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西岡様の作品

簡易赤道儀

西岡様の作品「簡易赤道儀」です。

何かと天体観測と縁のある弊社のウォームギアですが、今回のご投稿でも使用して頂きました。

「夏の大三角と天の川」の画像を頂きましたが、まさに星空!!写真集で見かけるような、とてもきれいな写真です。ご自分で作られた機械ということで、撮れた時の嬉しさもひとしおではないでしょうか。

西岡様のメールアドレス:tsuyoshi-n@za.tnc.ne.jp

以下は西岡様から頂いたコメントと写真です。

製作の目的

通常星や天体の撮影は「赤道儀」と言う装置を使用します。小型の可搬モデルでも5~7kgも有る装置です。
星空は以下の理由から固定したカメラで撮ると、星が点ではなく線として写ってしまいます。

  • 北極星を中心として、1時間に15°の速度で回転(日周運動)している
  • 微弱な星の光を写す
  • 長時間の露光(30秒以上)を要する

その動きを相殺し、星を点で写すためにこの装置を使います。

本装置は旅行などにも持参できるよう、簡易軽量を目的に作りました。重量はコントロールボックスや電池を含めても1.5kg以下です。

苦労した点

当初はモーターの回転を1分間25パルスで1/3減速してウォーム減速機に伝えていましたが、パルス振動が搭載したカメラに伝わり、星像が振れてしまいました。まず0.9ステップのモーターと変えましたが、あまり効果がみられませんでした。
そのため、ウォームギヤ&ホイルで1/40減速にしてモーターの回転を1分間333パルスにして解決しました。

使用した商品

  • ウォーム減速機 P20A-60R
  • ウオームギヤ M0.8 S45C
  • ウォームホイル M0.8 CAC702
  • アルミ板(A5052) t8 X 150 X 90
  • ジュラルミン板(A2017) t3 X 75 X 55

ウォーム減速機について

作品企画の段階では、モーターやギヤ等の駆動部品は全てプレートの上に載せる予定でしたが、この減速機を検討したところ、出力軸のベアリングによる保持や長さが充分あることが判りました。 そのため、全ての駆動部品をプレートの下に納め、重心の低減に大きく寄与しました。

カメラ三脚に取り付け、撮影出来る状態です。 
このとき、ウォーム減速機の出力軸を「北極星」の方向へ向けます。
カメラは自由雲台を介し、目的の星、または星座に向けます。
主要構成品です。
駆動ユニット、コントロールボックス、電池ボックスです。
コントロールボックスでは、モーターに必要なパルスと電力の供給を行います。 電池は単3を4本直列、6Vで使用します。並列8本セットで約5時間持ちました。
駆動部です。
ステッピングモーターはステップ角1.8°の2相ユニポーラ型です。ステッピングモーターの回転は、ウォームギヤ&ホイルを介して、1/40に減速して、ウォーム減速機に伝えます。
ウォーム減速機はそれを再度、1/60に減速して出力します。 総減速比は1/2400となります。
"簡易赤道儀"を使用して撮った「夏の大三角と天の川」です。

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