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ものづくり文化展

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リード線自動切断機

製作者の情報

製作者 早川様

使用している製品・部品

  • mini-CNC COBRA 2530
  • 三菱 FX2N-64MT
  • 三菱 CP30-BA
  • オリエンタルモーター CSK258-AP
    ほか、メカトロニクス中古品数点

製作者のコメント

作品の特長

  1. リード線カットといっても多品種、少量ロットに対応の3mmから1,000mmまで、何本でもサムロータリースイッチで1mm単位でカットすることができます。
  2. 今回、ステッピングモーターを使用して定寸が設定できました。オリジナルマインドさんから定価の8割ほど安く購入したため約50万円が20万円台程で製作できました。
  3. 今回、他の課が忙しかったため自分たちで制御スイッチ盤、アルミ加工、真ちゅう加工などの加工をオリジナルマインドさんのCNC COBRAを使って加工をおこなったりして早期に加工を行って仕事もスムーズに遂行できました。(上写真)
  4. 搬送部に特徴があり、上下ともに駆動方式としました。よって線の長さのバラツキを極力抑える設計となっています。
  5. 段取りが簡単に出来る。(長さ設定、ボビンの交換、本数設定、線材通しの簡易化、刃物交換簡単)
  6. ニッパーの切断圧力が4.5kg以下になると切断ミスがでるので自動停止機構をつけた。もう一度起動ボタンを押さないと起動しない。
  7. 切断運転中は手など入れれば感知して自動停止する。
  8. リードカット加工検証測定データーを上記に添付します。

製作過程で苦労したことなど

  1. 設計の当初は、リニアアクチュエーターとハンドリングチャックで行う形でいましたが、早急に予算が20万前後という仕切を受けて苦慮した結果ローラー搬送式に変えました。
  2. 部材の選定の際、資金でどうするか悩みました。
  3. リードコイルの巻き数によって重さが変わるためリードの長さがばらつくという形になり、どうするか苦慮しました。送りの早さ、加速度、加圧などあらゆる手をつくしcp値1.33以上で達成できました。
  4. 環境が粉塵が飛散しているためどう対応するか?
    -アルミフレームを溝を無くす溝埋め込みシールや板金で全て覆い尽くすなど密閉化設計とした。
  5. 重い11kgあるボビンに軸は通す作業が危険なためと外径の違うコイルボビンをどう簡単に交換できるか?
    -写真のようにローラーに乗せれば軸に通さず段取りが楽に出来る。
  6. 機械と感じないように、デザインでさわやかな感じで製作するには?
    -外周をさわやかなブルーにした。
  7. 置き場所が狭いところに対応するには?
    -1人で運搬できて軽く90cmの机における様にした。設計 D900×W500×H550
  8. 制御ボックスの収納をコンパクトにするための設計に苦慮した。
  9. 他部門へ加工のお願いができない状況下にあったためオリジナルマインドさんのCNCのCOBRAがとても役にたって自分で加工できたことです。

今後のテーマ

とりあえず生産優先のため現場に間に合うようおこなってきたので、今後リトライ機能、セーフティ機能、バグ取りなど課題が残ってますが、現場に渡しても問題ないようにして参ります。

今後不良品流出防止と安全に歯止めのためのフェールセイフティとアクティブセイフティを新たにソフトに追加作業構想を行う。

写真

CNCスイッチパネル加工1
CNCスイッチパネル加工2
CNCスイッチパネル加工詳細
カバーデザイン
サムスイッチと操作盤
スイッチパネル
リード線ボビン収納
ローラー方式
上下駆動搬送部
制御配線
装置全体図
搬送・カットユニット
部材クランプ状況
部品1

データ

SORA様の作品 < 応募作品一覧:2011年 > 西村様の作品