Pocket]」のみチェックを入れ、「Save Toolpath(s)」をクリックし、保存します。

次に、彫刻カッターでの仕上加工のNCプログラムを保存します。
ここでは、保存の際にファイル名をわかりやすくするために、「仕上加工」として保存します。
「V-Carve 1」のみチェックを入れ、「Save Toolpath(s)」をクリックし、保存します。

KitMill BT100による加工

材料の用意

快削真鍮を準備します。今回はあらかじめ縦10mm×横50mmの大きさに切断した材料を使用しました。

材料の取付

両面テープで快削真鍮を加工テーブルへ貼り付けます。
今回はKitMill BT100で加工します。

スクエアエンドミルの固定と原点設定

USBCNCを起動します。
「リセット」ボタンをクリックし、動作できる状態にしておきます。

スピンドルにスクエアエンドミルΦ2mmを取り付け、原点を設定します。
原点は下図のように材料の左下に設定します。

荒加工NCプログラムの読み込み

ボタンをクリックしてメニューを切り替え、ボタンをクリックして先ほど作成した荒加工NCプログラムを開きます。

荒加工スタート

ボタンをクリックして加工を開始します。

彫刻カッターの固定と原点設定

スピンドルに彫刻カッターを軽く固定します。
JOG(キーボードの矢印キー)を使って、材料の切削されていない面の辺りにX・Y・Z軸を移動させます。
セットスクリューをゆるめて刃先をそっと材料に当て、再度固定します。
注)この時、X・Y軸の移動の際にハンドルは使用しないでください。加工位置がずれてしまいます。

固定後、以下のZ軸のボタンのみクリックし、ワーク原点設定をし直します。
設定後、Z軸を少し上げて、材料から離しておきます。
注)この時、X軸・Y軸の原点設定は行わないでください。加工位置がずれてしまいます。

仕上加工NCプログラムの読み込み

ボタンをクリックしてメニューを切り替え、ボタンをクリックして先ほど作成した仕上加工NCプログラムを開きます。

仕上加工スタート

ボタンをクリックして加工を開始します。

加工が終了すると指定した位置にて終了となります。

刻印が切削できました。

説明は以上です。